2012年04月29日(日) 吉野山回遊 後半(桜展示園~吉野水分神社~如意輪寺~近鉄吉野駅) (電車、徒歩)
『近鉄週末フリーパス』とゴールデンウィーク にて計画した「奈良三昧」の第二日目の後半。
本日の目的である金峯山寺金剛蔵王大権現の拝観はすでに済ませたので、あとは気楽な吉野山散策となった。
後半もまっぷは「近鉄 てくてく まっぷ 奈良-32 吉野山回遊[上千本 中千本 下千本]コース」だ。
【参考】
桜展示園で昼食休憩をとった後、吉野分水(みくまり)神社を目指したが、まずはこの茶屋を過ぎたあたりで
祠の隣に石階、さらにその右側には「吉水院宗信法印御墓」と刻された石柱が建っている。
石階を上るとさらに右手に石階があり、その先にはこの風景が広がる。
斜面を上部まで進むとこちらが吉水院宗信法師御墓のようだ。
路傍の花をパチリとした瞬間、左の肩にポトリ。鳥の落し物をいただきました。どうも運が付いたようです。ポジティブシンキング。
さらに坂を登ると左手に祠が見える。
こちらです。お参り。
なお、坂の向こう側には茶屋があり、視界が開けている。この辺が上千本だそうだ。桜の花が咲いていれば別世界だろう。
ちなみに、反対側はこんな感じ。中千本からは少し離れているようだ。
さらに坂を登ると茶屋がある。豆から挽いたコーヒーがおかわり自由になっていた。「ゴクリ」。でも吉野分水神社はまだまだなので、歩き続けることに。
舗装路に単調さを感じていたところ、都合良く土道が現れた。この先は舗装路も続いているが、私は迷わずに土道を選択した。
登りは急だが、舗装路よりも歩きやすい。階段は使用せずにその脇の斜面を歩いた。
斜面を登り切ると踊り場のように平らな空間に出る。
それが「横川覚範の首塚」付近だ。
どうもこの辺が首塚?
横川覚範の首塚を後にして、吉野分水神社への途中、花矢倉まではさらに登りとなる。
急な登り坂の途中でパチリ。
また、大きな切り株に注目。
切り株には穴が空いていたので、
覗いてみた。パチリ。
この付近から蔵王堂が見えたので、ズームでパチリ。
坂道を登りきった辺りにこの案内板が建っている。「佐藤忠信花矢倉」
この近くには、
謡曲「忠信」と花矢倉について解説する立札。
さらに少し上方には「佐藤忠信花矢倉」の石柱が建っている。
この地点で舗装路に合流するので、舗装路を進むと
次の分岐がある。
直進は吉野分水神社だが、まずは右折して、世尊寺跡・三郎鐘へ。
数十mで子守茶屋へ。
花矢倉展望台と書かれた展望場所があり、上千本を見下ろせる。
パチリ。桜が見たい!
そして、後ろを振り返ると小山の下にはぜんそく地蔵尊が あり、その上には三郎鐘の鐘楼が建っている。
地蔵尊の左手から斜面を登るとこちらの三郎鐘へたどり着く。
人丸塚はこの上にあるようだが、ルートが見当たらなかったので今回はパスしておいた。
そして、ぜんそく地蔵尊の前まで下ってくるとその右手に世尊寺跡の石柱を見つけた。
ふと、近くの民家の屋根に目を向けると、ここにも越屋根(うだつ)が確認できた。
先ほどの分岐まで戻ると
この案内板が建っていた。先に読むべきだった。
吉野水分神社へ向かおうとするとすぐ右手に鳥居が見えたので、名前が分からない神社にお参りした。
多くの寄り道を終えて、やっと吉野水分神社へ。
ついに鳥居の前へ。
石階がかなり急だ。
石階の上部の手水舎で心身を清めた。
この手水受けは木製の大きな桶だ。
山門の基礎部分は斜面にあり、この様に一部の柱は足が長い。
山門には仁王像は置かれていないが、
門をくぐろうとすると
右側に「豊臣秀頼御寄進の湯釜」が置かれているのを確認した。
山門をくぐり抜けると境内へ。
