2012年12月22日(土) 「止レ」遭難供養碑兼標識(伊勢市鹿海町 JR参宮線 内宮踏切付近) (車)
鹿海神社等へのお参りを終え帰路へ着こうと思ったが、いつものルートではなく遠回りすることにした。いつもなら五十鈴川の左岸に沿って走る道路を途中で左折し、黒瀬町交差点で国道23号線へ出るのだが、今日は直進した。
途中で道路幅は狭くなった。待機場所でないと対向できない。対向車に注意しながら道なりに進むと、車一台がやっと通れる狭い踏切を過ぎると見慣れない石柱を発見。道路脇へ車を停めるとその石柱を確認するために飛び出した。
まずパチリ。
四角の石柱の上部に「止レ」の標識。このような標識は見たことがない。
そして、この石柱が建っているのは JR参宮線 内宮踏切の近くだ。
踏切の近くで、「止レ」。これは何かあるだろうと田んぼ側を確認すると
そこには、
横○市神奈川區松本町二番地
昭和十一年四月一日 遭難
母 伊藤いち子
三女 伊藤久子
とある。(○は多分、浜だろう。)
この内容からすると鉄道事故にて遭難した方の供養塔だろう。と考えてネットで調べたところ
発行所 : 浜参宮観察隊事務局/三重県伊勢市二見町 さまが投稿されている『■浜参宮だより』に掲載されていました。
【参考】
- レトロな標識… (『■浜参宮だより』より)
(合掌)
【 20121222の記録 】
- 鹿海神社と付近の石造遺物(伊勢市鹿海町)
- 鏡宮神社、朝熊神社ほか
- 「止レ」遭難供養碑兼標識(JR参宮線 内宮踏切付近)
- 改修中の「通町の能」説明板(伊勢市通町)
- 御食神社と神社港辰組奉献団(伊勢市神社港)
- 社務所の看板が新しくなった日和神社(伊勢市下野町)
内宮踏切は何度か通ったことがありますが、まさかそんなエピソードがあるとは。
実は供養塔にも気が付きませんでした。この供養塔は南側にあたるのでしょうか。
まだまだ、知られざるエピソードがこの街には眠っているのですね。
まずは何にせよ、二度と起こらぬよう、犠牲になられた方の御霊の安らかならんことを祈るばかりです。
市民としても、てっちゃんとしても。
p_m_aさん
おはようございます。
> 内宮踏切は何度か通ったことがありますが、まさかそんなエピソードがあるとは。
> 実は供養塔にも気が付きませんでした。
私もでした。今回初めて気づきました。
> この供養塔は南側にあたるのでしょうか。
内宮踏切の北側です。
> まだまだ、知られざるエピソードがこの街には眠っているのですね。
私もほんとに知らないことが多いです。
> まずは何にせよ、二度と起こらぬよう、犠牲になられた方の御霊の安らかならんことを祈るばかりです。
同感です。
では、また、