2010年01月10日(日) 外宮めぐり、神社・大湊めぐり(徒歩)
財団法人伊勢神宮崇敬会 神宮会館による「お伊勢さん125社まいり」 を参考にめぐりコース 外宮めぐり、神社・大湊めぐり を設定した。
まず、今日は自宅から徒歩で 縣神社(末社)を御同座する宇須乃野神社(摂社)へ向かった。この神社の近くには御頭神事(おかしらしんじ)で有名は高向大社がある。辺りを見渡すと社叢が2箇所に認められる。家が立て込んだ場所にあるのが宇須乃野神社だ。
こうして初めて摂社に参拝した。参拝者は唯一わたしだけであった。(当然か)これが125社まいりなんだ。このマイペース感、自分には相応しいかも・・と思えた。
続いて、細い路地を抜け、月夜見宮(別宮)へと向かった。月夜見宮は別宮だけあり社務所がある。向かいに厚生小学校があり、裏には車の往来が多い県道が通っているが、神域内は周りの木々で太陽の光が優しくなり、静寂に覆われている。同じ別宮でも多賀宮とは異なり参拝者は少なかった。御正宮から離れているためであろうか。
同じ神域内にある高河原神社(摂社)に参拝した後、神路通りを外宮へと向かった。
外宮ではまず北御門の手水舎で身を清めた。手水の方法は先のホームページを参考に滞りなく済ませた。外宮めぐりの順番では、度会国御神社へ向かうこ とになっている。火除橋を渡るとすぐ右手に参道がある。ただし、わたしはこの道を通ったことがなかった。恐る恐る進んでゆくと、竹箒で清掃されている方が いた。「おはようございます。」と挨拶を交わし、先へと進んだ。御正宮には参拝者が多いこの時期でもこの場所に参拝者はいなかった。
予備知識がないまま、度会国御神社(摂社)、大津神社(末社)に参った。さらに、奥へと進んで行くが楠の大樹を左へ曲がると行き止まりとなっている。上御井神社(所管社)の場所がわからないまま引き返した。(帰宅後調べたところ、柵の奥にあるため遥拝するそうだ)
北御門参道まで戻り、御厩(みうまや)を右に進み、北御門鳥居をくぐり暫くすると右手、忌火屋殿の奥に御酒殿があるはずだった。立ち入りできないため場所も特定できないまま遥拝した。この辺りでは参拝客が多く自由には動けなかった。
四至神(所管社)がどこにあるのかわからないまま人の流れに任せて豊受大神宮(御正宮)まで来てしまった。さすがに人が多いので中央での拝礼を断念し、隅っこで済ませた。すると、他の方に説明していた「お伊勢さん観光案内人」らしき方がご自身の拝礼を済ませて振り向いたので、四至神について伺った。 その方は「・・榊の木の下にある石」であることを教えてくれた。そうか社殿がなくても神様はいるんだ。
別宮へ向かおうとしたが、別宮への参道は参拝客でいっぱいだった。今日もこちらへの参拝は断念し、四至神を探しながら表参道へと向かった。榊の木は確認できたがこれらの石が神様である確信が持てず、次回の訪問を約束した。
神楽殿を左に見ながら先へ進み、第二鳥居、第一鳥居をくぐり、表参道の火除橋を渡って外宮を後にした。
外宮を出て右手に進み茜社を過ぎた。その先の交差点右側には綺麗な花壇がある。ここを右折すると左手に旧豊宮崎文庫の門が見える。道路を挟んで反対側に度会大国玉比賣神社(摂社)、伊我理神社(末社)、井中神社(末社)の入口がある。神宮司庁の定の立札があるのでこれが目印である。
参道へ足を踏み入れると中は薄暗く一瞬にして別世界へ迷い込んだ雰囲気になった。すぐ右側に石段がありこの上に度会大国玉比賣神社がある。参拝を終えさらに参道を奥へと進むとコンクリートで固められた階段の上に伊我理神社があり、井中神社が同座されている。
この森から出て右手に神域の堀沿いに進むと右手に山末神社(摂社)がある。道路から社殿を見ることができるが、鳥居がは手にある石垣に接近してお り、人がひとり通れるくらいの余裕しかない。社殿の向きを変えれば正面に鳥居を持ってこれるのに敢えてこのレイアウトにするには意味があるのであろう。社殿 の建て方については後で調査しよう。
次は田上大水神社(摂社)、田上大水御前神社(摂社)へは材木置き場を巻き込むようにしてすぐ近くにある。ここは古墳の上にあるような感じである。 石段を登ると正面に御垣があり、御垣内には社殿が正面と左側に配置されている。多分、手前左が田上大水御前神社であろう。ここの社殿の向きには意味があるのだろう。
これまででも新たな発見や疑問点はどんどんあふれ出てくる。125社まいりは面白いな。と実感してきた。これで、外宮めぐり(一部を除く)が終わったので、御木本道路を外宮方面へ戻り、例の花壇があった交差点を左折して、商工会議所の前を通過し伊勢市駅へと進んだ。
伊勢市駅前の公衆トイレを借りた後、少し休憩してから、神社・大湊めぐりに繰り出した。先ほどの道をすこし戻り、最初の交差点を 左に曲がり、道なりに進むと左手に踏切があるので、踏切を渡った。ここが八間道路でこのまままっすぐ進めば、川原淵神社(摂社)に着くが、河崎の街並みを 楽しむため、右に曲がり細い路地へと入った。
蔵を改造した店舗や伊勢河商人館を見ながら川原淵神社へと向かった。この神社は船江神社の神域内にあ賽銭箱がおかれていた。先が長いので参拝も早々に当社を後にした。
八間道路を左に海に向かって歩いた。Y字路が2回現れるが、両方とも右側に進み、国道23号線を横断し、まだまだ歩いた。すると勢田川を越える高架橋が現れた。この橋を渡らず、突き当たりの堤防を左に曲がると左手に社叢が見える。これを目当てに細い路地を進んでゆくと、御毛神社(摂社)がある。ここ には池や井戸があり、村の鎮守様のような趣である。
さらに、堤防沿いを延々と歩いてゆくと、大湊への入り口の橋が右手に見える。ただし、もう少し先に新しい橋が完成しているので、そこまで行くと右手 に志宝屋神社(末社)の社叢が見える。それを頼りに進む。今日はかなり歩いた・・・ 住宅街を抜けたどり着くと神域はやはり静かだ。疲れが少し和らいだ気になった。
本日の最後は、河原神社(摂社)とここに同座されている毛理神社だ。一つ手前にあった橋まで戻り、橋とは反対側へ進む。住宅街の中にあるため所在がわかり難い。神社の前には駐車禁止の看板がある。いままでの中で初めてである。路上駐車が多いのだろうか。
以上で本日の参拝は終了した。後は家路へと急いだ。疲れたが思ったより楽しい一日であった。今後が楽しみだ。