北・山の辺の道(近鉄奈良駅~春日大社~白毫寺)

2012年04月30日(月) 北・山の辺の道(近鉄奈良駅~春日大社~白毫寺) (電車、徒歩)

『近鉄週末フリーパス』とゴールデンウィーク にて計画した「奈良三昧」の第三日目。

今年の1月5日に次の企画で山の辺の道を歩いた際、いつれは北・山の辺の道も歩きたいと温めていた企画だ。こんな早く実現できるとは感慨深い。

 

今日も近鉄てくてくまっぷのお世話になった。「北・山の辺の道コース(1)」と「北・山の辺の道コース(2)」だ。

【参考】

 

今日は伊勢市駅5時48分発の大阪上本町行き快速急行に乗った。大和八木駅で乗り換える際、普通ではなくその後の急行に乗る方が大和西大寺へ早く着くことが分かったので、結局奈良駅に予定より10分ほど早く到着することができた。

近鉄奈良駅 (3)出口(東)

近鉄奈良駅 (3)出口(東)

東向商店街に近い出口から出て、行基菩薩像が建つ噴水の前でパチリ。

行基菩薩像、噴水広場(近鉄奈良駅前)

行基菩薩像、噴水広場(近鉄奈良駅前)

 

「近鉄てくてくまっぷ 奈良-7 北・山の辺の道コース(1)」を手にして、二日前には反対側を歩いた東向商店街のアーケードへ入った。

東向商店街

東向商店街

今日のお土産は「大きな三笠」と決めていたので奈良で手に入れるしかない。アーケードを進むと萬勝堂が開いていた。声をかけると女性が現れたので、

御菓子司 萬勝堂

御菓子司 萬勝堂

『大きな三笠(つぶあん)』(直径約16センチ)をひとつ購入(600円)した。出発時に購入された『大きな三笠(つぶあん)』は私とともに北・山の辺の道を旅することになった。こんな経験をした『大きな三笠(つぶあん)』があっただろうか?

『大きな三笠(つぶあん)』(直径約16センチ)

『大きな三笠(つぶあん)』(直径約16センチ)

 

さらにアーケードを進み、二日前に「天平衣装なりきり体験」の皆さんを撮影したポイントに到着した。

【参考】 伊勢本街道(下鳥見橋(富雄川)~東向商店街)

東向商店街から興福寺へ

東向商店街から興福寺へ

これが、そのポスターだ。

天平衣装なりきり体験のポスター

天平衣装なりきり体験のポスター

 

先ほどのポイントを左折して興福寺への坂を進んだ。

東向商店街から興福寺へ

東向商店街から興福寺へ

まだ、8時半頃なので、興福寺北円堂特別開扉入口は閉ざされた状態だった。

興福寺北円堂特別開扉入口

興福寺北円堂特別開扉入口

南円堂の売店も準備中だ。

南円堂売店(興福寺)

南円堂売店(興福寺)

今日の進行方向である東金堂と五重塔をパチリ。

東金堂と五重塔(興福寺)

東金堂と五重塔(興福寺)

東金堂では清掃中だった。(こちらも準備中だ。)

清掃中の東金堂(興福寺)

清掃中の東金堂(興福寺)

私は、東金堂と五重塔の間を進んだ。

興福寺本坊へ

興福寺本坊へ

 

車道へ出ると前方から鹿も横断歩道を渡っていた。

興福寺本坊へ

興福寺本坊へ

興福寺本坊の前を通り過ぎ、

興福寺本坊

興福寺本坊

次の横断歩道を渡ると春日大社の一の鳥居を拝見するためにマップのコースから少しずれてパチリとしてから元へ戻った。

一の鳥居(春日大社)

一の鳥居(春日大社)

 

マップのコース通り、国立博物館付近を過ぎると

国立博物館付近

国立博物館付近

鹿が寄ってきた。とても人懐こい。

国立博物館付近

国立博物館付近

 

その後、先ほどの一の鳥居からの参道へ合流すると、すぐ先の左手に次の立札が建っていた。

春日若宮御旅所

春日若宮御旅所

春日若宮御旅所はこちらだ。

春日若宮御旅所

春日若宮御旅所

 

さらに進むと旧奈良県物産陳列所がある。興味深い建物だ。

旧奈良県物産陳列所

旧奈良県物産陳列所

 

この後は春日大社まで参道を黙々と歩いた。

春日大社の参道

春日大社の参道

「鹿せんべい150円」の看板を発見後、さらに進むと

春日大社の参道

春日大社の参道

春日大社神苑「万葉植物園」前の春日荷茶屋を左に見ながら参道は大きく右へ曲がる。

春日大社神苑「万葉植物園」前の春日荷茶屋

春日大社神苑「万葉植物園」前の春日荷茶屋

この辺から常夜燈の数が格段に多くなる。

常夜燈(春日大社の参道)

常夜燈(春日大社の参道)

