2013年04月13日(土) 国束寺跡~国束山ほか~(谷コース)~アスピア玉城 (徒歩、車)
アスピア玉城を出発し、旧国束寺跡に到着後、度会町平生に移された國束寺を往復して旧国束寺跡へ戻ってきた。ここからは国束山に登った後は復路となる。あとは下りとなるため、鳴子山に足をのばしてから谷コースを下り弘法石へ向かった。
【今日のコース】
アスピア玉城→弘法石→(国束山 山コース[尾根コース])→旧国束寺跡→國束寺[度会町平生]→旧国束寺跡→国束山→国束山谷コースへの分岐→鳴子山(往復)→国束山谷コースへの分岐→(国束山谷コース)→弘法石→アスピア玉城 (赤文字:本記事分)
旧国束寺跡には次の道標があったので、矢印に従い
観音堂跡のど真ん中を通り抜け、
国束山山頂へ向かった。
ほどなく次の分岐に到着した。
「左 頂上」、「右 鳴子山」
ここではまず国束山山頂へ向かうため、左へ進路をとった。
道なりに進み斜面を登ると
「八幡社」と刻された石、八幡社跡だろう。
さらに、斜面を登ると
そこには「白山社」と刻された石、ここは白山社跡だろう。
その後山頂を左へ巻くように進むとここに出た。
そこには「国束山 414m」の山頂標が立っていた。
旧国束寺跡にあった配置図には標高413.8mと書かれていた。
そして、山頂標の左手には「夜奈塚」と刻された石柱が建てられている。
山頂標付近の隣には積み石で囲われた石畳があり、
その前には小さな鳥居が置かれていた。
玉城町史上巻のP.70 には
国束寺の縁起 (中略) 『勢陽五鈴遺響』にも「山後に大神宮胞衣(エナ) (雑記では素盞嗚尊の胞衣)ヲ蔵トム云処アリ。 小石を積(ツム)石壇アリ。・・ 」
とある。もしかすると夜奈塚の「夜奈」は「胞衣」で、石壇がこの石畳?
山頂の風景を確認すると先ほどの分岐まで戻った。この後は鳴子山へ直行だ。
道標に従い、杉木立のなかを軽快に歩いた。
所々に「天孫界道」の文字が書かれていた。
その後、一気に下ると
谷コースへ分岐に到着。
「原へ下山」の矢印に従いここを下れば、谷コースを辿り、国束山に登り始めた弘法石へ到着する。国束山から下ってくると鋭角に折れて下っている。
また、この分岐付近でも「天孫界道」の文字を発見。
まずは鳴子山へピストンするために尾根道を先へ進んだ。
一度登ってから下ると次は急な登りで滑りやすい。足元に注意を払いながら慎重に登った。
登りの途中で風に吹かれて桜の花が舞っていた。体勢を整えてパチリ。花びらは一枚、しかも微かにしか写っていなかった。(残念)
急坂を登り切ってからしばらく進むと木陰となっている山頂へ到着した。
ここが鳴子山山頂だ。どうも山頂の雰囲気がない。
しかし、多数の山頂標だけでなく、二等三角点がある。
こんな掲示まであった。「宮川から櫛田川まで」、興味深いフレーズだ。
山頂標、
道標。
そして、さらに目には入ったのが「大赤樫 天然記念物 50メートル」の案内柱。
女鬼峠へ向かうルートとは別の踏み跡を進むと
右手下方に強大な樫が立っていた。全体がフレームに収まりきらなかった。
山道脇には杉の木の幹に「大樫 天然記念物」と書かれていた。
また、大赤樫にはしめ縄が巻かれていた。
天然記念物 大赤樫の見物を終え、鳴子山山頂も通り過ぎ、谷コースへの分岐へ戻ろうと急いでいると足元に何かがいる気配を感じた。パチリ。やっぱり何かいた。
急な斜面に注意しながらも急ぎ足で分岐へ到着した。
ここからはひたすらの下りなので、靴の紐を締め直し足元を固めた。
周囲に視線を送りながらも軽快に下った。
途中でパチリ、パチリ・・
「谷コース」の案内板も。
しばらく尾根を下ると沢筋へ出た。
丸太作られた橋を渡ると
頭上で木が鳴った。杉の木々が擦れ合って音を発していた。森は生きている・・・。
沢沿いを歩くと
再び沢を渡り、左右に行ったり来たりしながら
さらに下った。
途中でこんな自然石と小さな石の組み合わせを見ると仏像に見えてしまった。
さらにどんどん下ると
徐々に沢の幅が広くなり、
水量が増した。
所々では小さな滝になっていた。
ついに土道がコンプリート舗装された道路となった。
本格的な沢を左手に見ながらさらに進むと
見覚えのある場所にたどり着いた。振り返ってパチリ。山コースの登り口だ。
朝に見た「と石」も光の加減で別物に見えてしまう。
弘法石まで下るとこの後はほとんど水平道、アスピア玉城へ向かった。
クールダウンのつもりでゆったりと風景を楽しみながら歩いた。
往路では気づかなかったこんな風景も。
新池では水中から木が生えている。
さらに新池の畔を進んだ。
新池とヒジヤ池の間の分岐、思い出の場所にたどり着くと、まずは新池からパチリ、・・
その畔には桜の木があるが
ほどんど花は散ってしまっていた。
続いてヒジヤ池へ移動すると
その畔の桜は品種が異なるようで
まだまだ蕾も残されていた。八重桜だ。
しばらく桜を愛でてから両池を後にした。
伊勢自動車道原高架橋へ向かうと右手に次の石柱、
左手には次の?をパチリ。
最初はミスコースにより一時間弱もロスしてしまったが、計画通りのコースを歩くことができた。
原高架橋をくぐり、
叺池を眺めながら
「ふるさと味工房アグリ」へ向かった。
「ふるさと味工房アグリ」横の広場には多数の鯉のぼりが泳いでいたのでパチリ、
パチリ。
以上で国束山 + α の山歩きは終了隣、大駐車場を後にした。
この後、帰路についたのだがいつもの寄り道癖が・・・
【 20130413 の記録 】
- アスピア玉城~弘法石~(山コース)~旧国束寺跡
- 国束寺跡~國束寺(往復)
→ 涌福智山 國束寺(度会郡度会町平生) - 国束寺跡~国束山ほか~(谷コース)~アスピア玉城
- 円通山 石佛庵、順礼道引観世音(度会郡玉城町原)
- 村山龍平記念館 開館三十周年記念特別展