2013年02月02日（土） 天狗の舞、獅子舞（下久具の御頭神事） （車、徒歩）
午前中、獅子頭安置所での祭典（下久具の御頭神事）にて獅子頭が獅子頭安置所から取り出され、夜には獅子舞が執り行われる度会町下久具の御頭神事。こちらの御頭は近くの棚橋の獅子頭と対であり、棚橋の獅子頭が雄、下久具の獅子頭が雌とのこと。棚橋の御頭神事は来週２月９日に予定されているので、下久具ではそれに先駆けて執り行われた。
下久具公民館の近くにある遥拝所で舞いが始まるのは確か１９時。
午前中に訪問した時と同様に、宮リバー度会パークの駐車場に車を駐めて下久具公民館まで歩いてきた。
公民館に到着すると玄関には獅子頭が・・・。
獅子頭（下久具公民館）
昼間は真正面から拝観することができなかったので、この機会とばかりに
獅子頭（下久具公民館）
注視してしまった。パチリ。
獅子頭（下久具公民館）
公民館の建物の前には矩形にしめ縄が張られ、
獅子舞が舞われる海蔵寺の境内（下久具公民館）
その内側の砂利には筋目が付けられていた。後で分かったことだが次の写真に左の建物はお寺（海蔵寺）であり、地元の方が「次はお寺へ・・・」と言っていた。公民館がある場所はお寺の境内、つまり地元の方、特に年配の方にとってはこの場所は「お寺」と呼ぶのが自然なのだろう。
獅子舞が舞われる海蔵寺の境内（下久具公民館）
ということで、場所を指し示す言葉として、「海蔵寺＝下久具公民館」であると判断し、この記録では「下久具公民館での獅子舞」を「海蔵寺での獅子舞」と表記することにした。
海蔵寺の境内ではドラム缶で火が焚かれた。
獅子舞が舞われる海蔵寺の境内（下久具公民館）
しばらくすると太鼓が叩かれ、遥拝所での獅子舞の開始が告げられた。
海蔵寺、下久具公民館（下久具の御頭神事）
獅子頭とお供えが軽トラックで運ばれるなか、舞い手や拝観者は徒歩で遥拝所を目指した。
遥拝所へ向かう（下久具の御頭神事）
遥拝所に到着すると軽トラックの荷台からお供えが下ろされて遥拝所の前に並べられた。
遥拝所（下久具の御頭神事）
その間に舞い手は近くに火の暖かさと明るさを借りて服装を整えた。
遥拝所付近（下久具の御頭神事）
お供えが並べられた遥拝所はこんな感じだ。パチリ。
遥拝所（下久具の御頭神事）
最初に舞うのは天狗のようで
遥拝所（下久具の御頭神事）
足元が固められた。
遥拝所付近にて舞いの準備（下久具の御頭神事）
そして、時間となり、天狗役は遥拝所に正対した後、軽快に舞い始めた。
遥拝所での天狗の舞（下久具の御頭神事）
面を着けているため視野が狭く、暗がりの中で移動先の拠り所となるのは先導役が持つライトの小さな明かりのみだ。それでも軽快に舞っていた。軽快過ぎてなかなかカメラには捉えられない。所々でパチリ、パチリ。
遥拝所での天狗の舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での天狗の舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での天狗の舞（下久具の御頭神事）
天狗の舞はなかなか見応えがあるので、次回は最初から動画で撮ってみよう。規程の回数を繰り返し舞うと「タイジョウ」の呼び声が掛かり、舞いはより一層激しくなり、最後は遥拝所に正対して、直前まで近づき終了となった。
続いて、獅子舞だ。
遥拝所での獅子舞の準備（下久具の御頭神事）
獅子頭も遥拝所にて正対して舞いが始まった。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
ここでの舞いは午前中の獅子頭安置所での祭典の際の舞いと同様で垂直に立てた獅子頭を背面へ倒してから元に戻すものだった。その繰り返しだ。ただ、頭を振った時に歯と歯が打ち合って鳴らされる音の大きさが重要そうだった。
ここでは、まずは写真のみを紹介。
（コンデジで動画も撮影したので調整後に掲載予定）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
獅子頭を振って音を・・・。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
天狗の扇子に合わせて・・・。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
『舞い手は大変だ。』と私の独り言。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
そして「タイジョウ」の掛け声で、獅子は暴れ回った。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
通常はフラッシュは焚かないのだが、フラッシュを焚いているカメラマンがいたので触発されてパチリ、パチリ・・・。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
遥拝所の前へ戻ると遥拝所での獅子舞は終了となった。
遥拝所での獅子舞（下久具の御頭神事）
場所を海蔵寺へと移して・・・。
獅子頭が運ばれ準備が進められた。
海蔵寺での獅子舞の準備（下久具の御頭神事）
そんな境内の片隅では、甘酒の振る舞いの準備が進められていた。
海蔵寺にて（下久具の御頭神事）
獅子頭が海蔵寺の前に据えられて準備が整った。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
ここでも最初は天狗の舞いだった。
海蔵寺での天狗の舞いの準備（下久具の御頭神事）
天狗は海蔵寺に正対し、天狗の舞いが始まった。
海蔵寺での天狗の舞（下久具の御頭神事）
広い敷地で舞い踊り、軽快に颯爽に・・・。
海蔵寺での天狗の舞（下久具の御頭神事）
拝観者はこんな感じ。
海蔵寺での天狗の舞（下久具の御頭神事）
天狗の舞が終了すると、
海蔵寺での天狗の舞（下久具の御頭神事）
続いて獅子舞だ。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
海蔵寺での獅子舞の準備（下久具の御頭神事）
海蔵寺での獅子舞の準備（下久具の御頭神事）
準備が整うと獅子舞も海蔵寺に正対して始まった。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
ここでも、最初は遥拝所と同様に獅子頭を背面に振り音を鳴らす舞いだった。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
舞いが終わると獅子は横たわった。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
しばらく寝かされていた獅子に天狗が近づき、頭から足元へと扇子で仰ぎ始めた。これを何度か繰り返すと
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
獅子は立ち上がり、
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
天狗との掛け合いが始まった。この舞いは先ほどの頭を振るだけの動きだけではなく見ていてもおもしろい。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
掛け合いを繰り返していると、またもや「タイジョウ」の掛け声。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
獅子舞は左回りに大きな動きで・・・
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
そして最後は海蔵寺の正面へ戻り
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
筵の上に横たわった。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
と思ったら、舞い手は抜けだし、獅子頭のみが横たえられた。
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
まだこれから舞いが続くと思われたが、所用がありタイムリミットとなったため
海蔵寺での獅子舞（下久具の御頭神事）
海蔵寺を後にした。
来年がラストまで拝観したいと思いながら帰路に着いた。
【 20130202 の記録 】
- 下久具の御頭神事に向かう（度会町）
- 獅子頭安置所での祭典（下久具の御頭神事）
- 天狗の舞、獅子舞（下久具の御頭神事）