売店の前を過ぎると正面には二の鳥居が建っている。また、その前には「第六十次 式年遷宮 平成二十七年下遷宮 平成二十八年正遷宮」と書かれた立札がある。

春日大社

春日大社

鳥居とくぐると左手に鹿の口から手水が落ちていた。この手水をひしゃくに受け、心身を清めた。

手水所(春日大社)

手水所(春日大社)

また、手水所には「ご参拝者の方々へ 手水所にて手と口を清められその後、左手の祓所神社(はらえどじんじゃ)にてお祓いをされましてから御本殿へお進みください。」と書かれた立札があったので、その指示にしたがい、祓所神社にてお参り(お祓い)を済ませた。

祓所神社(春日大社 末社)

祓所神社(春日大社 末社)

祓所神社(春日大社 末社)の説明板

祓所神社(春日大社 末社)の説明板

 

参道へ戻ると緩やかな坂道を歩いた。春日大社のこの参道、多数の燈籠。ケーブルTV(ITV)で再放送されていた「桂文我の伊勢本街道」のオープニングシーンと「第七回 奈良の名所巡り」が甦った。

多数の常夜燈(春日大社の参道)

多数の常夜燈(春日大社の参道)

参道を進み左手の石階を上がると立派な門が現れる。

春日大社

春日大社

門をくぐり境内へ入ると正面には参拝所がある。まずはお参り。

参拝所(春日大社)

参拝所(春日大社)

参拝所の先に本殿が見えるが、拝観料をお供えすると拝観できるようだ。まだまだ先は長いので、今日のところはパス。

本殿(春日大社)

本殿(春日大社)

また、境内の西側には「銘木 砂ずりの藤」が咲いていた。

砂ずりの藤(春日大社)

砂ずりの藤(春日大社)

さらに、回廊には多数の吊り灯籠が・・・

回廊と吊り灯籠(春日大社)

回廊と吊り灯籠(春日大社)

 

春日大社のお参りを終えて参道を戻ってくると、鹿が参道を上っていた。鹿もお参りする?

春日大社の参道

春日大社の参道

 

二の鳥居をくぐり返すと左手に売店があり、その手前に常夜燈と道標がある。マップに従ってこの参道へ入った。

2450ポイントの売店付近(近鉄てくてく奈良-7まっぷ)

2450ポイントの売店付近(近鉄てくてく奈良-7まっぷ)

 

歩き始めるとすぐ右手にはボーイスカウト奈良第十五団本部ほかの小屋があり、

ボーイスカウト奈良第十五団本部ほか

ボーイスカウト奈良第十五団本部ほか

その先には志賀直哉旧居、下の禰宜道の道標がある。ここでは寄り道虫を抑え込んで先を急いだ。

志賀直哉旧居、下の禰宜道の道標

志賀直哉旧居、下の禰宜道の道標

 

社叢を楽しみながら参道を進むと

春日大社前から新薬師寺方向へ

春日大社前から新薬師寺方向へ

春日大社前から新薬師寺方向へ

春日大社前から新薬師寺方向へ

様々な参道の道標が現れた。「上の禰宜道」

上の禰宜道の道標

上の禰宜道の道標

さらには「奥の院道」、かなり細やかに参道が配置されているのか?

奥の院道の道標

奥の院道の道標

参道を出て、車道の反対側からパチリ。これから新薬師寺へ向かう。

振り向いて、春日大社前からの道を望む

振り向いて、春日大社前からの道を望む

 

これは? どちらへ行っても新薬師寺。マップは右を指示しているので、50m先左折を選択した。

新薬師寺への道標

新薬師寺への道標

歩道を進むと左手に

新薬師寺へ

新薬師寺へ

次の道標が建っている。この先、自動車は通り抜けできないほど狭い。

新薬師寺への道標

新薬師寺への道標

先細りになった道路を過ぎると広い辻に出る。

新薬師寺への道標

新薬師寺への道標

道標に従って不空院の前を過ぎると

不空院

不空院

右手に新薬師寺の東門が建っている。ただし、この門は閉ざされていた。

東門(新薬師寺)

東門(新薬師寺)

さらに先へ進むと右手に山門が見える。

新薬師寺

新薬師寺

受付で600円の拝観料を支払うと次のパンフレットをいただいた。

新薬師寺のパンフレット

新薬師寺のパンフレット

【参考】 新薬師寺 (公式ホームページ)

 

山門をくぐると、

山門の霊場札(新薬師寺)

山門の霊場札(新薬師寺)

正面に本堂が建ち、

本堂(新薬師寺)

本堂(新薬師寺)

右手には鐘楼、

鐘楼(新薬師寺)

鐘楼(新薬師寺)

さらに、左手には地蔵堂がある。

地蔵堂(新薬師寺)

地蔵堂(新薬師寺)

こちらは本堂の正面、

本堂正面(新薬師寺)

本堂正面(新薬師寺)

本堂の左手へ回り込むと入口がある。

本堂への入口(新薬師寺)

本堂への入口(新薬師寺)

