2011年07月03日（日） 潜島の大しめ縄（神前海岸） （車、徒歩）
二見町の神前（こうざき）海岸を岬方向へ進むと鳥居に続き、神前岬の崖下に潜島（海食洞門）があり、私は 磯部、鳥羽めぐり（自転車） にて訪問したことがある。
先日６月３０日には大しめ縄の張り替えが実施されたそうだ。前回の訪問時には「しめ縄」自体がなかったので、是非とも張り替えを見学したかったが、当日は木曜日。仕事の都合で見学は実現できなかった。
そこで、張り替えの直後の週末に大しめ縄に対面するために、本日、神前海岸を訪れた。潮汐を調べたところ、鳥羽で13：24に干潮、潮位は7.2cmだった。かなりの引き潮で、潜島を通り抜けるには最適な潮位だ。
そして、１２時頃に現地到着。
民話の駅 蘇民の駐車場に車を駐めて神前海岸へ向かった。この海岸は海水浴場となっているが海水浴客は数名だった。防潮堤を岬へ向かって進むと
神前海岸
神前５号防潮扉が現れ、
神前５号防潮扉（神前海岸）
その先には神前６号防潮扉がある。
神前６号防潮扉（神前海岸）
ここが海岸へ下りる最後の扉だが、前方に案内板が見えたので近寄ってパチリ。（この場所の案内板を誰が見るのだろう？ 案合板は通過点にあった方が効果があるだろうに・・・）
神前海岸と潜島の案内板
神前６号防潮扉へ戻り、海岸への階段を下りた。
神前６号防潮扉（神前海岸）
予定通り、潮はかなり引いていた。これなら潜島まで不安なくたどり着けるだろう。
神前海岸
浜辺には、なんとクラゲ？
クラゲ（神前海岸）
さらに進むと
神前海岸
アオサなどの海藻類も露出していた。
神前海岸
おっ、この岩に見覚えのある小さな穴が多数あいている。先日のJRさわやかウォーキング その4／5 伊射波神社 にて、伊射波神社の鳥居の根元にあった石にあいた多数の穴に似ている。
神前海岸
よく見ると穴には貝が・・・。 もしかすると貝が穴をあけるのか？ 自宅に帰ってから調べてみると、穿孔貝として何種類かの貝が存在するそうだ。 この岩を凝視すると気分が悪くなる。（虫唾が走る感じ。）
【参考】 諸磯の隆起海岸 – Wikipedia
神前海岸
その他の岩にも穿孔が多数・・・
神前海岸
ここにも。
神前海岸
さらに先へ進むとこの雰囲気は先ほどとは一変する。
神前海岸
さらに進むと潮溜りがあり、その先に鳥居が見えた。潜島への鳥居だ。
神前海岸
どんどん、鳥居へ近づくと、
神前海岸
潜島の鳥居（神前海岸）
潜島の鳥居（神前海岸）
これだ。
潜島の鳥居（神前海岸）
鳥居の前で一揖し、鳥居をくぐると潜島を目指した。
潜島の鳥居（神前海岸）
岩場をしばらく歩くと前方にしめ縄が見えてきた。
潜島の大しめ縄（神前海岸）
潮がかなり引いてきたので
潜島の大しめ縄（神前海岸）
しめ縄の正面近くまで近づけた。
潜島の大しめ縄（神前海岸）
これだ。
潜島の大しめ縄（神前海岸）
しめ縄の両端は岩に打ち込まれた杭にしっかりと固定されていた。張り替えの際は誰かがこの岩に登り、縄の端を巻き付けたのだろうが、命がけだ。
潜島の大しめ縄（神前海岸）
潜島の大しめ縄（神前海岸）
しめ縄の下へ進むと潜島の空洞が見えた。
潜島の大しめ縄（神前海岸）
先が抜けている。
潜島（神前海岸）
また、空洞の中には藁で編まれたもの（何かは？）が多数置かれていた。
潜島（神前海岸）
潜島（神前海岸）
そして、潜島を通り抜けると
潜島（神前海岸）
これだ。何か世界が変わった。
潜島（神前海岸）
そして、振り返るとこれだ。今思えば、ここで頭上を見る余裕がなかった。次回訪問時は上を見てみよう。
潜島（神前海岸）
これで、今日の目的は達成できたので、潮が引ききる前に潜島を後にした。
潜島（神前海岸）
海上には漁船が・・・
潜島から海上を望む（神前海岸）
鳥居まで戻ってくると現実世界へ戻ってくる。
潜島の鳥居（神前海岸）
先ほどの海水浴場の浜へ戻ってくると、何だろう？
少年達の禊（神前海岸）
ふんどし姿の少年達だ。禊だ。ボーイスカウトの少年達だろうか？ この後、船漕ぎ動作が始まった。
少年達の禊（神前海岸）
思ったよりも船漕ぎ動作が長かったので、私は禊を見届けることなく、神前海岸を後にした。
【 20110703の記録 】
- 潜島の大しめ縄（神前海岸）
- 蓮の花（民話の駅 蘇民）
- 採鹹準備中の御塩浜
- 御神杉（赤崎神社）のその後２
