古里公園から神服織機殿神社へ

2012年10月07日(日) 古里公園から神服織機殿神社へ (車、徒歩)

10月01日に神御衣奉織始祭が斎行され、神服織機殿神社および神麻続機殿神社ではそれぞれ和妙(絹)および荒妙(麻)の奉織作業が実施されているはずだ。

ただ、奉織開始から1週間が経過しているため、作業が順調に進めばもしかすると奉織作業自体は終了している可能性がある。まぁ、とにかく午前中に両神社を巡ることにした。

今回は斎宮歴史博物館がある多気郡明和町の古里公園の駐車場を利用することにした。

古里公園(多気郡明和町)

古里公園(多気郡明和町)

古里公園を抜け、斎宮歴史博物館前の交差点から県道707号線を北上すると道路幅はいきなり狭くなる。

斎宮歴史博物館前から神服織機殿神社へ(県道707号線)

斎宮歴史博物館前から神服織機殿神社へ(県道707号線)

細い道路を車に気をつけながら進むと右手の路地の奥に植裁を刈り込んで整形された門(山門)が見える。

植栽による門(延命寺)

植栽による門(延命寺)

延命寺の御門だ。この門は何度見ても斬新なもの。

さらに、進むと左手に新しい道標が建っていた。

坂本遊園地付近の道標(明和町)

坂本遊園地付近の道標(明和町)

すぐ馬ノ上御糸道
左 中 海

(道標は新しいが、この「すぐ」は「まっすぐ」の意味だろう。)

 

そして、この道標の近くには公園(坂本遊園地)があり、

坂本遊園地(明和町)

坂本遊園地(明和町)

さらに、この近くの祠の前にも道標が建っている。

坂本遊園地付近の祠と道標(明和町)

坂本遊園地付近の祠と道標(明和町)

こちらの道標は年季が入っており、

右 大淀道
左 御糸道

と刻されている。

 

「左 御糸道」方向へ進みしばらくすると左後方に社叢が見えた。

坂本神社(多気郡明和町)

坂本神社(多気郡明和町)

ズームで鳥居を確認できた。神社のようだ。この時は次回お参りしてみようと・・・

坂本神社(多気郡明和町)

坂本神社(多気郡明和町)

ところが、帰宅後に記録を整理していると、この神社は坂本神社で以前参拝したことがあることを思い出した。その時は祓川の向こう側から歩いて来たため、今回確認した位置からではピンとこなかった。

【参考】 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第10回機殿18社)

 

ここからさらに進むと右手に円墳のようなこんもりとした形状が目に入った。

坂本古墳群付近(明和町)

坂本古墳群付近(明和町)

さらにまっすぐ進むと右側に「坂本古墳群」の標柱が建っている。

坂本古墳群(明和町)

坂本古墳群(明和町)

地名は坂本字西垣外で、建立者は明和町教育委員会および郷土文化を守る会である。隣の説明板には

一号墳は全長31m高さ4m
7世紀半の前方後方墳である
出土品はこの地域の有力者の
所持品と推定される金銅装頭
椎太刀(こんどうそうかぶ
つちのたち)などがある

と書かれている。

 

この標柱の先の十字路を左折して

坂本古墳群付近の十字路(明和町)

坂本古墳群付近の十字路(明和町)

神服織機殿神社へ向かった。しばらく直線の道路だ。

坂本古墳群から須田公民館方向へ

坂本古墳群から須田公民館方向へ

右手に粟垣内遺跡(馬之上)の標柱が現れるが、遺跡の面影は残っていない。

粟垣内遺跡(馬之上)の標柱

粟垣内遺跡(馬之上)の標柱

 

しばらく黙々と歩くと左手には青い瓦屋根の須田公民館が建っている。

須田公民館(多気郡明和町)

須田公民館(多気郡明和町)

公民館の前には明和町民バスの「須田バス停」がある。

 

公民館を過ぎるとすぐ左手に祠が見えたので、祠へ向かう路地へ入り、パチリ。

須田公民館付近の庚申堂、山神ほか

須田公民館付近の庚申堂、山神ほか

道路に両側から向かい合うように山神が祀られている。

須田公民館付近の庚申堂、山神ほか

須田公民館付近の庚申堂、山神ほか

左側に庚申堂、

須田公民館付近の庚申堂

須田公民館付近の庚申堂

この隣には大きな神棚のような祠が建っている。

須田公民館付近の山神ほか

須田公民館付近の山神ほか

それぞれにお参りしてから先ほどの道路(県道707号線)へ戻るとさらに北へ向かった。

須田公民館付近の庚申堂ほか付近

須田公民館付近の庚申堂ほか付近

 

