2012年03月26日(月) 第62回式年遷宮 上棟祭(内宮)
本日(03月27日)の朝日新聞、朝刊に内宮にて斎行された上棟祭の記事が掲載されていた。
上棟祭とは、
御正殿の御棟木を揚げる祭儀。御正殿が古式に則った位置にあるか否かを測量する丈量儀(じょうりょうぎ)があり、大宮司以下が棟木から延ばされた綱を引いて棟上げの所作をし、「千歳棟(せんざいとう)、万歳棟(まんざいとう)、曳曳億棟(えいえいおくとう)」のかけ声と共に屋上の小工(こだくみ)が棟木を打ち固める。
(「改訂版 検定 お伊勢さん【公式テキストブック】」より引用)
とある。
【参考写真】 伊勢志摩経済新聞
- 新御敷地に整列する神官ら、伊勢神宮式年遷宮「上棟祭」
- 正殿の中心「心御柱」から「瑞垣御門」までの距離を測量する、伊勢神宮式年遷宮「上棟祭」
- 正殿屋上の小工が小槌で棟木を叩く、伊勢神宮式年遷宮「上棟祭」
- 屋根から餅をまく小工、伊勢神宮式年遷宮「上棟祭」
- 伊勢神宮式年遷宮「上棟祭」
また、明日(3月28日)には、外宮でも上棟祭が斎行される。
そう言えば、3月24日に お伊勢さん125社 外宮めぐり で外宮を訪れ、御正殿にお参りした時、左手の新御敷地に建てられた覆屋の前面がなぜが開放されていた。そのため、板垣越しではあったが偶然にも鰹木が載っていない新しい御正宮の社殿を目にすることができた。まさに、上の写真のような雰囲気だった。
そして、外宮での上棟祭が終わると、この後は
5月に 檐付祭(のきつけさい)
新殿の御屋根の萱を葺き始め奉る祭儀。
(「改訂版 検定 お伊勢さん【公式テキストブック】」より引用)
7月に 甍祭(いらかさい)
新殿の御屋根の葺き納めの祭儀で、甍覆(いらかおおい)・千木の逆輪(さかわ)など金物を打ち奉る。
(「改訂版 検定 お伊勢さん【公式テキストブック】」より引用)
が斎行され、来年には10月の遷御に向けて諸祭行事がまだまだ続く。
最後に、上棟祭で思い出したのが、地元の御薗神社の上棟祭。規模としては神宮とは較べ物にはならないが、参考までに。
【参考】 御薗神社(その後28) 上棟祭、餅まき