平成24年度横山ビジターセンター講演会

2013年03月16日(土) 平成24年度横山ビジターセンター講演会 (車、徒歩)

三重県立博物館の館長である布谷さんが講演されると知ったので、横山ビジターセンター(志摩市阿児町鵜方)にて開催される平成24年度横山ビジターセンター講演会に参加した。本日のテーマは「伊勢志摩の里山とその恵み」。

そのため、朝から訪れていた 絵かきの町・大王町の散策 を途中で切り上げて横山へやってきた。ここまで来る道路には「横山さくらまつり」の幟が多数立てられていた。

横山さくらまつりの幟、多数(横山ビジターセンター付近)

横山さくらまつりの幟、多数(横山ビジターセンター付近)

横山さくらまつりの期間は3月17日~4月7日で、メインのイベントは3月31日と4月7日に実施されるそうだ。

「第8回横山さくらまつり」のパンフレット

「第8回横山さくらまつり」のパンフレット

 

横山ビジターセンター前の駐車場は空いていなかったので、山小屋がある駐車場に車を駐めた。

創造の森横山・山小屋(横山ビジターセンター)

創造の森横山・山小屋(横山ビジターセンター)

創造の森横山・山小屋(横山ビジターセンター)

創造の森横山・山小屋(横山ビジターセンター)

駐車場から坂道を上り、横山ビジターセンターへ向かう途中で以前から気になっていた「横山石神神社」の社標が気になり、寄り道してしまった。

【参考】

 

横山石神神社でのお参りを終えると横山ビジターセンターへ急いだ。

横山ビジターセンター

横山ビジターセンター

横山ビジターセンターへ飛び込むと受付を済ませて講演会の会場へ着座した。

平成24年度横山ビジターセンター講演会

平成24年度横山ビジターセンター講演会

そして定刻になると、主催団体である伊勢志摩国立公園自然ふれあい推進協議会の会長である志摩市長の挨拶の後、布谷さんの講演が開始された。

三重県立博物館 館長 布谷知夫さんによる講演(横山ビジターセンター)

三重県立博物館 館長 布谷知夫さんによる講演(横山ビジターセンター)

紀伊半島の森の特徴(複雑な植生など)の説明に始まり、里山という言葉の語源(造語か否かも)、里山の役割、生物多様性、どんぐりの食べ方、そして最後は来春開館予定である新しい三重県立博物館の紹介だった。

三重県立博物館 館長 布谷知夫さんによる講演(横山ビジターセンター)

三重県立博物館 館長 布谷知夫さんによる講演(横山ビジターセンター)

なかでも印象的だったのは、着目点により「里山」という言葉の意図が異なること。概要は次の通り、
1970年頃、当時京都大学の四手井綱英さんが
里山を造語したと主張した。ところが、「里山」
という言葉は昔から使われていた・・・。
昔から「里山」、「裏山」、「奥山」のように
生活の場に近い山から遠くの奥深い山へと位置
関係を表現する言葉のひとつとして「里山」が
使用されていた。
しかし四手井さんは「農用地」を里山と呼び変えた。
つまり役割の視点から言葉として「里山」を使った。
同じ「さとやま」でも意図するものが異なる。
そして、1995年頃に「里山」という言葉を
もっとも世に知らしめたのは写真家の今森光彦
さんだ。しかしこの「さとやま」は農業的風景
の意味で使用された。

このように見た目は同じでも、それが意図することが異なるものは多い。外見に惑わされずに本質を捉えることが重要だ。

そんなことを考えながら講演を拝聴していたらあっという間に終了の時となってしまった。

布谷さんは穏やかな雰囲気で、丁寧な語り口、別のテーマでもお話を聴いて見たいと思った。

 

講演終了後は余韻に浸りながら、横山ビジターセンター内を一周した。私が気になったのは三点。

ひとつは、これ「森のエビフライ」。さてなんだろう?

「森のエビフライ」の展示(横山ビジターセンター)

「森のエビフライ」の展示(横山ビジターセンター)

「森のエビフライ」の展示(横山ビジターセンター)

「森のエビフライ」の展示(横山ビジターセンター)

 

もう一つは、いかだの種類の説明板。

いかだの見分け方(横山ビジターセンター)

いかだの見分け方(横山ビジターセンター)

 

そして、最後は昆虫標本。採集者の名前を見るとほとんどが同じ人だった。そこにビックリ。(標本に見入ってしまい、写真は撮り忘れてしまった。)

横山ビジターセンター内の見学を終えるとセンターを後にした。

横山ビジターセンター(志摩市阿児町)

横山ビジターセンター(志摩市阿児町)

横山ビジターセンターへ入る時は余裕がなく撮影できなかったので、最後にパチリ。

横山ビジターセンター(志摩市阿児町)

横山ビジターセンター(志摩市阿児町)

その後は、寄り道もせずに伊勢道路を利用して帰途についた。

 

【 20130316 の記録 】

 

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