しばらくすると社叢が見えた。こちらは以前にもお参りしたことがある織殿神社だ。

織殿神社

織殿神社

 

今日は午後から伊勢まつりで斎王群行を見学しようと思っているので、午前中に神服織機殿神社および神麻続機殿神社へのお参りを済ませて帰宅することが目標だ。そのため、寄り道は控えようと思っていたが、寄り道虫は容赦してくれない。

まずは機殿神社にお参りした。

織殿神社

織殿神社

織殿神社

織殿神社

織殿神社

織殿神社

織殿神社由緒

織殿神社由緒

純粋にお参りのみを済ませると元の道へ戻り、さらに北上した。すると前方には橋(名前は?)が見える。祓川に架かる橋だ。こちらは以前にも渡ったことあがるのでどうしようかと首を左右に振ると、左手に別の橋が見えた。

祓川付近(県道707号線)

祓川付近(県道707号線)

思わず左の農道へ入った。

先ほどの橋の方を振り返ると、別の橋が架けられている。すでに道路拡幅の準備ができていた。

祓川に架かる橋(県道707号線)

祓川に架かる橋(県道707号線)

こちらがもう一本の橋だ。通行できるのは歩行者、自転車、あとはバイクまでだろう。

祓川に架かる橋(県道707号線の上流側)

祓川に架かる橋(県道707号線の上流側)

橋を渡りながら、祓川の下流側をパチリ。

祓川と県道707号線

祓川と県道707号線

橋を渡り、一つ先の角で田んぼの縁に沿って左へ進むと、前方に微かに神服織機殿神社の社叢が見えてきた。

神服織機殿神社の社叢の遠望(祓川付近)

神服織機殿神社の社叢の遠望(祓川付近)

道なりに進むと機殿・朝見地区コミュニティバスの「腹太」バス停があり、その先に社叢らしきものが見えた。

「腹太」バス停(機殿・朝見地区コミュニティバス)

「腹太」バス停(機殿・朝見地区コミュニティバス)

 

通り道なので立ち寄ってみると、

宇留布津神社(松阪市腹太町)

宇留布津神社(松阪市腹太町)

こちらの神社は宇留布津神社だ。

宇留布津神社(松阪市腹太町)

宇留布津神社(松阪市腹太町)

お参りすると

宇留布津神社(松阪市腹太町)

宇留布津神社(松阪市腹太町)

先を急ぐため、早々に後にした。

後は神服織機殿神社の社叢を目印に農道を歩いた。そして、車道へ出たのがこちら。前方にイオンの看板が見える。

宇留布津神社から県道60号線へ

宇留布津神社から県道60号線へ

ここを左折してしばらく進むと

右手にこんな小屋が見えた。明和町では田畑の至るところでこの様な小屋を見ることができる。

イオンモール明和と揚水ポンプ小屋

イオンモール明和と揚水ポンプ小屋

 

この道は以前通ったことがあることを思い出した。

【参考】 斎宮、小俣めぐり

 

お墓越しに社叢が見えると

お墓と神服織機殿神社

お墓と神服織機殿神社

その先は松阪市となる。

松阪市へ(県道60号線)

松阪市へ(県道60号線)

S字のカーブを抜けると右手に機殿・朝見地区コミュニティバスの「保津」バス停がある。この角を右へ曲がると

「保津」バス停(機殿・朝見地区コミュニティバス)

「保津」バス停(機殿・朝見地区コミュニティバス)

その延長線上には神服織機殿神社が御座す。

 

ただ、その前に右手に社叢が見える。

天香山神社(松阪市保津町)

天香山神社(松阪市保津町)

こちらは天香山神社。

天香山神社(松阪市保津町)

天香山神社(松阪市保津町)

こちらにも寄り道してお参りした。

天香山神社(松阪市保津町)

天香山神社(松阪市保津町)

 

天香山神社を後にして進むと、

神服織機殿神社の社叢の遠望

神服織機殿神社の社叢の遠望

集落の端で次の笹を発見。先端には

神札(保津町の神服織機殿神社側)

神札(保津町の神服織機殿神社側)

神札(おふだ)がしっかりと固定されていた。

神札(保津町の神服織機殿神社側)

神札(保津町の神服織機殿神社側)

 

想定以上に寄り道してしまったが、予定より10分超過で到着する予定で神服織機殿神社へ向かった。

神服織機殿神社の社叢

神服織機殿神社の社叢

 

【 20121007 AMの記録 】

 

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