~ 熊野古道伊勢路を歩く展 ~ トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』(伊勢市立伊勢図書館にて)

2013年05月19日(日) ~ 熊野古道伊勢路を歩く展 ~ トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』(伊勢市立伊勢図書館にて) (車)

先日、 熊野古道伊勢路を歩く展、トークライブの予定(伊勢市立伊勢図書館)にて紹介した~ 熊野古道伊勢路を歩く展 ~ トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』が伊勢市立伊勢図書館で開催された。

熊野古道伊勢路を歩く展の趣旨をフライヤーから引用するとこちら、

 今年、20年に一度の遷宮を迎える伊勢、来年、
世界遺産登録10周年を迎える熊野。これらの聖地
を結ぶ熊野古道伊勢路は、古より全国から多くの旅
人を向えてきました。
 ボランティアのイラストレーターらが、全長170km
の伊勢路を丹念に調査し、こころを込めて丁寧に描
いたイラストマップ「熊野古道伊勢路図絵」。
伊勢路歩きの実用的なガイドブックとして、多くの
旅人を伊勢路に誘ってきました。そして本年、この
伊勢路に加え、新宮と本宮を結ぶ中辺路の一部が新
たに調査され、素晴らしい図絵として描かれました。
 この度、2つを合わせた熊野古道図絵ポスター展
を開催します。この催しを通じて、多くの方々に伊
勢路の魅力を再発見していただくとともに、実際に
歩くきっかけになればと思います。

そして、この展示に合わせてトークライブが県内4ヶ所で開催された。

ここ伊勢市立伊勢図書館での出演者は、
「熊野古道伊勢路図絵」を片手に熊野古道を歩き、エッセイ「歩く旅の本 伊勢→熊野」を上梓した文筆家 福元ひろこさん。さらに「熊野古道伊勢路図絵」プロジェクトを担当してイラストレーターらと共に2年間をかけて熊野古道伊勢路を踏破した三重県職員の森政之さん、そして司会進行が「熊野古道伊勢路図絵」プロジェクト立ち上げたこちらも三重県職員の平野昌さんだった。

~ 熊野古道伊勢路を歩く展 ~ トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』(伊勢市立伊勢図書館にて)

~ 熊野古道伊勢路を歩く展 ~ トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』(伊勢市立伊勢図書館にて)

 

トークライブは福元さんのエッセイ「歩く度の本 伊勢→熊野」についての話から始まった。昨日、本を手にした平野さんと森さんは一気に読んでしまった。メールのような文体でスッと入ってくるとのこと。そ して、なぜこのトークライブに福元さんが招かれたのか?

平野 昌さんと森政之さん(トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』にて)

平野 昌さんと森政之さん(トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』にて)

 

それは福元さんが熊野古道伊勢路を歩いている途中で手に入れた「熊野古道伊勢路図絵」をとても気に入り、この 本に添付したい旨を問い合わせたことがきっかけだった。

福元ひろこさん(トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』にて)

福元ひろこさん(トークライブ『図絵を片手に伊勢路踏破』にて)

続いて、話題は福元さんが踏破した「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の話に。歩くことには興味がなく、重い荷物を背負って歩くことなど思いもよらなかった彼女は30代前半に人生の転機を感じたのだろうか。偶然にもヨーロッパの巡礼路である「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に出会い、何のしがらみも関係ない、自分自身に出会うために歩くことを決意し、約二ヶ月で1,000kmもの長ーい道のりを歩き通した。

歩くことの素晴らしさを体感し、この感動を伝えたい。わざわざ海外へ出なくとも日本国内でこのようなルートがないかを探していたら「熊野古道伊勢路」に出会ったそうだ。それも京都、奈良への2泊3日の(観光)旅行で偶然にも引き寄せられるように訪れた聖地・熊野三山の奥の宮「玉置神社」。この神社が熊野への道を歩く決定打となったとのこと。

福元さんはこれらの経験から歩くことの素晴らしさ、人や自然、歴史などとの出会いからさまざまに悟られたようだ。
「必要なものは必要な時に与えられる。」
「親切のリレー」
「自分独りではない、自分が辛そうだと他人に迷惑をかける。」
など、など彼女の口から出る言葉には説得力があった。
さらにその素晴らしさを多くの人に知って欲しいと・・・

私は福元さんの旅の話を聞いていたらウズウズするものを感じた。
私にとっても「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」や「熊野古道」は歩いて見たいルートのひとつだ。その前に伊勢へ向う街道も歩き終えていないし・・・、まぁ、焦らずに地道に歩むしかないだろう。

まずこの本を読んで、私にもパワーを分けていただこう。

「歩く旅の本 伊勢→熊野」福元ひろこ (著) 東洋出版(発行)

