藻刈神事(二見興玉神社)

2011年05月21日(土) 藻刈神事(二見興玉神社) (車、徒歩)

伊勢志摩きらり千選 5月カレンダー にて、二見興玉神社での藻刈(もかり)神事の斎行を知った。10時から本殿で祭典が始まる予定だったので、1時間ほど早く到着し撮影場所を確認した。

ちなみに藻刈神事とは、二見興玉神社(特殊神事)のホームページによると

藻刈神事(もかりしんじ) 5月21日   10時
当社ではらいのぐ祓具として用いる『むくしおくさ無垢塩草』を採取する神事で、夫婦岩の沖合七〇〇m先に鎮まり坐す猿田彦大神縁りのおきたましんせき興玉神石より採取します。
本殿での祭典の後、神職・巫女が榊・幟を立て注連縄を張り巡らした和船に乗り、興玉神石の付近を
三周し、二拝二拍手一拝の後、御酒御饌を海中に捧げ、無垢塩草を手鎌で刈り取ります。後、天日に干して、祓具・不浄祓守となります。
『無垢塩草』は諸々の罪穢れを祓うと言われており、古来より宮中・神宮、諸社にて広く使われております。

『無垢塩草』の使い方
*身に付けてまた浴場に入れ、不浄祓守とします。
*〆縄に付け門口の不浄を祓い、また田畑の畦に立て害虫の災いを防ぐのに用います。

興玉神石・・周囲1㎞ほどの岩礁。江戸時代の地震で水没し、現在はほとんど見ることが出来ない。

とある。

 

藻刈のための船は江漁港(伊勢市二見町)から出発するそうなので、まずは江漁港を訪れた。五十鈴川(江川とも呼ばれるようだが、)に架かる日乃出橋から江漁港を望むとしめ縄の準備が進められていた。

日ノ出橋(五十鈴川)から江漁港を望む

日ノ出橋(五十鈴川)から江漁港を望む

あと1時間ほどで出港なので、そそそろ準備完了となるのだろう。

江漁港(伊勢市二見町)

江漁港(伊勢市二見町)

折角なので漁港の中へ入ってパチリ。

江漁港(伊勢市二見町)

江漁港(伊勢市二見町)

ただ、ここで出港を見送ると実際の藻刈を拝観できなくなるので、次のポイントを探すために二見興玉神社の方へ戻った。

 

日乃出橋を渡り返し、

日ノ出橋(五十鈴川)から下流を望む

日ノ出橋(五十鈴川)から下流を望む

国道42号線に出ると再び五十鈴川を渡ることになる。右手にある突堤なら五十鈴川も夫婦岩も見渡せそうだ。

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の河口付近

 

伊勢志摩国立公園の案内板の左手にある堤防の防潮扉から階段を下ると

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の河口付近

さきほどの突堤に出る。ここなら270°くらいは視界が開けている。ただ、夫婦岩まではかなりの距離があり、私のデジカメでは米粒にもならないだろう。となると、ここで船を見送り、船とともに移動する。つまり、私は全速力で走る。そうすれば、船を見送ることと藻刈を拝観することも両方を実現できる。それしかない。

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の河口付近

今日の方針が決まったので、10時から開始される祭典が斎行される二見興玉神社へと戻った。

 

二見興玉神社には予想したほどの参拝客はいなかった。通常の休日の風景の感じだった。藻刈神事の拝観を目的に来られる方はほとんどいないのだろうか?

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

そろそろ十時になる。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

しばらくすると、社務所の前に神職、巫女が整列した。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

神事を前に緊張しているのかと思えば、この笑顔。いい笑顔だ。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

 

本殿から「ドン、ドン・・」と太鼓の音が聞こえると一同の表情が引き締まり、神事の開始を予感させた。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

氏子の方々であろうか、スーツ姿の数名が神職等と対面すると

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

巫女を先頭に祭員は拝殿へと向かった。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

全員が着座の後、祓詞が奏上され、修祓が執り行われた。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

この後も祭典は続いたが、私は例の突堤にて待機するため拝殿を後にした。

 

本殿の脇を通り、

二見興玉神社

二見興玉神社

五十鈴川河口付近の突堤までやってきた。

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の河口付近

 

突堤には大きな望遠レンズを付けたカメラを夫婦岩方面に向けている人がいたが、他は釣り家族、手ぶらの数人のみだった。のどかな雰囲気だったが、日差しが強くなってきた。

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の上流を望むと奥の橋の右手方向に江漁港があるので、10時40分頃に出発すると思われる。

