2010年11月27日(土) 船参宮の岸辺散策 (徒歩)
2010年11月13日の土曜日、海の駅「神社」から木造船「みずき」に乗り船参宮気分を味わった。
【参考】 木造船みずきでの船参宮気分
今日は、神社から二軒茶屋まで「みずき」が航行する勢田川の左岸を散策した。
出発点は勢田川の防潮水門だ。
勢田川を上流へ進むと、
国道23号線に架かる勢田川橋が見えてくる。遠くの山々はちらほらと紅葉していた。
勢田川橋の下をくぐり、さらに上流へ向かうと、
勢田川は大きく右へ曲がっている。
そのさき右手には牟山中臣神社の社叢が見える。木々の色づきが美しかった。
まずは、参拝だ。
鳥居をくぐると右手には「浄」と彫られた手水石が置かれている。
手水は利用せずに、心身を清め、参拝した。
参拝後、左手を見ると両宮遥拝所がある。こちらでは両宮を遥拝した。
社域には歩き回るほどの広さはないが、コンパクトにうまく配置されていて良い雰囲気の神社だ。
牟山中臣神社を出ると、勢田川は左へカーブを切り、その先には阿竹の渡し跡がある勢田大橋が小さく見える。
牟山中臣神社から離れ、振り返ってパチリ。
その後、堤防のコンクリート階段を下り、岸辺へと戻った。
歩くとどんどん勢田大橋が大きくなり、はっきりと見えてきた。
一度堤防へ上り勢田大橋の前まで来た。
以前はこの橋はなく、渡し船が利用されていたことを思うと、この短い距離でも橋のありがたさを感じる。この間数台の車が通過して行ったが、この橋にありがたさを感じている人は皆無だろうか?
橋の手前左側へ来ると、そこには「阿竹の渡し跡」の標石がひっそりと立っている。
「阿竹の渡しの跡」の裏側には
昭和二十一年一月三日廃止とあり、終戦の翌年の年始早々に渡しが廃止されていることになる。渡しが廃止されたとなると橋が架けられたことが想像できるが、終戦から半年ほどの時期なのにどのような状況だったのだろう。これもまた調査項目だ???
橋の下から上流を望むと、橘神社の社叢が見える。ここは御塩道で唯一辛櫃を降ろして休憩できる場所だと聞いた。
【参考】 御塩道その2/2(汐合橋から外宮斎館へ)
橋の下をくぐり少し先までゆくと、橘神社の社叢の右手に二軒茶屋の高木が見える。
勢田大橋まで戻り、橋の上から勢田川上流をパチリ。
さらに、視線を右へ振ってパチリ。
のどかな雰囲気だ。
こうやって歩いてみると、神社から二軒茶屋さらには河崎まででも歩けない距離ではないので、往路を徒歩、復路を「みずき」で、またはその逆での船参宮体験をお勧めする。
ただし、木造船「みずき」の定期運行は確か4月~11月までなので、来年の4月まではチャーターするか、来年4月の再開を待つしかない。運航に関する詳細は次へ、
【木造船「みずき」の運航に関する問い合わせ先】
NPO法人神社みなとまち再生グループ
TEL/FAX 0596-36-3755
516-0004 伊勢市神社港60番地
http://www.kamiyasirominatomati.com