斎宮めぐり

コミュニティバスのバス停「保津」があるT字路を右に曲がると背の高い木が見える。その木に誘われて歩いてゆくと、天香山神社だ。参拝して先へ進むと、真正面に神服織機殿神社の社叢が見えた。かなり横幅が長く、広そうな雰囲気だった。

農道を進み、神服織機殿神社にたどり着いた。社域の入口からかすかに社殿が見える。参道を進んでゆくと左手に社務所のような建物があるがしっかりと戸締りされているようだ。その先には社殿が見える。ここは広いし、建物が多い。空に抜ける面積が広いためか明るい。

中央の鳥居で一礼し、まず正面の社殿にて参拝し、左隣の社殿に参拝しようとしたとき、2つの社殿の間から一人に男性が現れた。驚いたが「おはようございます。」と挨拶を交わした。そういえば、社務所らしき建物の近くに自転車があったことを思い出した。そうか、この人のものだったんだ。と

お話ししたところ、ここのお守りをしてくださっている方だった。近々儀式が執り行われるため、草抜きをされていたとのこと。ここのは社が多いため参拝順を尋ねたところ、先ほどわたしが参拝した建物は機殿であって、神様は祀られていないとのこと。神宮の方は左側にある神服織機殿神社、次にその場で左を向き末社二所、さらに反転して末社四所を拝まれるとのことだ。ところで、ここは末社八社ではないかと疑問に思ったところ、実は神服織機殿神社の御垣のなか、神服織機殿神社の左右に一社ずつ配置されていた。

また、神麻続機殿神社のことを上(かみ)、ここを下(しも)と呼んでいた。下機殿と呼ばれているなどと書かれた文章を呼んだことがあるが、地元の方にとってはもっと身近なものになっているため、上、下で充分なのであろう。

125社、奥が深いことを実感した。また、このように125社で誰かに会うことも楽しみにもなってきた。

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