熊野古道体験ツアー 三瀬の渡しから瀧原宮

2013年11月24日(日) 熊野古道体験ツアー 三瀬の渡しから瀧原宮 (車、徒歩)

昨日に引き続き「宮川流域案内人とともに」のツアーに参加した。今日は『宮川流域案内人とともに「熊野古道体験ツアー 三瀬の渡しから瀧原宮」』。私の参加目的の90%は三瀬の渡しにあった。残り10%はお伊勢さん125社巡り。

実は、三年前(2010年)にも流域案内人企画行事「熊熊野古道伊勢路を歩く!」で三瀬の渡しを渡る機会があったのだが、その時は前日の大雨で中止になってしまった。あれから約3年間、この日が来るのを心待ちにしていたのだった。

【参考】

 

今回は、ツアーのタイトルのキーワードになっている「三瀬の渡し」と「瀧原宮」は別の記録として、ここではツアーの全体を紹介する。こちらが参加案内。主催は昨日の記録でも紹介した「大台町ふるさと案内人の会」だ。

宮川流域案内人とともに「熊野古道体験ツアー 三瀬の渡しから瀧原宮」への参加案内

宮川流域案内人とともに「熊野古道体験ツアー 三瀬の渡しから瀧原宮」への参加案内

 

受付を済ませて参加者全員が集合すると出発となった。まずは三瀬の渡し跡を目指した。

道の駅 奥伊勢おおだい(大台町佐原)

道の駅 奥伊勢おおだい(大台町佐原)

奥伊勢おおだいから隣にあるMaxValuの前を通り、

道の駅 奥伊勢おおだい〜国道42号 上三瀬交差点

道の駅 奥伊勢おおだい〜国道42号 上三瀬交差点

私が歩いた熊野古道を途中まで逆行した。

【参考】 2013年05月25日の記録

 

小佐原橋で大谷川を越えると

小佐原橋(道の駅 奥伊勢おおだい〜国道42号 上三瀬交差点)

小佐原橋(道の駅 奥伊勢おおだい〜国道42号 上三瀬交差点)

上三瀬交差点では地下道で国道42号を渡った。

国道42号 上三瀬交差点

国道42号 上三瀬交差点

 

さらに進むと右手に見えていたはずの校舎(三重県立宮川高等学校(2012年廃校))が無くなっていた。先ほどの記録では堂々と建っていたのに・・・。

廃校になり校舎が解体された旧三重県立宮川高等学校跡地

廃校になり校舎が解体された旧三重県立宮川高等学校跡地

 

民家の間を進むと

国道42号 上三瀬交差点〜大谷不動明王

国道42号 上三瀬交差点〜大谷不動明王

その外れの右手に大谷不動明王が祀られている。

大谷不動明王(大台町上三瀬)

大谷不動明王(大台町上三瀬)

この鳥居をくぐり、沢筋へと下るようだ。ここは見学コースに入っていなかった。熊野古道を歩いた時にもお参りできずにいるので、次回の楽しみにとっておこう。

大谷不動明王(大台町上三瀬)

大谷不動明王(大台町上三瀬)

と言いつつ少しは未練があるのだろう。案内板にて紹介されている清滝と思われる滝を道路上から見下ろしてパチリ。

車道から望んだ大谷不動明王の清滝(大台町上三瀬)

車道から望んだ大谷不動明王の清滝(大台町上三瀬)

 

大谷不動明王を後にして先に進むと先行者は右へ折れた。

三瀬砦跡付近(大台町下三瀬)

三瀬砦跡付近(大台町下三瀬)

角の案内板には次のように記されていた。

戦国時代、織田信長に追われた八代伊勢国司北畠具教が三瀬館を構えた砦。この地の豪族で北畠氏に仕えていた三瀬左京祐の居城とされ井戸跡も残されている。現在は杉が植えられ、八幡社が祀られている。

この風景を背にして

三瀬砦跡入口付近(大台町下三瀬)からの風景

三瀬砦跡入口付近(大台町下三瀬)からの風景

三瀬砦へ向かうと

三瀬砦跡(大台町下三瀬)へ

三瀬砦跡(大台町下三瀬)へ

こんな風景。前方に見えるのは土塁だ。

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

さらに進むと説明板とその左手には鳥居が見える。八幡社の鳥居だろう。

三重県指定史跡 三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三重県指定史跡 三瀬砦跡(大台町下三瀬)

このビューからでも土塁がよくわかる。

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

説明はこちらを・・・。

三重県指定史跡 三瀬砦跡の説明板(大台町下三瀬)

三重県指定史跡 三瀬砦跡の説明板(大台町下三瀬)

 

鳥居をくぐって中へ入ると

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

 

右手に井戸跡があり、

三瀬砦跡にある井戸跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡にある井戸跡(大台町下三瀬)

