2013年08月24日(土) お白石持行事 浦口からの外宮奉献 動画あり (徒歩)
第62回神宮式年遷宮 お白石持行事 外宮奉献、朝から曇りがち。午前中の特別神領民によるお白石奉献は雨に降られることなく終了した。特別神領民が奉献を終えておもてなし広場からバスへ向かおうとすると地元奉献団による外宮北御門へのエンヤ曳きが始まった。その奉献団は川端町天漁人奉献団、本日の奉曳一番車だ。
特別神領民の奉献サポートを一時休止し、私も地元奉献団の応援に・・・。
外宮北御門口に警戒用のロープが張られ、エンヤ曳きに参加しない人々が警戒線の外へと移動。
【川端町天漁人奉献団】
奉曳車には木遣り台が設けられ、木遣り子が立っていた。
前から見ると木遣り台の幅はかなり狭い。上に立つと両側断崖の狭い稜線にいる感じなのだろうか? しかもその地面が激しく移動する・・・。
幟を先頭に
綱が伸ばされると
木遣り唄の後、エンヤ曳きが開始された。
【動画】 川端町天漁人奉献団 エンヤ曳き
(39秒 3.1MByte)
そして、無事、北御門へ到着。
この後、特別神領民の奉献サポートが終了すると伊勢商工会議所にて昼食をとった。午後からは地元奉献団の奉曳を中心に見学することに・・・、パラパラと雨が降り始めた。
伊勢商工会議所から伊勢市役所の裏手の道を外宮参道へと戻るとボンヴィヴァン付近に川端町天漁人奉献団の奉曳車が置かれていた。パチリ。
外宮参道から外宮前交差点の横断歩道を渡り、表参道の火除橋へ向かうと
【小俣町奉献団】
その前には小俣町奉献団の奉曳車とともに多数の木遣り子の姿。
こんなに多い!
木遣り唄を聞きながら火除橋を渡り、奉献団お白石渡し場所へ向かうと
すでにお白石の手渡しが始まっていた。
再び奉曳車の近づこうと雨に濡れた火除橋を渡り返す際に
奉曳車をパチリ。
奉曳車の前面には速やかな移動のためにペイローダーが待機していた。
一方、奉曳車の背後では荷解きが進められた。荷締め用の紐のまとめ方が美しい。
お白石が詰められた木樽から紐が外されると
多数の団員が見守る中で
お白石が詰められた木樽が次々と降ろされた。
なお、奉献団お白石渡し場所へと続く列は火除橋の手前まで続いており、最後尾には次の案内板が見えた。各奉献団はさまざまに工夫している。
奉曳車から降ろされた木樽は太い竹棒で担がれると
火除橋を渡り、奉献団お白石渡し場所へと運ばれた。
役目を終えた奉曳車はペイローダーで火除橋前から移動された。
【新開梅栄団】
表参道を後にして北御門側へ向かうと新開梅栄団の姿。
綱先が北御門口へと伸ばされ、
さらに、進んだ。
交差点に停止している奉曳車をズームでパチリ。
エンヤ曳きが開始される直前の様子はこんな感じ。
木遣り唄が披露された後、
エンヤ曳きが開始された。
【動画】 新開梅栄団奉献団 エンヤ曳き
(1分25秒 6.5MByte)
こちらも無事到着。
奉曳車は北御門口から表参道口へ移動されるが、ここはゆっくりと曳かれた。普段は駐車場で、特別神領民の奉献では給水ゾーンに早変わりするスペースを奉曳車が移動した。
タクシーの待機場所を過ぎると
表参道口へ移動した。
奉曳車は表参道の火除橋へ近づいた。
その後ろでは一人の梃子方が奉曳車が残した筋を消していた。
綱先がロータリーを半周ほどすると奉曳車は火除橋へと到着した。
ここから奉曳車は興味深い動きを見せた。
奉曳車を火除橋前へ移動し、表参道第一鳥居に正対させた。
【動画】
(33秒 2.0MByte)
(6秒 324KByte)
最終的な配置をパチリ。
綱が巻き取られるとともに
お白石が詰められた木樽が降ろされた。
太い竹棒で担がれる木樽には
手渡しされたお白石が追加された。
竹棒で担がれた木樽は奉献団お白石渡し場所へと移動された。
外宮前交差点側から火除橋を遠望すると
木遣り唄が披露されていた。
お白石を降ろしていた梃子方が奉曳車から降りた。
お白石渡しの様子を確認するために再び火除橋を渡った。
専用の区画ではお白石の手渡しが進められていた。
改めて火除橋を渡り返すと奉曳車がペイローダーで引かれるところだった。
【動画】 新開梅栄団奉献団 火除橋前から奉曳車の移動
(38秒 1.9MByte)
ペイローダーに引かれた奉曳車は
外宮前交差点へ出ると
歩行者と共に横断歩道を渡った。
新開梅栄団の奉曳車を見送ってから表参道口へ戻ると
火除橋付近は平静を取り戻していた。
表参道口を後にして北御門口へ移動すると
【王中島護王団】
そこには王の文字が印象的な王中島護王団の団員の姿が・・・。
おもてなし広場の脇を通り交差点へ向かうと
王中島護王団の奉曳車がエンヤ曳きのために待機していた。
今回は背後から撮影するために、私はこの場所で待機。
しばらくの休憩の後、梃子方が準備を始めた。
木遣り唄の後、エンヤ曳きが開始された。
【動画】 王中島護王団奉献団 エンヤ曳き
