宮川堤防の図(神宮文庫所蔵模写図)

2011年09月11日(日) 宮川堤防の図(神宮文庫所蔵模写図) (車、徒歩)

宮川堤付近、度会橋(宮川)下流の堤跡? にて宮川の右岸、度会橋下流側に複数の堤跡が存在することを確認してはいたのだが、名称を特定できなかった。

伊勢図書館で資料を探してみたが見つけられずに「もやもや」した日々を過ごしていたところ、先日の広報いせで次の記事を見かけた。展示物の中に「宮川堤防の図(神宮文庫所蔵模写図)」とあるではないか。これは見に行くしかない。

広報いせ(平成23年9月15日号)の記事

広報いせ(平成23年9月15日号)の記事

 

そこで、このチャンスを逃すものかと本日、山田奉行所記念館を訪問した。

山田奉行所記念館

山田奉行所記念館

 

企画展示の部屋へ入ると、私はこの地図に釘付けとなった。「宮川堤防の図(神宮文庫所蔵模写図)」だ。やっぱり神宮文庫か。

そこには、「もやもや」の原因であった「駿河 堤」「周防 堤」の文字が記されていた。

「宮川堤防之図」(模写)

「宮川堤防之図」(模写)

該当箇所を拡大するとこれだ。

「宮川堤防之図」(模写)

「宮川堤防之図」(模写)

この図の上方が宮川の上流。当時、度会橋は存在しないので、上流から

  1. 「駿河守様御代堤三十二間」
  2. 「周防守様御代堤二十六間」
  3. 「棒堤」

とある。これで各堤の位置関係と名称が明確になった。(「もやもや」解消)

 

また、次の「宮川堤防之図」(模写)の説明には、宮川の洪水と堤防構築の関係を時系列に説明した書籍として、『山田の歴史』(福井正身 著)が紹介されていた。 帰宅後にネットで調べたが、市販されていないのか?ヒットしない。伊勢図書館の蔵書をネット検索したところ1冊ヒット。ただし、ふるさと文庫の蔵書で帯出禁止だ。(近日中に図書館へ行こう。と決意)

「宮川堤防之図」(模写)の説明

「宮川堤防之図」(模写)の説明

ここで明らかになった情報は、宮川堤付近、度会橋(宮川)下流の堤跡?  へフィードバック済み。

 

【 20110911の記録 】

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です