2012年04月30日(月) 北・山の辺の道(竜王池~近鉄天理駅) (電車、徒歩)
『近鉄週末フリーパス』とゴールデンウィーク にて計画した「奈良三昧」の第三日目の最終回。
竜王池で昼食を済ませると、「近鉄てくてくまっぷ 奈良-8 北・山の辺の道コース(2)」に持ちかえた。
【参考】
竜王池から道なりに進むと次の道標があり、これらに従うと
この道標がある場所へ出た。ここはマップの404ポイントだ。「山町・高樋を経て ←弘仁寺2.3km」とある。
この道標の裏手に祠がある。
祠にお参りしてから矢印通り坂道を上り始めた。
「納戸原バス停」、
「BS山村野営場の案内板」を過ぎると
「上山」のバス停の先が峠となり、この後は下りとなる。
竹林の間を下ると
造成地と竹林の間がこんな感じ。思わずパチリ。
坂を下りきると次の交通案内板がある。
精華学院前バス停を過ぎると、先ほどの案内板の交差点へ出た。
その交差点には次の掲示があったため、私はこの文字を鵜呑みにして「弘仁寺」方向へ進んだ。ところがこれが間違いだった。
しばらく気づかずに歩いていると丹後橋を渡った。マップで確認するとそれらしい記述がない。マップをよく読むとこのバイパスはコースではなかった。先ほどの交差点で「正暦寺」方向へ行くべきだったのだ。これで今日は2度目のミスコース。
先ほどの交差点へ戻り、「正暦寺」方向へ歩き直した。
ここを道なりに進むと次の交差点へ出る。左の細い道は「正暦寺」へ続く。山の辺の道は道なりで右だ。正面には、
次の時計台が建っている。
時計台を過ぎると、南部公民館精華分館、
奈良市消防団精華分団 高樋町ポンプ格納庫、に続き
大峯山上八拾八度供養碑の前を通る。
左手の高樋中町バス停を過ぎると前方に火の見櫓が見えてくる。
火の見櫓の足元には
多数の道標や案内板がある。
ここを右へ入ると五ヶ谷川を渡って
しばらく進むと先ほどのバイパスと交差した。
バイパスの反対側にも道標が見える。バイパスを渡り、
道標に従って民家の脇を進むと
次の案内板があった。右だ。
ここからは本格的に参道の雰囲気となり、
奥之院の前を過ぎるとその先にはさらに石階が続く。
石階を上がるのその先には弘仁寺の山門が建っている。
山門の下には「入山志納料 二百円 境内 維持管理にご協力願います」の張り紙があった。私は迷わず志納料を納め、
次の資料をいただいた。
山門をくぐると、左手には寺務所がある。
そして、右手には本堂と明星堂が建つ。
いきなり背後から風が吹いてきた。桜の花が散る風景をパチリ、パチリ・・(その中の一枚)
こちら右側が明星堂で、
左側が本堂。両方にお参りした。
立派な松をパチリ。
本堂を背景にもパチリ。
正面からも本堂をパチリ。
お参りを終えると反対側の参道を進んだ。振り返ってパチリ。ここにも志納箱が置かれていた。
志納箱を背にして参道を進むとこちらの参道も石階となっていて、かなりの段数だ。
一気に下るとこの場所へ出た。池の畔に道標。
ここで小さな女の子に話しかけられた。「どこいくの?」「おかあさんがかぜでねてるの。おとうさんと○○くんのパンやさんへいくん。・・・・」いきなりの問いかけに「これからあるいててんりへいくの。」と答えた後は、「うん、うん・・」と相槌を打つしかなかった。数十秒の後「ばいばい」と言って少女と別れた。
進路の右手上方から応援の歓声が聞こえて来た。
さらに進むと右へ曲がる交差点へ出た。交差点でパチリ。右歩行から来て、左方向へ向かった。
坂道を上ると突き当たりを右へ曲がる。道路の上部には全体にネットが張られている。左側は野球場だ。すると先ほどの歓声の発生場所か。
右のフェンスから下を覗くと先ほど歩いていた道が見えた。
単調なグランド沿いの道を下った。この辺になると上部にネットはない。この左側は野球場ではなくラグビー場だ。
単調な下りだったので、何も考えずに下りきってしまった。ところが??? どうもおかしい。「古墳公園」の矢印が今来た方向になっている。行き過ぎた。どこかで見落としたのだ。
滅入った気持ちを鼓舞しながら、坂道を上るとあった、あった。右側に道標が・・・
この道標、右方向が「天理 石上神宮」となっている。ここで曲がれなかったのだ。今日のミスコース、3回目だ。
古墳公園の前を過ぎて
坂道を上ると
前方には白川ダムが広がる。
右側にある「奈良県 白川ダム 管理センター」の前を通ると左側には次の歩道がある。あの先は何だろうか?と思ったが、空は曇り、湿り気の多い強風が吹いていたし、先ほどのミスコースのロスを挽回することを考え、寄り道虫を抑えて先を急いだ。
ダムの対岸から先ほどの塔をパチリ。
ダム沿いの道路から外れると水門へ続く。
水門付近から道路を下ると名阪国道へ突き当たる。
突き当たりを右折、そしてここを左折すると
コースは前方へ道なりに続く。道路の左手に丘がビニールシートで覆われていた。あれは一体なんだろう?
