2010年09月04日(土) 農村体験ツアー(日本一のふるさと村) (観光バス、徒歩)
「地産地消ネットワークみえ伊勢志摩」が主催する農村体験ツアーに参加した。
農村体験ツアー
平成22年9月4日(土) in 大紀町金輪
スケジュール
08:45~09:00 伊勢市駅 受付
09:00~09:15 伊勢庁舎 受付
09:15~10:00 貸切バスで移動 瀧原宮へ
10:00~10:30 瀧原宮参拝
10:30~10:50 貸切バスで移動(瀧原宮から大紀町金輪へ)
10:50~11:30 グループに別れて野菜の収穫
11:30~12:30 調理(おにぎり、天ぷら)
12:30~13:30 食事・野菜のクイズ・お米の食べ比べ
13:30~15:00 お米の収穫体験・餅つき
15:00~15:50 貸切バスで移動(大紀町金輪~伊勢庁舎へ)
15:50~16:00 貸切バスで移動(伊勢庁舎から伊勢市駅へ)
集合時刻は9時であったが、1時間ほど早く着いたので、徒歩で お伊勢さん125社の外宮めぐり の一部を済ませて、勢田川沿いに伊勢庁舎へ戻ってきた。
庁舎へ戻ってくると、参加者がかなり集まっていた。参加料を支払い、分厚い封筒の資料を受け取った。
ほどなく、伊勢市駅前で参加者を乗せたバスが庁舎へとやってきた。今回のツアーは参加希望者が多く抽選になったため満席であった。参加者が時間厳守で集合。となったので予定時刻よりも少し早く出発した。
まず最初の目的地は、瀧原宮であった。今回のツアーにおける私の目的の一つは「瀧原宮の社殿の向きを測定」することにあった。農業体験もできて、この目的も果たせるこの体験ツアーは私のために企画されたものと思えた。(自己満足)
貸切バスは御木本道路から
伊勢西ICを経由して、伊勢自動車道、紀勢自動車道へと順調に走った。
車内では主催者の方々から挨拶があった。特に、「今日も最高気温は35℃を越えそうなので、水分補給等に充分注意してください。」との一言が・・・ 先行きに不安?
大台大宮ICで紀勢自動車道を降り、国道42号線を南下すると、左手に道の駅木つつ木館とともに、瀧原宮と書かれた案内板が目に入る。
瀧原宮には9時45分頃に到着した。木つつ木館前の駐車場にバスを駐め、ここから徒歩での参拝となった。
瀧原宮での参拝(詳細については、別途 滝原めぐり(瀧原宮ほか) – 農村体験ツアー を)を終えると、バスは大紀町金輪へと向かった。国道42号線を少し南下して、左折すると山間へと入った。
徐々に上りとなり、かなり高度を上げて行った。帰宅後に地図で調べたら、七保峠(240m)を越えたようだった。
峠を下り、突き当たりをT字路を左折すると、
左手に大きな案内板(バスの中から撮影できず)があり、その交差点を左手に折り返すように曲がった。
しばらく走ると正面に「あごなし地蔵」があり、ここでバスを降りた。左手の坂を上ると「武士谷」の案内板があり、その前に今回の目的地である「日本一のふるさと村」がある。
日本一のふるさと村(ツアーパンフレットには、日本一ふるさと村と書かれていた。)とは村全体の呼称だと思っていたが、実は「NPO 大紀町日本一のふるさと村」の団体名であった。
また、TVの取材も入っていた。
ツアー参加者は村長さん他から日本一のふるさと村の説明を受けた後、
グループ(A、B、C)に別れ、野菜の収穫のために畑へと向かった。
体験のための畑へ向かう途中にもたくさんの種類の作物が育てられている。
栗はもう少し先か! 残念。
用水路のようだが、水は流れていなかった。
この辺は野生動物による被害が多いのだろう。田畑には柵が設けられている。
このような風景はとてものどかなのに・・・
今回は、ピーマン、唐辛子、なす、かぼちゃ畑での収穫体験だったが、それ以外にも近くの畑で育っている野菜等の説明、収穫をサポートしてくださった。
自生の茗荷の探し方、取り方を子供たちに伝授。
ささげの畑、少し時期が遅くなっているが、緑色のものはまだいけるとのこと。
これは山椒であるが、この木にはバラのようなトゲがあった。山椒の実を見たことはあったが、トゲがあることは今回初めて知った。やっぱり、知識以上に体験は重要だ。
これは30cmくらいの長さの豆であった。(なた豆かは?)