本道も国宝であるが、本堂の中には国宝である本尊「薬師如来坐像」、さらにこちらも国宝である「十二神将立像」が本尊を護衛するように立ち並んでいる。(本堂の中は写真撮影禁止)

【参考】 新薬師寺のホームページより

 

本堂を出て香薬師堂へ向かおうとするとお坊さんとすれ違ったので会釈。その後パチリ。颯爽としている。

新薬師寺

新薬師寺

こちらが 香薬師堂で、

香薬師堂(新薬師寺)

香薬師堂(新薬師寺)

香薬師堂の前から本堂方向をパチリ。

香薬師堂から本堂を望む(新薬師寺)

香薬師堂から本堂を望む(新薬師寺)

その後、本堂の周囲を散策していたら、裏手にリフターが設置されていた。さらに東側の壁面には次のような扉が設置されていた。

本堂の東面扉(新薬師寺)

本堂の東面扉(新薬師寺)

よく見るとステンドグラスのようだ。国宝を出し入れするためのものだろうか?

本堂の東面扉はステンドグラス?(新薬師寺)

本堂の東面扉はステンドグラス?(新薬師寺)

本堂の中は写真撮影禁止なので、国宝を脳裏に焼き付けようと帰り際にもう一度拝観してしまった。

 

続いて、新薬師寺の隣(山門を出るとすぐ右手)に位置する南都 鏡神社にお参りした。

鏡神社

鏡神社

鏡神社の説明板

鏡神社の説明板

こちらの建物は拝殿の正面にある。社務所は別の場所にあるので、こちらは社務所ではなさそうだ。建物の中央に通路があり参道となっている。

鏡神社

鏡神社

こちらが拝殿、

鏡神社

鏡神社

そして、こちらが本殿だ。

本殿(鏡神社)

本殿(鏡神社)

本殿の説明板(鏡神社)

本殿の説明板(鏡神社)

お参りを終えてから正面の参道を通り、建物の中を通過してから振り返ってパチリ。奥に見えるのが拝殿。

鏡神社

鏡神社

 

新薬師寺の山門の前まで戻ってくるとその右手には赤い鳥居が建っている。

神像石(左)と鏡神社摂社 比賣神社(右)

神像石(左)と鏡神社摂社 比賣神社(右)

鏡神社の摂社である比賣神社で、さらにその左手には神像石(かむかたいし)というものが列んでいた。

 

これで、かなり充実した寄り道が終了したので、比賣神社の前にある道標に従い、白毫寺を目指した。

山の辺の道の道標(白毫寺へ)

山の辺の道の道標(白毫寺へ)

新薬師寺前から白毫寺方向へ

新薬師寺前から白毫寺方向へ

この辺は道標が多く迷うことがない。

山の辺の道の道標(白毫寺へ)

山の辺の道の道標(白毫寺へ)

高砂橋で能登川を渡った。能登川? どこかで見た名前だ。そうだ、二日前に伊勢本街道を歩いたときに渡った川だ。

高砂橋(能登川)

高砂橋(能登川)

能登川

能登川

  【参考】 伊勢本街道(東向商店街~近鉄天理駅)

 

さらに進むと次の角で

高砂橋付近の石垣、土塀

高砂橋付近の石垣、土塀

右下に多数のお地蔵さんの姿が見えた。

高砂橋付近の地蔵

高砂橋付近の地蔵

 

西勝寺の前を過ぎると

西勝寺

西勝寺

奈良市消防団 中部方面隊白毫寺分団前の辻に出た。

奈良市消防団 中部方面隊白毫寺分団付近

奈良市消防団 中部方面隊白毫寺分団付近

 

ここで右手には目の前に「宅(やけ)春日神社」が見える。

宅春日神社

宅春日神社

足が勝手にこちらへ・・・

宅春日神社

宅春日神社

宅春日神社の説明板

宅春日神社の説明板

お参りを終えてから瓦を見上げると、「宅」と「卍」の合成文字?

宅春日神社の瓦

宅春日神社の瓦

 

宅春日神社からコースへ戻ると次の看板を見つけた。かなり古いものだ。今なら、「国鉄って何だ?」という世代も多いだろう。

古い看板(国鉄指定・・・)

古い看板(国鉄指定・・・)

 

この先には立派な「白毫寺」の道標があり、ここを左折すると後は突き当たりだ。

白毫寺への道標

白毫寺への道標

しばらくこの道をまっすぐ進むと

白毫寺への直線路

白毫寺への直線路

この石階にたどり着く。

白毫寺の石階

白毫寺の石階

石階を上るとゲートがあり、

白毫寺の入口

白毫寺の入口

つぎの案内が置かれていた。拝観料400円で、拝観後はここまで戻ってこなくてはいけないとなると・・・ と思案の結果、今日はパス。

白毫寺の受付、拝観料の案内板

白毫寺の受付、拝観料の案内板

受付がある山門をパチリとしてからコースへ戻った。

山門への石階(白毫寺)

山門への石階(白毫寺)

この後、八阪神社へ向かった。

 

【 20120430の記録 】

 

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