御薗神社(その後28) 上棟祭、餅まき

2011年10月23日(日) 御薗神社(その後28) 上棟祭、餅まき (徒歩)

空は曇っていたが雨は上がっていた。8時50分頃に御薗神社に到着すると餅まきの準備が完了していた。

餅まきの準備(御薗神社)

餅まきの準備(御薗神社)

拝殿へ向かうと上棟祭の準備が進められていて

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭の準備(御薗神社)

丁度、上棟の木札が御扉の前に置かれているところだった。

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭の準備(御薗神社)

これだ。

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭の準備(御薗神社)

また、御扉の左手と本殿の屋根の上では上棟之儀のリハーサルも進み、掛矢(木槌)で棟木を叩くタイミングを調整していた。

上棟之儀のリハーサル(御薗神社)

上棟之儀のリハーサル(御薗神社)

 

上棟祭が斎行されるまで少し時間があったので境内を徘徊していてパチリ。綺麗に払い清められていた。

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭の準備(御薗神社)

 

社務所前の手桶で手水を済ませた祭員が

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭の準備(御薗神社)

拝殿に集合すると、

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭の準備(御薗神社)

上棟祭が開始された。

式次第はおおよそ次の通りだったと思う。

開会之辞
一、修祓 (しゅばつ)
一、降神之儀 (こうしんのぎ)
一、献饌 (けんせん)
一、祝詞奏上 (のりとそうじょう)
一、切麻散米 (きりぬささんまい)
一、上棟之儀 (じょうとうのぎ)
一、玉串奉奠 (たまぐしほうてん)
一、撤饌 (てっせん)
一、昇神之儀 (しょうしんのぎ)
閉会之辞
直会 (なおらい)

 

まずは、開会之辞。

上棟祭 開会之辞(御薗神社)

上棟祭 開会之辞(御薗神社)

大幣での修祓。

上棟祭 修祓(御薗神社)

上棟祭 修祓(御薗神社)

この後、降神之儀では神を向かえるため「おお・・ぉ」の掛け声(警蹕:けいひつ)。
続いて献饌。御饌はすでに案の上に並べられているので、御神酒と御水の蓋が開けられた。

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

その後、祝詞奏上であるが、この場面では私も低頭していたので様子は不明。

祝詞奏上が終わると切麻散米(どうも、「正方形に切られた紙片と米が混ぜられたものをお清めのために撒く」らしい)となった。切麻は次の木の箱に納められていた。

上棟祭(御薗神社)

上棟祭(御薗神社)

まずは、大幣で本殿の敷地の四隅が

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

祓われ、

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

つづいて、切麻にて清められ、

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

最後に御神酒(多分?、もしかすると御水か?、不明)で清められた。

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

上棟祭 切麻散米(御薗神社)

 

切麻散米が終わると本日のメインイベントである上棟之儀となった。上棟之儀の次第は次の通りだ。

祭壇の前で頭領(棟梁)が御幣を高く掲げ、左、右、左と三回振り、最後に御幣の下端で所定の板を打つ。それに続いて棟木の両端に位置した工匠二名が掛矢(木槌)で棟木を打つ。以上の所作を繰り返す。

頭領が御幣を持ち、

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

高く掲げてから左、右、左と

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

三回振り

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

最後に御幣の下端で所定の板を打った。

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

それに呼応するように掛矢(木槌)で棟木が打たれた。

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

この所作が繰り返される(多分3回、正確には覚えていない)と上棟之儀が終わり、御幣は元の位置へ戻された。

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

上棟祭 上棟之儀(御薗神社)

 

次に玉串が奉奠された。

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

上棟祭 玉串奉奠(御薗神社)

 

玉串奉奠が終了すると撤饌となり、御神酒と御水の蓋が閉じられた。

上棟祭 撤饌(御薗神社)

上棟祭 撤饌(御薗神社)

迎えた神を天へ戻す昇神之儀が終了すると、閉会之辞により上棟祭は終了した。餅まきの後、祭員は直会を実施するとのこと。(直会とは神事の最後に祭員が神と共に御饌を飲食する行事(共飲共食儀礼)である。)

上棟祭 閉会之辞(御薗神社)

上棟祭 閉会之辞(御薗神社)

 

上棟祭が終了すると

上棟祭 終了(御薗神社)

上棟祭 終了(御薗神社)

この日は氏子に本殿が開放された。

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

餅まきの開始を持っていると思われる人々が拝殿を通り、本殿の見学に現れた。御薗神社でこれだけ多くの人々を見たのは初めての経験だ。

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

私もこの機会に本殿を拝見し、パチリ・・・。

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

先ほど、上棟之儀で御幣が突き落とされた板はここに置かれていた。

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

こちらは石垣に生えているクスノキの若木。

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

 

本殿を後にして、

上棟祭終了後(御薗神社)

上棟祭終了後(御薗神社)

餅まき会場へ向うと、餅をまく側も拾う側も開始を待っていた。準備万端だ。

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

そして定刻の10時になると餅まきが開始された。最初、フリスビーのような大判の餅が宙を飛んだ。 1、

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

2、

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

3。この大判の餅には多数の人々が・・・

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

さらに、大判の餅が数個巻かれると、続いて通常の大きさの餅や袋菓子が多数まかれた。かなりの量だ。

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

これで餅まきは終了。

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

上棟祭後の餅まき(御薗神社)

 

袋の中には大量の餅が入っているようだった。ほとんどの人が大きくなった袋を下げて会場を後にした。

餅まき終了後(御薗神社)

餅まき終了後(御薗神社)

社務所の前であの大判の餅を手にしている方を発見。パチリとさせてもらった。両手の平から溢れるほどの大きさで、厚みは4cm位あっただろうか? こで一つで小さな餅の何個分だろう?

餅まき終了後(御薗神社)

餅まき終了後(御薗神社)

 

私は餅まきが終わり誰もいなくなった拝殿、本殿をもう一度じっくりと拝見した。

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

まずは拝殿から

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

上棟祭終了後の拝殿(御薗神社)

そして、本殿。

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

このビューから撮影できるのもこれが最後だろう。

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の御門(御薗神社)

上棟祭終了後の本殿(御薗神社)

上棟祭終了後の本殿(御薗神社)

上棟祭終了後の本殿(御薗神社)

上棟祭終了後の本殿(御薗神社)

最後に奉鎮祭の木札に別れを告げ、本殿を後にした。

上棟祭終了後の木札(御薗神社)

上棟祭終了後の木札(御薗神社)

餅まき会場の紅白幕も片付けられて日常に戻っていた。

餅まき終了後(御薗神社)

餅まき終了後(御薗神社)

そして私も帰途に着いた。

 

そして、夜になると自宅のチャイムが鳴った。班長さんが上棟祭の祝いの品である「かたぱん」を届けてくれたのだ。御薗神社の氏子である各戸に配られているのだろう。これが祝いのかたぱん。

上棟祭の祝(御薗神社)

上棟祭の祝(御薗神社)

 

【御薗神社の御造営までの記録】

 

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