2012年10月08日(月) 御塩焼固(2012年10月) (車、徒歩)
御塩焼固を見学するため御塩殿を訪れた。
御塩の護送(2012年10月) に立ち会った後、鳥居をくぐり参道を進んだ。
御塩殿の前に建てられた鳥居をくぐり、まずは御塩殿神社にお参りした。
続いて御塩殿の前へ戻ると
その中では喜多井さんが作業を開始されていた。
しばらくすると御塩殿の妻の上部から煙が立ち上がり、
竈の左側では喜多井さんの白衣に映る炎が見えた。
これから、三角錐の土器に荒塩を詰める作業が開始されるとのこと。楽しみに待っていた。
まずは、すでに準備されている土器の状態を確認し、
御門と御塩殿の間に筵が敷かれた。
喜多井さんが座るものと三角錐の土器が列べられるものとは種類が異なる。これにも意味があるのだろう。
準備が整い、作業が開始された。
本日は20個の土器に荒塩が詰められるが、まずは数個の土器が列べられた。
一個の土器を手に取り、木のへらで荒塩をすくうと土器の中へ・・・、
そして、木の棒で丁寧にしっかりと荒塩を突き固める。
この作業を何度も繰り返すと
荒塩が土器から溢れるほどになるとやっと一つの作業が終盤を迎える。
木のへらで表面を押し固め、整形しつつ
三角形の辺の面を取るようにへらを移動させる。
これでひとつ終了。続いて二つ目の土器を手に取ると同じ手順が繰り返された。
熱心な拝観者は私以外にも・・・この後さらに数名が・・・
そして、二つ目も終了。
作業は続けられた。
荒塩の詰め込み作業の途中、喜多井さんが立ち上がられると竈の火を調整に・・・。
竈から戻るとさらに作業は続いた。
そして、最初に準備された土器での作業が完了すると
荒塩を詰めた土器を竈の上に並べ、
荒塩を補給に・・・
荒塩を補給に向かわれたのは御塩殿の右後方にある御塩倉。
初めて拝見する光景だ。
俵から・・・
御塩殿の中では竈の火が順調に燃えているようだった。
荒塩の補給を終えて喜多井さんが戻られた。
陶器の器に盛られた荒塩と三角錐の土器を
拡大してパチリ。
この後も作業は続けられた。
神職が現れた頃、喜多井さんがしばしの休憩を取られた。
私は所用があるため、20個の完成を見る前に御塩殿を後にした。
【御塩焼固までの流れ】
【2012年03月の様子】