2012年05月20日(日) 水屋神社 (車、徒歩)
珍布峠(めずらしとうげ)ウォーキング の後半で訪れたのが水屋神社。
予備知識なしでやってきたが、ここには天然記念物で樹齢が千年、しかも根回りが29m、樹高が35mの大楠があるとのことだった。
まずは神社の前面、
社標の右手、社務所の横には「むすび桜」と書かれた立札がある桜の木、
さらに、社標よりには
「国分伝説と礫石のいわれ」が書かれて説明板がある。
帰宅後にこのいわれをしっかりと読んだところ、水屋神社の裏手に櫛田川が流れ、そこには先ほど対岸から眺めた礫石があるそうだ。残念なことに現地ではそのことにはまったく気づかずにいた。次回訪問した時は河原へ下りられるものなら下りてみよう。
こちらが御祭神で、
天照大御神とともに国分け伝説で語られる天児屋根命の名前を見られる。縁起が複雑なのだろうか? 多数の神様が祀られている。
改めて正面に向かい、
鳥居をくぐると右手にはさざれ石が置かれ、その向かい
鳥居の左手には手水舎が建っている。
心身を清めようと手水舎に近づいたところ、龍の口から手水が自動的に注がれた。自動化された手水舎は初めての経験だ。私が心身を清め、しばらくすると手水の流れは止まった。
境内をまっすぐに進むと拝殿、拝殿の手前右手には椋(ムク)の大樹が立っている。椋は後ろ姿した撮らなかったので、後ほどの登場とする。
まず、拝殿にてお参りした。
お参り後に扁額をパチリ。
そして、拝殿を出て、その左手からパチリ。
ここで注目すべきは、私の足元にはとても立派な根が張っていたことだ。これは二号楠の根。つまり、「水屋の大楠」ではなくNo.2だ。
かなり離れた場所からパチリとしたが、これでも二号楠の全貌を捉えきれていなかった。
二号楠の裏手へ回るとそこには
水屋の波動水、波動水発祥の地と書かれた札が立てられていた。
波動水で思い出したのは、奈良の墨坂神社だ。
この近くから本殿をパチリ。
拝殿の右手の境内は広く、
こちらにも多くの大樹が立ち並んでいる。 まずは「水屋の大榊」
その奥には、春日様ゆかりの鹿子(カゴ)の木、これらは本殿の左側にある。
さらにその奥には「水屋の社 神楽臺」があり、その脇には
「ケヤキの巨大株」が立て掛けて置かれている。私の身長を遥に越え、左の上へ延びる根は数mはあるだろう。文字通り巨大である。
そしてここから右手、本殿の裏手へ向かうとこちらには水屋神社でもっとも貴重な「水屋の大楠」が鎮座している。
全体を撮ることを諦め、近くでパチリ、パチリ。
ここにも、水屋の翁と国わけ伝説の説明板がある。「国わけ伝説」の説明板をみるのは今日何度目だろう? 各案内板で登場人物名の言い回しや表現が異なるところが面白い。
こちらが「神木 水屋の大楠」と刻された石碑だ。
本殿の右側からもパチリ。
本殿の周囲をグルッと回り、拝殿の右手へたどり着くとそこには「水屋の大杉」が立っている。
こでだ。この神社は多種類の巨木が見られる珍しい場所だ。
そしてこちらが、最初に登場できなかった拝殿手前右側に立つ椋(ムク)だ。
拝殿、本殿を一周しただけで、楠、榊、鹿子、(欅)、楠、杉、椋が見られる。
水屋神社でも神宮遥拝所が設置されていたので、ここから神宮を遥拝した。
そして、こちらは神宮遥拝所の右側に建つ社務所。
社務所の前には「閼伽桶(あかおけ)の井と水屋神社のお水祭り」の説明板が立っていた。
これらのお祭りを拝観したいものだ。
【参考】
- 水屋神社(公式ホームページ)
- 水屋神社 宮司さんのブログ
【20120520 の記録】