2012年12月09日(日) トレッキングシューズの足慣らし山行(朝熊山) (車、徒歩)
長く付き合ってくれたトレッキングシューズは二週間前に両足のかかとのソールが削れ足に負担が架かるようになった。
【参考】
紅葉の談山神社 ほか
そこで新しいシューズを調達するために松阪のヒマラヤを訪れたところ、「ニューバランス MO703GH 4E」が51%OFF、約8,000円也、早速購入。在庫処分だろうが、それなりのものが半額なら・・・
まずは足との馴染み、靴紐の縛り方(どの位置をどの程度の強さで)などを確認するため、今日は朝熊山(あさまやま、ただし正式名称は朝熊ヶ岳:555m)をトレッキングすることにした。
数年前は冬場になると毎週のように登っていたが最近は神社へのお参り等が忙しく、久しく登っていなかった。
ルートとしては町石の調査でも登り慣れた朝熊岳道を採用。
【参考】
朝熊岳道の登り口であるであいの広場にある駐車場を目指した。すると駐車場から離れた路上に駐車の列が・・・・、駐車場は満車か! とにかく様子を見るために駐車場を訪れたがやはり満車。路上駐車の列の後尾(先頭?)へ車を駐めようとした時、駐車場の方から3台の車が私の横を通り過ぎた。これはスペースができたはずだ。であいの広場にある駐車場へ向かうと予想どおりスペースがあった。とりあえず路上駐車を避けることができた。
今も変わらず朝熊岳道は人気のルートなんだろう。
車を駐めるとトイレを済ませ、柔軟体操の後歩き始めた。
まず、東屋で目にしたものは「皆様へのお願い」。狭い町内は通行しないように。
住民の生活が最優先だから、この指示は守ってほしいものだ。私はいつも往復ともに平岩道を利用している。
そして、「ようこそ朝熊岳道へ」の案内板でも気になる掲示を発見。
案内板の右端に 「狭い登山道は登り優先で」とあった。
山行時の配慮といえば、たとえば、山で「ちはぁ」とか「こんちは」など挨拶を交わすのは通例だが、私は自身が下りの時は登ってくる方が挨拶されるまでこちらからの挨拶は控えている。相手の状況がわからないなか無理やり挨拶させてしまわないように・・・
今日は新しいシューズの足慣らしなので撮影は控えて靴と足に意識を向けながら登った。するとこの掲示。今まで見たことがない「登山道」の案内矢印、その先を見ると
別ルートの入口には次の警告。
登山者へ
ここは、私有地です。
侵入禁止地主
ここは私有地だったのか、ルートはしっかりと踏まれており私も何度か歩いたことがある。申し訳ないことをした。それにしても「侵入」とは穏やかではない表現、どんな被害があったのだろう?
今後は脇道ルートは利用しないことを意識しつつ先へ進むと朝熊登山鉄道ケーブルカー跡に架かる橋へ到着。橋には「塗装作業中」の文字。
塗装?、どこだ・・・。見つけた。
手すりの支柱基礎部分だ。でも鎖が気になる・・・
鎖を気にしつつも橋の上からの風景をパチリ、ケーブルカーの下り側。
さらに、ズーム。かなりの紅葉だ。
そして、こちらはケーブルカーの上り側。
橋を渡りきり振り返ると鎖の正体が分かった。橋脚を塗装するための足場(鉄パイプ)を吊っていたのだ。
橋を後にして朝熊峠までの中間点を過ぎ、しばらく登ると十二町~十三町の途中で右手に視界が開ける。
さらに登り、十五町を過ぎると山道の中央に古木が立っている。その根元にはうろがあり、以前は次のように石が並べられていた。
2010年08月16日時点
朝熊山登山(朝熊岳道:朝熊登山口~朝熊峠) (神宮巡々)
本日、うろには石は跡形もなく木の実が三個のみ。石が木の実に化けた?
通り過ぎてから振り返ってパチリ
さらに進むと積雪が残っていた。
雪を見ていたら、朽ちた木の年輪の方が気になり、パチリ。
さらに登り、そろそろ二十二町、朝熊峠に到着寸前、次の掲示板が建っていた。まだ新しい。
内容を確認すると来週12月16日に「伊勢の森トレールランニングレース」が開催される。ご理解をよろしくとのこと。
【参考】
そして、ほどなく朝熊峠へ到着。峠付近は整備され、植林も。
下界から朝熊山を望んだ時はガスっていたが、ここまで登ってみると雲は多いもののかなり晴れていた。右から左へパン。
とうふ屋旅館の跡地も整備され、「車進入禁止」の立て札があった。トレールランニングレースのために整備された?
朝熊山(朝熊ヶ岳)山頂を目指して山道を進むと次の案内矢印を多数見かけた。
巻道を歩き、二瀬橋への分岐でトレイルランニングレースのルートと別れた。山頂を目指すとテレビ中継塔が見えた。
現代版五重塔のようだ。(先日、TV番組『美の巨人たち』で「室生寺五重塔」の企画を見たからだろうか?)
【参考】
- 『美の巨人たち」 (TV TOKYO)
下界の風景も木々の合間からパチリ。
そしてすすきの原を抜けると朝熊ヶ岳山頂。
朝熊ヶ岳山頂に立ち海を眺めると
あれは、
三ツ島だ。昨日、日の出を拝んだ場所。
【参考】
続いて、朝熊ヶ岳山頂にある八大龍王社。鳥居の先に・・・
鳥居の途中で左はこの景色、
右には手水石と池がある。凍っている?
手水石を確認すると張られた水は凍っていた。しかも指先で押しただけではびくともしない。かなりの厚みだ。
池に目を転じるとこの通り。水面は凍っているようだが未確認。
凍った手水にて心身を清めて殿社の引き戸を開けた。中へ入りまずはお参り。
その後、この場所を見学。「八大龍王」の提灯、
さらに、「龍」の扁額、
そして、極めつけは天井に描かれた
『龍』の絵。
殿社を出てから改めてパチリ。ここは「金剛證寺 八大龍王社」。
ここは神社だと思うが、鳥居の先に見えるTV中継塔が現代版五重塔のようだ。(先ほども言ったが)
再び、海を眺めようとすると、次の立て札を発見。「伊勢の森トレイルランニングレース」のお知らせだ。
すると、駆け足の人が・・・(試走だろうか?)
今日は新しいトレッキングシューズの足慣らしなので、この後は下ることにした。下りはアスファルト舗装での歩き心地を確認するため、舗装路を歩き、
朝熊峠からは朝熊岳道を下った。下る前にパチリ。
下りの途中で次の案内板をパチリ。この辺では景色は見えない。この案合板が設置された時点では視界が開けていたのだろう。(これこそ箱物行政か! 心が入っていない?)
そして、十五町付近の山道に立つ古木へ到着。適当な石を探して置いてみた。この石はいつまでこの場所に留まっているだろう。次回の山行が楽しみだ。
その後、一気に下り四町へ到着。ここには神社がある。山道から左の斜面の上、
踏まれた道を進むと20mほどで朝熊山神社へ到着する。
鳥居には、「大福神」の桃符が付けられたしめ縄。
榊はそれほど枯れていないので、最近取り替えられたのだろう。
お参りして、山道へもどった。
四町の標石付近はこんな感じ。太陽の光が神々しかった。
この光で、町石とともにポートレート。パチリ。
この後は、であいの広場を目指して、冬を感じながら平坦路をゆったりと歩いた。
最後に、本日の主役、トレッキングシューズ。
左が新、右が旧。 旧には「お疲れさま、ありがとう。」
新には、「これからよろしく!」