2011年06月22日(水) 夏至祭(二見興玉神社) (車、徒歩)
二見興玉神社では夏至祭が斎行された。3時に起床して3時半からの夏至祭を拝観しようと思っていたが、目を覚ました時刻が4時5分。知らぬ間に目覚まし時計のブザーを止めてしまっていたようだ。
とりあえず洗顔、歯磨きを済ませると急いで着替えて家を出た。4時40分頃には日の出だから、時間が・・・
しかし、急がば回れなので、逸る気持ちを抑えながら安全運転を心がけて二見を目指した。
日の出までは余裕がないのに駐車場探しに手間取っていたら日の出を見逃しかねない。そこで、音無山駐車場に車を駐めて夫婦岩まで走ることにした。ところが何と音無山駐車場も満車だった。この先はもっと大変なことになるだろうと考え、音無山駐車場の隅々を探すと何とか一台分の駐車スペースが見つかった。とりあえずそこに駐車し、二見興玉神社まで走った。
その甲斐があって、二見興玉神社には4時30分前に到着できた。(ホッと)
【参考】
参道を進むと私の予想をはるかに越える数の人が既に日の出を見る場所を確保していて、人と人の間からでも覗けない状態だった。この辺は夫婦岩の間から日の出が見られるのだろうか?
とにかく日の出の写真が撮れる場所を探して本殿の前まで来ると、禊の参加者が待機していた。
さらに本殿を通りすぎて、「日の神 皇居 遥拝所」の前へ来るとカメラマンの肩越しに撮影できるポイントを発見したので、この場所で待機することにした。
しばらくすると、禊の参加者が浜へ下りて海水へ足を踏み入れた。
参加者は続々と集合し、
後は日の出を待つのみとなった。
今日は水平線に雲がかかっていて日の出を見ることはできないかも知れないと思ったが、しばらくすると太陽の上部が色付きを見せ始めた。すでに水平線より上の位置まで来ていた。
太陽は徐々に円形に変身し、
ついには日の出となった。
二見興玉神社の方も日の出を拝みに・・・
これだけしっかりと太陽が顔を出してくれたので、夫婦岩の正面から日の出を見たい気持ちが強くなった。即座に場所を移動し拝殿の前まで戻ってきた。ところが世間はそんなに甘くない。人人人・・・・・・ 私が日の出を見るスペースは皆無だった。全員の視線は日の出に注がれている。しかたなく私だけは皆さんに視線を注いだ。こんな感じだ。特にプレスは専用の撮影台場で日の出と格闘していた。
なんとか私が撮影できたのはこのレベルだ。夫婦岩の間とは言い難い。
場所を移動して、パチリ、パチリ・・・。
途中で、四人組の女性に「シャッターを押してください」とカメラを渡されたので快く引き受けたが、彼女達四人をメインにすべきか、日の出をメインにすべきかを迷ってしまった。結局四人をフレームいっぱいに、日の出は右隅に収めてパチリ、パチリ。(納得してもらえただろうか?)
そして、視線を夫婦岩へ戻すと禊が終わり、参加者は陸へと上がり始めていた。
私は行事が終わったと思い参道を戻った。最初の鳥居でテントを発見。
どうも振る舞いのようだ。甘酒と朝がゆ。車を運転して来たので甘酒は×。迷わずに朝がゆをいただいた。
「いただきまーす。」
これだ。「よく見えない?」
これだ。(半分ほど食べてしまってからのパチリなので、実際はこの倍以上の量に、梅干しが一個入っていた。今、梅干しは、種が私の口の中だ。)
「ごちそうさまでした。」
しばらくすると社内放送で、「禊の後に船漕ぎ(?)・・・」とまだ行事が続いているようだったので、夫婦岩の前まで戻ると
拝殿の前に禊参加者が集合し、船漕ぎ動作をしていた。
この動作は掛け声に合わせて何度も繰り返された。
最後に禊参加者へ労いの言葉がかけられると
行事は終了し、会場も後片付けが始まった。
禊参加者は徐々に解散となり、
人影がまばらになった参道を
引き上げて行った。
遠くに日の出を見つめる女性が一人。何を祈っていたのだろうか。
私も一人、二見興玉神社を後にした。