池(マップでは大将軍鏡池)の左側を過ぎ、さらに進むと配水タンクが見える。
配水タンクを過ぎると次の道標がある。矢印は鋭角に折り返している。
行き先は配水タンクと配水タンクの間の道だ。左側は「石上北低区配水池」で右側は「県水系石上低区配水池」だ。
配水タンクの間を進むと先ほど気になっていたビニールシートの場所へたどり着いた。 ここは「ウワナリ塚古墳」のようだ。この中はぶどう園になっている。案内板では「右方向 約250m左上 ウワナリ塚古墳至る」とある。往復500mなので、今回はパス。
先を急ぐことにした。竹林の中を進むと
この風景の場所に出た。
この建物にも越屋根(うだつ)がある。二日前からよく見かける。
この辺には天理高校農事部がハナショウブを植えていて、6月の上旬~中旬が見頃のようだ。
ハナショウブ園を後にして民家の前を過ぎると県道51号線と合流する。
この先県道の歩道を歩くがどこで曲がるかが分かりにくい。もうミスコースしたくないからしばらく注意深く歩いた。
マップでは「寮のカンバン」が左折の目印だ。道路の右側を歩いていたら道路の反対側に次の案内板を見つけた。「寮のカンバン」、「天理学寮、さおとめ寮」、これはピンポンだろう。
横断歩道を渡り、天理教の施設が立ち並ぶ坂道を上ると突き当たりは「立入禁止」。
ただし、右方向に東海自然歩道の道標が見えた。こちらだ。
この道は等高線をたどるように水平にくねくねと続く。
しばらくすると鳥居が見えた。
こちらは、豊日神社だ。
境内の奥に拝殿があり、
本殿は石段の上部に祀られている。
豊日神社にてお参りを済ませて山の辺の道へ戻ると再び天理教の施設が林立する場所に出た。
道標に従い、左、
右。
路地の先には橋がかかっている。名前は布留の高橋とある。万葉集にも歌われている橋とのこと、古い橋をイメージしていたので、そのギャップにショック。
もう少しで石上神宮。
矢印に従うと
こちらが参道だ。
見たことがある光景が・・・
まさにこの光景。
【参考】 石上神宮(いそのかみじんぐう) (2012年01月05日)
1月5日を思い出しながら、お参りした。
お参りを終えると後は天理駅を目指すのみ。
正面の参道は前回歩いたので、今回は鳥居を出て右側の参道を下った。こちらだ。
道なりに進むと左手に石段の上に恵比寿神社が御座す。
恵比寿神社にもお参りしてからさらに進むと、見たことがある場所に出た。
【参考】 山の辺の道(近鉄 天理駅~トレイル青垣)
布留大橋を渡ると、天理本通商店街のアーケードへ向かった。
予定していた電車までは余裕があったので、アーケード内の古本屋(フジケイ堂)で情報収集していた。その後、近鉄天理駅へ向かうと予定していた電車よりも一本前の電車が待っていた。
しかしこれに乗っても大和八木駅で待つことになるので、ここでは一本やり過ごし、予定していた16時16分発の電車に乗り、伊勢市駅に到着したのが18時半頃だった。
結局、この「奈良三昧」の三日間、帰りの電車はすべて大和八木駅17時52分発の宇治山田行き急行だった。特急を利用せずに奈良方面から伊勢へ向かう場合、一時間に一本しか適当な電車がないため、この時刻の電車に落ち着いてしまったのだろう。特に今回は三日連続だったので翌日のことを考えるとあまり遅くなれないとの思いもあった・・・
【 20120430の記録 】
- 北・山の辺の道(近鉄奈良駅~春日大社~白毫寺)
- 北・山の辺の道(白毫寺前~竜王池)
- 北・山の辺の道(竜王池~近鉄天理駅)