2010年10月10日(日) 宮川・柳の渡し(上の渡し) (自転車)
宮川・桜の渡し(下の渡し)に続き、柳の渡し(上の渡し)。
柳の渡し跡は度会橋の辺りにあると聞いていたので、とにかく度会橋の付近を走り回った。宮川右岸には案内板や標石の類は何も見つけることができなかった。
宮川左岸でも下流から度会橋の下をくぐりさらに上流へと向かったが、それらしい情報はまったく得られなかった。
さらに上流に小さな船が集まっていたので近づいてゆくと年配の男性二人が川を見ながら話し込んでいた。声を掛けて柳の渡しのことを尋ねたところ、柳の渡しについてはよく分からないとのことだった。ただ、子供の頃には上流にある岩出の辺りから渡しに乗り、佐八や円座のかんこ踊りを見に行ったそうだ。そんな話をしている間に思い出されたようで、度会橋の辺りに渡しがあったと聞いたことがある・・・もっとも自分が子供の頃にはもう無かったが、と。さらに、川の水量の話になった。今日は増水しているが昔は常にこれぐらいあった。今じゃ川底をちょろちょろ流れるだけでところどころ岩が出ているが、子供の頃はあんな所に岩があるとは思わなかったそうだ。しばらく昔話を聞かせていただいた。
先ほどの話では岩出にも渡しがあったそうだが、それは柳の渡しとは違う。度会橋付近にもあったらしいとの情報もあったので、岩出方面は後日に回ることとし、度会橋へと戻った。
堤防道路に上り、度会橋方面へ走っていると左手に瓦屋根の案内板らしきものが見えた。左折すると見慣れた形の案内板だ。おぉ、柳の渡し。これこれ、これを探していたんだ。見つかるときはすんなり。当たり前か。
文字はかなり薄くなっているが何とか読める。この辺に柳の渡しがあったことは確実だ。
案内板の裏には、尾崎咢堂記念館がある。
宮川堤防へ戻ると、
その先には宮川が荒々しく流れている。この付近に柳の渡しがあったのか。
度会橋を渡り、その中央で宮川上流を望んだ。目線は高いが、渡し船からはこの様な風景が見えたのだろう。船の上からなら実際には水面スレスレなので川面はもっと薄くなるだろう。
ついでに、東の向きを
西の向きを
さらには下流方面をパチリ。
【参考】
- 宮川・上條の渡し
- 宮川・磯の渡し
- 宮川・桜の渡し(下の渡し)
- 宮川・柳の渡し(上の渡し)
- 「神宮巡々」内を「渡し」で検索した結果