(1分15秒 4.3MByte)
交差点も平静を取り戻した。
【下長屋奉献団】
NTT西日本 伊勢志摩ビルの前へ移動するとそこには下長屋奉献団が進んでいた。
綱先にはチビッコが勢ぞろい。
まずは奉曳車を見るために綱元へ向かう途中に振り返ってパチリ。
「あっ、飽きちゃった?」
小西萬金丹本舗の前にて下長屋奉献団の奉曳車をパチリ、
パチリ。
練りは左右への練りが中心だが、楽しそうだ。
また、木遣りが持つ采はかなり汚れている。
【動画】 下長屋奉献団 木遣り一本
(38秒 2.4MByte)
練りが繰り返されなかなか前へ進まない。
さあ、前へ・・・
【動画】 下長屋奉献団
(1分43秒 7.0MByte)
小西萬金丹本舗付近から出発点である浦口方向へ進むと
【上長屋奉献団】
上長屋奉献団がやって来た。
こちらも綱先はチビッコだ。
奉曳車へ向かう途中でパチリ。
【動画】 上長屋奉献団
上下の動きはないものの木遣り子を綱の間に挟んでの練りが左右に行ったり来たり。
(19秒 1.1MByte)
練りが終わると少し進んでまた練り、この繰り返しだ。
(28秒 2.2MByte)
特徴的なのは奉曳車の動き。
道路幅を目一杯利用して、蛇行しながらの進行だ。
右へ進んでから
激しく練ると
【動画】 上長屋奉献団 練り
(42秒 2.7MByte)
左へ・・・。それが繰り返された。
奉曳車の動きがとても興味深かったので、またまたパチリ・・・・。左、右・・・
これは奉曳車の練り?
【動画】 上長屋奉献団 奉曳車の練り?
(23秒 1.5MByte)
上長屋奉献団を後にすると本日最後の奉献となる高向共盛団を目指した。
【高向共盛団】
特別神領民が出発する辺りに先導車が停まり、完全に休憩中であった。
綱は道路端に・・・。
飲み物の空き缶は伊勢市の資源回収袋で直接集めていた。手間なしだ。
奉曳車へ近づくと若者が円陣を組み始めた。
そして、さースタート。
奉曳車に向かって走り始めた・・・。
【動画】 高向奉献団 高向大社の御頭神事で見かけた光景?
(36秒 2.5MByte)
奉曳車へ近づくと再び若者の声が・・・
先ほどと同じ行動が繰り返された。
【動画】 高向奉献団 高向大社の御頭神事で見かけた光景?
(59秒 4.3MByte)
この行動は高向大社の御頭神事で祷屋(昼)やボンド(夜)にて行われていた御頭をめぐる攻防に見えた。真相は?
【参考】
そろそろ休憩が終了し、動き始めるために
木遣り唄が披露された。
最後のこの一枚を撮影したところ、シャッターが切れなくなった。雨の中で酷使したからだろうか?
(結局、帰宅後にコンデジは機能を回復、問題なく使用できそうだ。)
お白石持行事に関しては 有限会社 伊勢文化舎 が発行する『伊勢の今を伝える いせびとニュース 夏号(第11号)』に簡潔にかつ明解に紹介されている。
また『伊勢の今を伝える いせびとニュース 残暑号(第12号)』には外宮奉献の見どころなどが紹介されている。
幸いなことにこれらのニュースのPDF版は伊勢文化舎のホームページにて無料で提供されているので、ぜひご覧ください。(感謝)
【参考】
さらに、お白石行事のスケジュールおよび本期間中の伊勢市内交通規制については伊勢市のホームページに掲載されている。
【参考】
- お白石持行事のページ (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事期間中の交通規制 (伊勢市のホームページ)
- お白石持行事公式ホームページ (御遷宮対策委員会)
雨の中、ご苦労様でした。
今週も雨の予報が出ていますね。
その中、私たちは大世古奉献団として参加します。
残念ながら曳き手ではありませんが。
囃子方として車の一番前に乗っておりますので、もしお会いした折にはよろしくお願いします。
練りについては、いろいろ上手い下手があるようですね。
奉献団の人が言っておりました。
私たちにはさっぱりわからずじまいですけども。
p_m_aさん
こんばんは!
いつもコメントありがとうございます。
> 雨の中、ご苦労様でした。
お気遣いありがとうございます。7月からできる限り特別神領民、地元奉献団のお白石持行事に立ち会ってきましたが、本格的な雨は初めてでした。この雨は潤いの雨で恵みの雨です。瀬切れ状態の五十鈴川にも水が戻ってくることでしょう。コンデジには気をつかいながらも雨を楽しみました。
> 今週も雨の予報が出ていますね。その中、私たちは大世古奉献団として参加します。
> 囃子方として車の一番前に乗っておりますので、もしお会いした折にはよろしくお願いします。
大世古奉献団ですか、31日(土)の13時出発ですね。それなら特別神領民の奉献サポートは終了しているのでじっくりと拝見、拝聴できると思います。
p_m_aさんにお目にかかれることを楽しみにしています。
では、また、