2012年10月27日(土) 大口神社(伊勢市竹ヶ鼻町) (徒歩)
馬瀬神社(伊勢市馬瀬町) にて紹介したように
箕曲神社の由緒を調べていたところ、伊勢市史第8巻(民俗編)698ページの「表4 神社の分祀状況」にて箕曲神社から分祀(または復祀)された神社は伊勢市馬瀬町の馬瀬神社、伊勢市下野町の日和神社、伊勢市竹ヶ鼻町の大口神社であることを発見。
そこで、馬瀬神社、日和神社に続き大口神社(伊勢市伊勢市竹ヶ鼻町 53-2-2)にお参りした。
【参考】 三重県の神社一覧(伊勢市) 三重県神社庁のホームページ
日和神社から馬瀬川干拓記念碑の前を通り、伊勢市立港中学校のグランド横を進むとその先の丁字路を右折。工場の建物の前に社叢が見える。
社叢を左へ回りこみ、大口神社の鳥居前へ。
鳥居をくぐると
左手に手水舎がある。
境内は整備され、清掃が行き届いていた。樹木の配置など素晴らしい。
まずは参道を進み、拝殿にてお参りした。
本殿の手前左手の石神(?)をパチリ。
先ほど拝殿で見つけた貼紙を確認すると
参詣者の皆様へ
お参りご苦労様です
七本竹社は「安産の神様」で、この神様のお守りを用意しました
拝受されたい方は、左記に申し出て下さい
大口神社氏子
竹ヶ鼻町自治会
ここに「七本竹社」とあり、本殿の隣には板垣に囲われた竹と
「七本竹」の立て札がある。
こちらが、板垣に囲われた竹群。
「大口神社」と「七本竹社」の関係は?
同一なのか、同座されているのか・・・?
その真相は不明だが、こちらが本殿、
まだ、新しそうだ。
(境内と周辺を清掃されている方が見えたので、話を伺ったところ約一年前に御遷宮を終えたとのこと。「大口神社」と「七本竹社」の関係は聞き忘れてしまった。)
そして、拝殿の屋根裏には提灯を下げるための柱が四本分、格納されていた。
お参りを終えて手水舎まで戻り、拝殿を背にすると視線の先には「百度石」。
その近くには山の神が祭られている。
空を見上げると生命を感じさせる絵画のような・・・、まさに自然のアートだ。
鳥居をくぐり返そうとすると、
鳥居には、「北岡善之助」の名前が刻まれていた。
「北岡善之助」といえば伊勢で開催された昭和の博覧会すべてに関わって「博覧会男」と称された人だ。ただし、唯の祭り男ではなく、北岡組を創業した後に宇治山田商工会議所で議員、副会頭さらには会頭、そして戦後は市長にもなって伊勢の発展に尽力されたそうだ。
以前、今社でも「北岡善之助」の名前が刻された常夜燈を見たことあがる。
【参考】 清野井庭神社旧地である今社
境内を出てから生垣越しに本殿の屋根をパチリ。
【 20121027 の記録】
- 馬瀬神社(伊勢市馬瀬町)
- 日和神社(伊勢市下野町)
- 大口神社(伊勢市竹ヶ鼻町)