一色神社

2011年05月02日(月) 一色神社 (車、徒歩)

一色町公民館で一色能面展 を見学した後、一色神社を訪問した。

一色公民館を出て左へ直進すると右手に社叢が見える。ここだ。

一色神社

一色神社

神社の正面まで進み、振り返ってパチリ。

一色神社

一色神社

社域の角にはこの常夜灯が建っている。天保十一年のものだ。

一色神社

一色神社

さらに、神社の前には「一色の能」の案内板がある。

「一色の能」の案内板

「一色の能」の案内板

一色の能
所在 伊勢市一色町
指定 伊勢市指定無形民俗文化財(昭和三十三年)

遠く神宮の神領であった神三郡(じんさんぐん)と呼ばれた地に、三つの猿楽の座がありました。その一つの和屋(谷)家は、室町末期保護を受けていた国司北畠氏が滅んだので、これまでの伊勢神宮との関係を一層に深めて、ここ一色の里に移り住みました。
和谷流は、もと咒師系(じゅしけい)の猿楽でしたので、元禄年間(十七世紀末)武家の式楽であった喜多流と合流しました。しかし翁(おきな)・神楽(しんがく)などいわゆる一色能独特のものについては、今も維持し続けて固く伝統を守っています。
能面は現在四十一面が残存する中で、江戸初期以前のもの十二面。なかでも能楽発生期のものも含み、いずれもきわめて独創的な優れた造形美を秘めています。
また能装束も厚板・唐織など四十一領。大口・半切など二十六奥。いずれも江戸時代を中心とした豪華絢爛たるもので、その他の小道具とともに、はなはだ貴重であります。

 

社標の近くまで進むと、一色神社の全体像を望める。

一色神社

一色神社

鳥居の右側には手水社があり、心身を清めた。

一色神社

一色神社

上を見上げると、この額がかかっていた。

一色神社

一色神社

古き代や 今も
繁茂の老楠は
寿命延守乃
神のまします
一色町氏子

 

鳥居をくぐると

一色神社

一色神社

 

さらに続く鳥居の先に一色神社の拝殿がある。

一色神社

一色神社

拝殿には次の社名額が掛けられており、「神宮少宮司 慶光院 俊 謹書」とある。

一色神社

一色神社

参拝を終えて、境内を散策するとこの手水石を見つけた。ここにも盃状穴がある。

一色神社

一色神社

この先を神社の右隣へ進むと「山の神」が御座す。

山の神(一色神社)

山の神(一色神社)

その反対には大きな楠(先ほどの手水舎での老楠)が立ち、

神樹(一色神社)

神樹(一色神社)

近づくと、幹には大きな空洞を確認できる。

神樹(一色神社)

神樹(一色神社)

案内板の前まで来るとこんな感じだ。「長寿の樹」の立て札もある。

神樹(一色神社)

神樹(一色神社)

案内板には次のように書かれている。

一色神社神樹の由来

この地がまだ無人の頃からこの楠(くすのき)は生えていた。その後、およそ今から八百年くらい前からこの地にも人が住み始め、以来、里[村]が出来るにつれて、人々はこの木を「産土[ウブスナ]」として崇敬した。
その後、1576年[天正四年]、当地に北畠氏由来の人達が移り住むについて、自ら持参した「氏神[ウジガミ]」と合わせて一色神社を創建したが、それ以来この木は神樹となった。
しかし、時を経て1866年[慶応二年]にこの付近に不慮の火災が発生し、神樹は無残に焼失した。その焼け跡が現在も空洞内に残っている。
ところがその後、焼失した神樹の根元から何本かの新芽をふき出し、焼失した古木を取り囲んで成育し、戦時中の空襲の大火の難からも逃れて、まるで一本の大木のような樹形を形成した。
現在、その周囲[幹回りとは言えないが]は約8mである。
人々は、誰言うことなく、その神樹の生命力をたたえ。「長寿の樹」と呼んで崇敬している。
2009年[平成二十一年]九月記

 

一色の能
所在 伊勢市一色町
指定 伊勢市指定無形民俗文化財(昭和三十三年) 

遠く神宮の神領であった神三郡(じんさんぐん)と呼ばれた地に、三つの猿楽の座がありました。その一つの和屋(谷)家は、室町末期保護を受けていた国司北畠氏が滅んだので、これまでの伊勢神宮との関係を一層に深めて、ここ一色の里に移り住みました。
和谷流は、もと咒師系(じゅしけい)の猿楽でしたので、元禄年間(十七世紀末)武家の式楽であった喜多流と合流しました。しかし翁(おきな)・神楽(しんがく)などいわゆる一色能独特のものについては、今も維持し続けて固く伝統を守っています。
能面は現在四十一面が残存する中で、江戸初期以前のもの十二面。なかでも能楽発生期のものも含み、いずれもきわめて独創的な優れた造形美を秘めています。
また能装束も厚板・唐織など四十一領。大口・半切など二十六奥。いずれも江戸時代を中心とした豪華絢爛たるもので、その他の小道具とともに、はなはだ貴重であります。

【20110502の記録】

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