2010年03月14日(日) 内宮めぐり(車、徒歩、車)
今回は浦田駐車場に駐車し、ここ徒歩で参拝した。今年は参拝客が多く、週末だけでなく、平日でも混雑することがあるようだ。今日は9時過ぎで満車に近い状態になっていた。あとは河川敷に駐めることになる。
浦田駐車場から宇治橋を目指して歩くと、灯篭が立て込んでいる風景に出会った。
さらに進むと、右手にタクシー乗り場があるが、さらに奥へ行くと所管社、摂社、末社が集まっている。
右手の奥にある津長神社(摂社)へと向かった。
津長神社には、新川神社(末社)と石井神社(末社)が同座されている。
石段を下りて来ると、饗土橋姫神社へ戻ってくる。
宇治橋渡始式の折には、この前で祭典が斎行された。早々に式年遷宮の儀式が執り行われたためか、社殿は真新しい。
この場所で振り返ると、視線の先には宇治橋が見える。
饗土橋姫神社に向かって左側には、大水神社(摂社)がある。少し坂を上がるとさらに階段がある。さらに、この上には旧林崎文庫がある。
大水神社には、川相神社(末社)、熊淵神社(末社)が同座されている。
大水神社を後にし、宇治橋へ向かった。
宇治橋を渡ると、橋を流木から守るための木杭が見える。これらも真新しい。
宇治橋を渡り、まっすぐ進み衛士見張所を過ぎると、大山祗神社(所管社)および子安神社(所管社)の立札が現れる。
手水鉢で心身を清めると、まず目の前に子安神社がある。
子安神社には小さな鳥居がいくつも置かれていた。子宝に恵まれるようにお祈りする人の思いが込められているのだろう。
大山祗神社は、子安神社の右隣にある。
大山祗神社を後にし、参道へ戻り左へ進むと右手に神苑が広がっている。専用の小路があるので一歩中へ入ると雑踏から解放される。
さらに進むと右側には手水舎が現れるので、心身を清める。
(1)右手で柄杓をとり、水を汲み、左手を洗う。
(2)柄杓を左手に持ち換えて、右手を洗う。
(3)さらに、柄杓を右手に持ち換え、左手に水を受ける。
(4)左手の水で口をすすぐ。(柄杓から直接、飲むのは無作法)
(5)再び左手を洗う。
(6)柄杓を立て、残った水を流して柄を洗う。
(7)柄杓を元の位置に置く。
手水舎の向いには、神職が祭の前に身を清め、穢れを祓うために籠もる斎館がある。
さらに進み、右手の石段を下りると、五十鈴川を利用した御手洗場へ出る。
石段を上がり、右手の細い参道へ入ると、すぐ右手に瀧祭神(所管社)がある。
古来から社殿のない石神として祀られているとのことである。
さらに、進むと右手には、宇治橋に続き、風日祈宮橋の掛け替え工事のために、風日祈宮への仮橋が架けられていた。次の写真は仮橋から島路川の下流を望んだもの。
次の写真は仮橋から島路川の上流を望んだもの。風日祈宮橋が工事中であるのが分かる。
ここが、風日祈宮(別宮)である。
修繕のためか、背面に足場が架けられ、ビニルシートで被われていた。
新御敷地の覆屋の前に、鉄杭が打たれていたのには驚いた。
工事中の風日祈宮橋(風日祈宮側)である。
工事中の風日祈宮橋(神楽殿側)である。
ここで、振り返ると神楽殿が見える。
神楽殿の前まで戻り、参道を右折して御正宮(皇大神宮)へ向かった。御正宮へ向かう石段の下には板の壁があり、その裏にこの様な石があった。独特な雰囲気であり、ただならぬもののように思える。
この石段を上ると御正宮である。石段の上、正面からの写真撮影は禁止されている。
また、参拝できない場所に、石神である興玉神(所管社)、宮比神(所管社)、屋乃波比伎神(所管社)が祀られている。
参拝を終え、石段を下りずに右へ向かうと、新御敷地がある。
参道を戻ると、右手に籾だね石が見える。 (振り返って撮影)
右手に折れると、御稲御倉(所管社)が左手にある。
さらに進むと、突き当たりに外幣殿がある。
外幣殿を過ぎ、高台へ上り詰めると荒祭宮への下りとなる。どうも、遠回りしているような気になる。
ここが、荒祭宮(別宮)である。
金具らしき物を発見してしまったので、記録のために掲載。
荒祭宮から神楽殿の脇へ戻ってくると、四至神(所管社)を確認できる。囲いもなく本当におおらかな雰囲気である。
四至神から神楽殿の間、神楽殿寄りに御酒殿神(所管社)がある。
さらに、その右隣には、由貴御倉(所管社)がある。
(次の写真は、左が御酒殿神、右は由貴御倉)
また、四至神に対し、由貴御倉とは反対側に忌火屋殿がある。
帰路の参道は、往路とは別ルートで、神楽殿を過ぎたところを右折する。
さらに進むと、時々神馬に会える外御厩、饗膳所、参集殿とつづき、元の参道へと合流する。
神域側から宇治橋を渡る。
宇治橋からも饗土橋姫神社が見える。
本日のめぐりはこれで終了した。
浦田駐車場へ戻った所、車がいっぱいで駐車場から出るのも大変であった。連休だけでなく土日、祝日はパークアンドライドがあると観光客にも喜ばれるかの知れない。