2011年05月01日(日) 神御衣奉織始祭(神麻続機殿神社) (車、徒歩)
10月02日(土)に神御衣奉織作業を見学し、神御衣奉織始祭を拝観したいと思っていた。
【参考】
先に、神服織機殿神社で神御衣奉織始祭を拝観した後、急ぎ足で神麻続機殿神社を目指した。
社叢の裏手から左を巻いて進むと
水路に沿って神麻続機殿神社の正面に至る。
田んぼの中の道の先には鳥居が見える。鳥居をくぐり参道を進むと奥の左手に斎館がある。
斎館の前を通りすぎたが、人の気配がなかった。
祓所へ向かうと既に修祓の準備が進められていた。神服織機殿神社では天候の都合で祓所は利用されなかったが、こちら神麻続機殿神社では祓所で修祓が執り行われるようだった。
準備の途中で、次の箱が。表には
両機殿神社用(麻続)
用具箱
内宮斎館
と書かれていた。(結局、この道具箱は利用されず、別の道具箱と入れ替えられた。が)
祓所の前から斎庭を望むと八尋殿のみが望める。(神麻続機殿神社が左手の奥まった位置に御座す。)
準備が着々と進められ、
斎館の前に祭員が集まると、織子に手水が。全員が清められると
任命状が授与された。
その後、神職にも手水が。浄衣の袖を引かれる姿、この作法(心遣い)も儀式の一部なのだろうか?
こちらでも神服織機殿神社と同様に神職と織子が向かい合い、挨拶で始まった。
目の前にある祓所まで参進し、
祓詞の後、
大麻と御塩にて修祓が執り行われた。
その後、用具箱が先に八尋殿へ持ち込まれた。
織子が辛櫃を担ぐと
参進が再開され、
斎庭の鳥居をくぐり
八尋殿の前を通り、神麻続機殿神社へ向かった。
祭員が整うと、
御饌が入った折櫃が辛櫃から取り出され、御饌が案へと手渡して供された。
その後、祝詞が奏上されると
御幌が下ろされた。
そして、御饌が納められていた辛櫃とは別の辛櫃が八尋殿へと運び込まれた。
辛櫃が八尋殿へと運ばれると、御鑰が取り上げられ
それを受け取った神職が
八尋殿の御幌を
くぐった。
八尋殿の御扉が開けられると、
こちらでも辛櫃が八尋殿の中へ上げられた。
時間がゆっくりと過ぎてゆく。
八尋殿(鍵が掛けられたかは?)の御扉が閉じられると、御鑰を携えた神職が戻ってきた。
御鑰が元の場所へ戻され、御幌が下ろされると
退下となった。斎庭の鳥居をくぐり、
斎館の前まで参道を
戻ってこられた。
斎館へ曲がると、
神職と織子が対面して挨拶を済ますと神御衣奉織始祭は終了した。
こちらでも祭儀の余韻を感じながらお参りできるように、祭儀の直後に参拝させてもらった。(片付け作業の途中、申し訳なかったです。)
手際よく片付けられていった。
祭儀が終了すると、何もなかったかのように平静に戻る。
この後、寄り道しながら神服織機殿神社へ向かった。
【20110501 神御衣奉織始祭の記録】
- 神御衣奉織始祭(神服織機殿神社)
- 神御衣奉織始祭(神麻続機殿神社)