これはオクラ。オクラの花は可憐な雰囲気を持っている。食べるオクラとの落差に感動した。
これはヘチマではなくかぼちゃだそうだ。茎の部分や皮の固さはまさしくかぼちゃであったが、切ってみないと真実は??? 今回これを食べる機会がなかったので、真実はいまだ闇の中だ。
野菜の収穫体験を終えて、ふるさと村へ戻ってくると、野菜の天ぷらなどの食事が準備されていた。地元の方が準備してくださったのだ。感謝。
かまどで炊いた新米でおにぎりを作る体験もあったそうだが、そのご飯はあっという間におひつからなくなったそうだ。残念。空腹を満たすため、天ぷら、おにぎり(かまど炊きではない)、きゅうり、梅ゼリーなど様々なものをいただいた。かぼちゃとさつまいもの天ぷらは特においしかった。
ツアー参加者の空腹がある程度満たされたタイミングで、流しそうめんが始まった。
子供たちが楽しんでいたが、とにかく「そーめん」をしっかりと食べたい人の特等席はここ。残り物には福がある・・・
茗荷を薬味に、「そーめん」を啜ったが、最高だ。
敷地の左奥にはこの車があった。利用者を送迎してくれるようだ。
食事が終わる。いや、料理は次から次に出てきて食べきれないほどなので、いつまでも食事中であったが、子供たちのためにスイカ割りが始まった。子供たちは意気揚々と立ち向かうが、なかなかうまく割れないので、少しストレスを感じたかな? それも良い経験・・・
イベントはどんどん進み、私の中では瀧原宮に続くメインイベントである稲刈り体験へと突入した。
今日は非常に暑いため、希望者だけが稲刈り会場へ向かった。
ふるさと村の村長である 瀬古さんから説明があり、稲刈り体験が始まった。
寡黙になり、稲刈りに集中する人々。
またたく間に、刈られた稲の山ができた。
今回はコンバインにより脱穀までは済ませるため、刈り取った稲をコンバインに通す体験もできた。
私も試してみたが、なかなかうまくできない。稲を捌きながら少しずつ入れないと、団子状で入ってしまって脱穀されずに吐き出されるものもあった。どんな作業にも技能が必要なのだ。
主催者の意に反し、かなり多かった稲も最終的にはすべて刈り取られた。
私は地元の方に聞いた武士谷に興味を覚えていたので、稲刈り体験が終わるまでの数分を利用して武士谷方面へと歩いた。谷から涼しい風が吹き、一瞬の心地よさを感じた。
ワインディングを過ぎると右手に小さな御社があったので参拝した。
この先へ進みたかったが、ツアーに迷惑をかけるといけないので、とにかく来た道を引き返した。あとで地元の方に聞いたところ、もう少し先に東屋と案内板があるとのことだった。
ふるさと村へ戻ってくると、今度は餅つきが始まった。つきたての餅が振舞われたが、水分でお腹がいっぱいになりいただけなかった。残念。
予定ではクイズなどの行事が計画されていたが、暑さで参加者も疲れていたため体験ツアーは早々に終了となった。
参加者全員が、新米のコシヒカリ(1kg)と野菜詰め合わせ(1袋)のお土産をいただき、「大紀町日本一のふるさと村」をあとにした。感謝。
あごなし地蔵に近くに停車しているバスに乗り込み、伊勢庁舎へと向かった。
行きはこの交差点を奥(七保峠)から走ってきたが、帰りは手前(七保大橋)へ向かった。
七保大橋から宮川下流をパチリ。
この後は、交差点を右折し、国道42号線を北上、勢和多気ICで伊勢自動車道へ入り、行きの逆コースで伊勢庁舎へと向かった。無事到着。
企画された方、体験を支えてくれた方、特に「大紀町日本一のふるさと村」の皆さんに感謝。ありがとう。
非常に暑い一日であったが、熱い体験ができ充実した一日であった。