前進すると高台には

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

八幡社が祀られている。お参り。

三瀬砦跡に祀られている八幡社(大台町下三瀬)

三瀬砦跡に祀られている八幡社(大台町下三瀬)

 

さらにその奥では断崖が宮川まで落ちているとのこと。その風景を見るためにさらに進んだ。

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

少し開かれた場所にたどり着くと左右に高くなっている場所があった。

三瀬砦跡(大台町下三瀬)から宮川を望む

三瀬砦跡(大台町下三瀬)から宮川を望む

まずは右側の高台からパチリ、

三瀬砦跡(大台町下三瀬)から望む宮川

三瀬砦跡(大台町下三瀬)から望む宮川

パ〜〜〜チリ。

三瀬砦跡にて(大台町下三瀬)

三瀬砦跡にて(大台町下三瀬)

続いては左の高台からパチリ。これから向かう三瀬の渡しは紀勢自動車道の高架の奥の方だ。

三瀬砦跡(大台町下三瀬)から望む宮川

三瀬砦跡(大台町下三瀬)から望む宮川

 

八幡社の前まで戻ると続いては土塁の上を歩いた。

三瀬砦跡の土塁(大台町下三瀬)

三瀬砦跡の土塁(大台町下三瀬)

木々に隠される周囲の風景を楽しんでから三瀬砦跡を後にした。

三瀬砦跡を出る(大台町下三瀬)

三瀬砦跡を出る(大台町下三瀬)

最後にパチリ。

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

三瀬砦跡(大台町下三瀬)

これが先ほど曲がったところ。

三瀬砦跡への案内矢印と説明版(大台町下三瀬)

三瀬砦跡への案内矢印と説明版(大台町下三瀬)

 

熊野古道に戻ると次は左手にある慶雲寺の前で停止。

慶雲寺(大台町下三瀬)

慶雲寺(大台町下三瀬)

古そうな石柱を見ていたら案内人の方が隣の馬頭観音の方が古いですよと教えてくれた。

慶雲寺前にある厄除祈願碑(大台町下三瀬)

慶雲寺前にある厄除祈願碑(大台町下三瀬)

パチリ。味がある。(古さには関係がないか)

慶雲寺前の馬頭観音(大台町下三瀬)

慶雲寺前の馬頭観音(大台町下三瀬)

 

さらに進むと分岐、私が熊野古道伊勢路を歩いた時は左からこちらへ歩いてきた。今日は右側へ歩いて行った。またこの分岐には興味深い案内板があった。

三瀬の渡しへの分岐(大台町下三瀬)

三瀬の渡しへの分岐(大台町下三瀬)

「長ケ2km→」、 「長ケ」の案内板は昨日の散策でも見かけた。

「長ヶ2km→」の案内板

「長ヶ2km→」の案内板

【参考】

分岐を右に進むと右手に道標がある。

三瀬の米配場付近の道標(熊野古道)

三瀬の米配場付近の道標(熊野古道)

反対側からもパチリ。

三瀬の米配場付近の道標(熊野古道)

三瀬の米配場付近の道標(熊野古道)

この近くには道標の説明板があり、その隣には三瀬の渡し舟案内板もある。

熊野古道の道標の説明板と三瀬の渡し渡舟案内板(大台町下三瀬)

熊野古道の道標の説明板と三瀬の渡し渡舟案内板(大台町下三瀬)

三瀬の渡し渡舟案内板には「熊野古道 三瀬の渡し保存会」の名前があり、日時を調整して予約すれば乗船できる旨が記されていた。この電話番号が変更されていなければ、

大台町観光協会 0598−84−1050
三瀬の渡し保存会 090−4861−9566

 

新たに設置されたという大台町 三瀬の渡し前 バスのりばの先は熊野古道だそうだ。私は迂回したのだろか? 大台町では大台町ふるさと案内人の会等により古い街道が再生されているとのこと。

大台町 三瀬の渡し前 バスのりば付近

大台町 三瀬の渡し前 バスのりば付近

三瀬の渡し方向へ進むと

三瀬の渡し場へ

三瀬の渡し場へ

三瀬の渡し場へ

三瀬の渡し場へ

左手遠方、田畑の中に道標が見えた。あれが熊野古道だそうだ。今度はこちらを歩いてみたい!