吉野水分神社で参拝を終えると、次に目指したのは如意輪寺だ。来た道とは別のルートを選択するため、花矢倉まで戻ってから舗装道を100m程下ると舗装されている細い道への分岐がある。そこには「さくら咲競(さくら)プロジェクト」の看板がある。こちらの道を選択した。
しばらく下ると墓地があり、その先には蔵王堂が見えた。
この辺で舗装がなくなり、土道となった。杉林を通り過ぎ、どんどん下る。
「中千本・如意輪寺」の道標を確認しながら、急ぎ足で下りに下った。
日拝地蔵にお参りすると、
その下には分岐があった。ここは左へ。
さらに下ると
次の道標が現れる。
通り過ぎて振り返るとこんな感じだ。パチリ。道標には「右 子守 左 桜木いせ 道」とある。
さらに、稚児松地蔵を過ぎると
次の分岐に出る。
道なりだと左へ下るが、道標を確認すると「左 上千本 右 如意輪寺」とある。ここは右だ。
さらに下ると観光車道に出た。
この辺は駐車場でこんな掲示がある。三分だ。
ここからも下り。いったいどれだけ下っただろう。
さらに、下り。
やっと下りきり山門へ。
山門をくぐり、如意輪寺の境内へ。
まず、左手にある難切不動尊にお参りし、
境内を散策した。
こちらは宝物殿、庭園への拝観受付(400円)だ。今日のところはパス。
この右手、奥には後醍醐天皇塔尾陵、世泰親王墓がある。
階段を上ると左手には、宮内庁書陵部畝傍監區 吉野部事務所があるが職員は常駐していないようだ。
さらに、階段を上りきると最上部に後醍醐天皇塔尾陵がある。
お参りしたから階段を下ると左手に世泰親王墓が見える。
こちらにもお参りした。
以上で如意輪寺を後にするため、別の山門をくぐった。
この先の石階を下ってから振り返り見上げてパチリ。
こんなに下ったが、まだまだ下りが続く。
左手の祠を過ぎ、
もみじのトンネルをくぐると
谷筋の沢に架かる橋の手前にたどり着いた。ここで下りは一旦終了だ。
なお、橋の脇にはお地蔵さん群だ。お参り。
橋で沢を渡ると今後は上り、五郎平園地には寄らずにさらに上りだ。
上りきると、如意輪寺口バス停付近、
さらに進むと勝手神社の前へ出た。これで往路の途中に出た。
この後は、来た道を戻りつつ、行きにパスした吉水神社へ立ち寄った。鳥居をくぐり坂道を下ると
「從是 吉水院」の石標があり、
その先の坂道を上ると吉水神社の山門が建っている。
【参考】 吉水神社 (公式ホームページ)
山門をくぐると右手に「名勝吉水神社 別名一目十年」と書かれた観桜場が設けられている。「一目千本」とも書かれている。
内側の門をくぐると
境内が広がる。こちらでは書院を拝観(400円)できるが、今日はパス。
これで吉野山回遊は終了となったので後は下るだけだ。
戻る途中で「御袈裟珠数鈴錫杖」の看板をパチリ。
「吉野葛」の看板もパチリ。
葛もちの製造実演販売もパチリ。
さらに、金峯山寺(下り)側道を歩いているときに風景をパチリ。
吉野ケーブルカーの吉野山駅へ下る階段をパチリ。
ただし、ロープウェイは利用せずに歩いて下った。帰りは七曲坂ではなく、「近道」と書かれたハイキングコース(山道)を下ることにした。
予定していた帰りの電車(15時37分吉野駅発)には十分間に合った。
ここ2日間伊勢市駅まで送り迎えしてくれた【キタヰの妻】のために、吉野駅前の土産物屋にて「柿の葉ずし」を購入した。
大和八木駅では昨日と同じ16時52分宇治山田行き急行に乗れたので、伊勢駅には18時半頃に到着した。
【 20120429の記録】
- 吉野山回遊 前半(近鉄吉野駅~金峯山寺~桜展示園)
- 吉野山回遊 後半(桜展示園~吉野水分神社~如意輪寺~近鉄吉野駅)