五十鈴川の河口付近

五十鈴川の河口付近

 

なにもしない、ぼーっとした時間を過ごしていたら、船が現れた。あれが、藻刈の船だ。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

後ろにはプレス用の船も見えた。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

どんどん近づいてくる。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

目の前を通過。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

さらに、先へ

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

そろそろ走ろうか。と思ったら別の船がやってきた。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

こちらの船も見送ると、石段を駆け上がり、

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

とにかく走った。走った。

 

二見シーパラダイスを過ぎたあたりで船に追いついた(船が旋回し始めたから追いつけた)ので二見シーパラダイスの裏の防潮壁からパチリ、パチリ。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

まだ、時間に余裕がありそうなので、夫婦岩の近くまで行くことを決意し、二見シーパラダイスから砂浜を横切り、

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

二見興玉神社の参道にある土産物屋の前を通り、やっとこの辺までやってきた。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

神職が船の上に立ち上がっていた。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

なにか動きがあった?

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

(帰宅後に、画像を拡大して棒状のものを手にしているのが分かった。前面から撮影しているプレスの写真が楽しみだ。刈られた藻も写っているだろうか?)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

 

さらに、夫婦岩に近づいてパチリ。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

パチリ。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

 

そろそろ神事は終了したと見えると、

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

復路は往路のゆったり感とは正反対に、漁船が高速航行するように波しぶきをたて、

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

 

二見シーパラダイスの裏を瞬時に通過し、

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

五十鈴川へと消えて行った。

藻刈神事(二見興玉神社)

藻刈神事(二見興玉神社)

 

この後は、神宮125社である神前神社(許母利神社、荒前神社を同座)に参拝するため日乃出橋の方向へと向かった。二見シーパラダイスの前を通過し、

二見シーパラダイス前

二見シーパラダイス前

五十鈴川河口付近でパチリ。

五十鈴川河口付近

五十鈴川河口付近

右側の歩道を見ると「江川橋」とある。上流に見える日乃出橋には五十鈴川とかかれているが、「江川橋」この名前からするとこの川は「江川」と考えられる。結局、呼称が2種類あるのだろう。「五十鈴川」と「江川」

江川橋から江漁港方面を望む

江川橋から江漁港方面を望む

国道42号線を道なりに進むと日の出橋東交差点の手前で、藻刈の船に乗船したと思われる祭員を乗せた車が2台通りすぎて行った。

国道42号線 日の出橋東交差点

国道42号線 日の出橋東交差点

先ほどの船の様子が気になったので、日乃出橋から

日乃出橋(五十鈴川)から江漁港を望む

日乃出橋(五十鈴川)から江漁港を望む

江漁港をパチリ。お片づけ中だった。

江漁港(伊勢市二見町)

江漁港(伊勢市二見町)

私は藻刈神事を回想しながら

日乃出橋(五十鈴川)から河口を望む

日乃出橋(五十鈴川)から河口を望む

神前神社へと向かった。

 

【無垢鹽草(むくしおくさ)】

無垢鹽草(むくしおくさ)とはどんなものか知らなかったので、授与していただいた。200円。こちらだ。

無垢鹽草(むくしおくさ)

無垢鹽草(むくしおくさ)

 

袋から取り出すと 表には、二見浦禊齋 無垢鹽草(むくしおくさ) とあり、

無垢鹽草(むくしおくさ)

無垢鹽草(むくしおくさ)

 

裏には、

無垢鹽草(むくしおくさ)

無垢鹽草(むくしおくさ)

無垢塩草(むくしおくさ)のわけ
二見の浦に太古倭姫命(やまとひめのみこと)が、天照大神を奉戴して御船をとめさせ給いし興玉神社の霊蹟から採取します。
当浦はミソギの霊場で、身を清めケガレを祓って神宮に参拝するのが古くからの吉例となっています。当神社では伝統によりミソギに代る無垢塩の祓を行ないますが、直接祓を受けられない方のためにこの霊草をおわけします。
一、無垢塩草は浴場に入れ、または身につけて、不浄祓いとします。
一、この霊草をシメ縄に付け門口の不浄を祓い、また田畑の畦に立て害虫の災いを防ぐのに用います。
二見興玉神社社務所

とある。

これが、無垢塩草だ。

無垢鹽草(むくしおくさ)

無垢鹽草(むくしおくさ)

 

【 20110521の記録 】

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*