熊野古道と案内板(大台町下三瀬付近)

熊野古道と案内板(大台町下三瀬付近)

 

先ほど三瀬砦跡から小さく見えていた紀勢自動車道の高架を越えてから振り返って見上げながらパチリ。

熊野古道と紀勢自動車道(大台町下三瀬付近)

熊野古道と紀勢自動車道(大台町下三瀬付近)

この先は三瀬の渡しとなるので、別の記録で紹介。

【参考】

 

三瀬の渡しを体験した後は、お伊勢さん125社のひとつである多岐原神社へ向かった。

多岐原神社

多岐原神社

多岐原神社

多岐原神社

希望者のみ(自主的にお参りしたい人が勝手に)がお参り。

多岐原神社

多岐原神社

 

多岐原神社を出ると三瀬坂峠 三瀬川登り口へ向かう途中坂道でこんな道標を発見。誰がいつ・・・?

多岐原神社近くに道標(?)

多岐原神社近くに道標(?)

 

多岐原神社への道標を過ぎて車道へ出ると

多岐原神社への道標

多岐原神社への道標

ここからは私が熊野古道伊勢路を歩いたルートと同じだ。

【参考】

 

次のバスのりば。

Cバス 三瀬川上 バスのりば

Cバス 三瀬川上 バスのりば

この近くでは秋が深まっていた。もうすぐ冬だ。

Cバス 三瀬川上 バスのりば付近からの風景

Cバス 三瀬川上 バスのりば付近からの風景

 

三瀬坂峠 三瀬川登り口に到着すると、上着を脱いだり、水分を口に含んだり山登りの準備だ。思い思いに準備されている杖を借りると坂道を上り始めた。

三瀬坂峠 三瀬川登り口(熊野古道)

三瀬坂峠 三瀬川登り口(熊野古道)

その途中でパノラマ。

三瀬坂峠 三瀬川登り口付近からの風景

三瀬坂峠 三瀬川登り口付近からの風景

 

登り始めはゆっくり、ゆっくり・・・

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

これは誰の仕業だろう? 鹿?、熊?・・・ 意見は割れていた。

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

後は黙々と登るのみ。

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬川登り口〜三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠に到着だ。

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

 

ここで昼食となり、今日は恒例のおにぎり、ただし大きめの二個だった。昼食を終えると周りの方々からさまざまなおすそ分けをいただいた。こちらはカレー風味で酢漬けのカリフラワー、食べるのがもったいないほど美しかった。でもパクリ。

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

 

昼食を終えると大台町ふるさと案内人の会の 上野 進 さんの解説の後、里方向への下山となった。

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

ほぼ下り切った辺りに猪垣が残されている。

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂峠〜里登り口(熊野古道)

三瀬坂池を左に見ながら進むと

里登り口近くにある三瀬坂池(熊野古道)

里登り口近くにある三瀬坂池(熊野古道)

里の登り口へ到着した。

里登り口(熊野古道)

里登り口(熊野古道)

この熊野街道の道標も懐かしい。ここに記されている距離は熊野古道伊勢路の踏破者には感慨深いものがあるだろう。

里登り口(熊野古道)

里登り口(熊野古道)

 

里登り口からは熊野古道へは入らず、瀧原宮を目指して国道42号の歩道を歩いた。

その途中で、高台にある宝積寺の銀杏をパチリ。かなり大きな木だ。

国道42号から望む宝積寺の紅葉(大紀町滝原)

国道42号から望む宝積寺の紅葉(大紀町滝原)

 

そして一人なら気付かない一里塚跡。これは民家の庭の隅に建てられていた。

民家の庭にある一里塚(大紀町滝原)

民家の庭にある一里塚(大紀町滝原)

この辺りだった。

庭に一里塚がある民家付近の国道42号(大紀町滝原)

庭に一里塚がある民家付近の国道42号(大紀町滝原)

 

次の里交差点を左折すると熊野古道へ戻った。里集会所を左手に見て

里集会所(大紀町滝原)

里集会所(大紀町滝原)

道標に従って道なりに進むと

熊野古道、里集会所付近の道標(大紀町滝原)

熊野古道、里集会所付近の道標(大紀町滝原)

里 [ 宮本スクールバス停 ] バスのりばがある。

Cバス 里 [ 宮本スクールバス停 ] バスのりば

Cバス 里 [ 宮本スクールバス停 ] バスのりば

こんな風景も・・。

里公民館〜瀧原宮(熊野古道)

里公民館〜瀧原宮(熊野古道)

 

この後、瀧原宮へのお参りは別の記録に。

【参考】

 

瀧原宮にてお参りを終えると、案内人の方々がドライバーとなり我々ツアー参加者を出発点の道の駅 奥伊勢おおだいまで送ってくれた。

 

そして、今日も素晴らしい一日が終了となった。

道の駅 奥伊勢おおだい(大台町佐原)

道の駅 奥伊勢おおだい(大台町佐原)

大台町ふるさと案内人の会の皆さんに感謝し、道の駅 奥伊勢おおだいを後にした。

道の駅 奥伊勢おおだい(大台町佐原)

道の駅 奥伊勢おおだい(大台町佐原)

 

【 20131124 の記録 】

 

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