2012年01月08日(日) 御頭神事(八玉神社)有滝町 – 鳥居前での御頭の舞い (車、徒歩)
御頭神事(八玉神社)有滝町 – 儀式と社殿前での御頭の舞い が終了すると社殿の前から鳥居の前へ舞台を移した。
まずは小ぶりの御頭を使い、二名の少女が準備を始めると
鳥居の前には砂が盛られてその上に藁が積まれた。
その藁に火が点けられると
御頭の舞いが始まった。煙を出しながら燃える藁に向かって・・・
行ったり来たり。
炎との対峙を何度か繰り返した。
その後、炎の前に藁が敷かれると、御頭はうつ伏せに横たわり、
しばらく動かなかった。
長い時間の後、
休憩に入ると御頭の調子がおかしいようだった。速やかな修復は不可能で
少女達は大きく重い御頭を身にまとった。先ほどの小ぶりなものとは格段の差がありそうだった。
しかし、その負担を感じさせない動きで舞っていた。最後に刀を手にして炎に立ち向かい、
何度も何度も切りつけた。
刀の舞いが終わると少女たちの舞いが終わった。舞いを終えて御頭を外した少女たちの清々しい笑顔は素晴らしかった。
しばらくすると男性二名による御頭の舞いが始まった。
炎に立ち向かうように行ったり来たり。
炎には藁が追加された。なお、以前は山のように藁を積んだこともあったそうだ。
御頭の舞いが繰り返された後
炎の前に藁が敷かれると
御頭はうつ伏せに横たわった。
動作は少女たちと同様であるが、
徐々に延びてゆくと
かなりの長さだ。少女たちの1.5倍はあるだろうか?
御頭はこの状態でしばらく横たわっていた。
しばらくすると頭と尾を合わせるように起き上がり、
炎を前の藁が取り除かれた。
こちらも最後に刀を手にした。(隣にいたおじさんが「あれは本物の刀だ。ただし、刃は研いでないので2~3mmの幅はあるが、鍛冶屋に打ってもらった。」と言っていた。)
炎に何度も切りつけた。
刀の舞いが終わると、見学者は御頭を取り巻いた。頭を噛んでもらう者、御頭の上の白い紙(髪)を千切り取る者、思い思いに御頭神事を楽しんでいた。
御頭の回りから人がいなくなると鳥居の前での舞いは終了となった。この後は各拠点で御頭が舞われるが私は所用があったので今日は帰宅することにした。
鳥居の前の藁山の炎は消防団により丁寧に消火された。
【 20120108の記録 】 御頭神事(八玉神社)有滝町
- 準備
- 儀式と社殿前での御頭の舞い
- 鳥居前での御頭の舞い