「歩く旅の本 伊勢→熊野」福元ひろこ (著) 東洋出版(発行)

実は、トークライブの前にこの本を購入して読んでおこうかとも考えたが、予備知識があり過ぎても先入観を持ってしまうことを恐れた。

それが功を奏し、思いも寄らぬトークライブ会場(図書館)での販売、しかも図書館職員から本を受け取り、代金を支払った。TSUTAYAが運営を受託した武雄市図書館以外の図書館で本を買うなんてなかなかできない経験だ。

さらに、購入した本には福元さんがサインをしてくれた。そこに書かれた文字を見るだけでもパワーがみなぎる。早まって購入せずにラッキーだった。これも縁だろう。

福元さんのブログはこちら、

【参考】

ブログの最新情報によると来る6月6日(木)19:30〜 旅の本屋さん「のまど」@西荻窪にてトークイベントが開催される。ここではスライドを交え「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」についても語られるそうだ。聞いてみたいが東京だから、ちょっと無理だな。(残念)

 

ここで話題を「熊野古道伊勢路図絵」に戻すとこの絵図は次のポリシーで作られているそうだ。

  • 地図の上が方位の北を指す。
  • スケールは一定である。
  • 歩く人の目線で作られている。 (実際に踏破して現地を調査している)

これらもすべて森さんをはじめとする県職員の方やボランティアの方の汗と涙(血はないだろう)の結晶なのだろう。

予算の都合で、紙の絵図として世に出ている部数は少ないようだが、次のサイトからPDFファイルをダウンロードできる。

【参考】

つまみ食い的にでも自由に歩けるのでとにかく一歩を踏み出してみよう!

 

この地図ダウンロードサイトを覗いたらもしかしてと思い、手持ちの地図(無料の地図を見つけると極力いただいているので)を探ってみたところ「熊野古道伊勢路図絵 平成の熊野詣 伊勢から熊野へ ~第一巻~」をキープしていた。これだ。

熊野古道伊勢路図絵 平成の熊野詣 伊勢から熊野へ ~第一巻~

熊野古道伊勢路図絵 平成の熊野詣 伊勢から熊野へ ~第一巻~

お伊勢さんへ向う街道を優先して歩こうと思っていたので熊野街道は後回しになっていた。

【参考】

 

熊野古道伊勢路図絵 平成の熊野詣 伊勢から熊野へ ~第一巻~を手にしてルートを指でなぞっていると中間地点あたり、栃原には「旅館岡島屋」の名が見えた。この旅館は福元さんが熊野街道伊勢路を歩きはじめた最初の宿泊地。初日からすでに心が折れかけた福元さんに元気とやる気を取り戻してくれたのが岡島屋のご主人の優しさだった。

熊野古道伊勢路図絵 平成の熊野詣 伊勢から熊野へ ~第一巻~

熊野古道伊勢路図絵 平成の熊野詣 伊勢から熊野へ ~第一巻~

そういえば、私も栃原には五身懸祭で訪れた。新田交差点から旅館岡島屋の方へ進んだが踏切の手前を右折して川添神社を目指したので、旅館岡島屋を目にすることがなかった。

【参考】

 

また、その先船木橋(舟木橋)から多岐原神社を経由して三瀬坂峠を越えて瀧原宮へ至るルートを逆向したことがある。

【参考】

 

 

今回のトークライブは1時間と短く、さらに福元さんの持ち時間も短かった。さらにパワーポイントも調子が悪くスライドは見せてもらえなかった。もっと語って欲しかった。正直なところ消化不良だ。まずは、福元さんのエッセイ「歩く度の本 伊勢→熊野」を拝読することにしよう。

そして読み始めるととてもうれしい話題があった。それは福元さんが「外宮の風宮を何だか好きだなと感じた」こと。実は私も風宮はお気に入りだから・・・。

【参考】

 

最後になったが、今日はとても刺激になるトークライブだった。時間と資金が自由にならないサラリーマンだからロングトレールを一気に踏破することはかなり難しいが、歩きやすい場所から細切れでも歩いてみよう。

ただ、私は歩くことを目的に歩くことはほとんどなく、歩くことは移動手段の一つと考えている。たしかに歩くと見える風景が変わるし、寄り道も容易だ。歩くことは好きだが今は手段だ。だから、次のことが良く理解できる。

「歩き方は人それぞれ・・・、だから疲れたら電車に乗っても、バスに乗ってもかまわない・・・」

私は巡礼者には向いていないのかもしれない?

 

【実際に歩いた記録のまとめを追加】 

※ 日帰りの繰り返しにより2013年07月20日に熊野古道伊勢路の踏破完了

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*