2013年06月09日(日) 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3 オプション(馬越峠~天狗倉山 往復) (徒歩)
熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(相賀から馬越峠まで)に て、石畳を踏みしめながら馬越峠に到着した。馬越峠は300m程度の高度しかないのに峠に到着した頃には少し疲れていた。
しかし、私の背中を押して熊野古道伊勢路へ導いてくれた福元ひろこさんの著書「歩く旅の本 伊勢→熊野」(東洋出版)のP.122~124に天狗倉山の記述がある。ここを読んでしまったらこの山に登らずにはいられなかった。
【参考】
現在14時50分、コースマップでは馬越峠~天狗倉山の往路が30分、復路が20分とある。往復しても15時半過ぎには下山できる。行動食を口にして、多めの水分を補給すると天狗倉山へのルートへ入った。
実はこの往路はほとんどが階段で登しかなく、時には胸突きのとても傾斜がきつく、足が上がらないほどの段差の階段がある。余裕で往復できると思っていた私は甘かった。結局、往復に要した時間はコースマップに記載されていた50分だった。しかし、天狗倉山はそれほどの苦労に値する場所だ。
(実は、帰りの電車に乗る際に気づいたのだったが、紀伊長島の『ゆうがく邸』での講演のために三重県入りしていた福元さんからFacebookにメッセージをいただいていた。私の二時間ほど前に馬越峠を歩いていたそうだ。そこには「その上の天狗倉山までいってみてください。」のメッセージが添えられていた。)
馬越峠にある道標の「天狗倉山」に従い、天狗倉山への山道へ入った。
この間は黙々と淡々と登ることに集中していた、いやせざるを得なかったのだろう。写真を撮っていなかった。・・・
山頂に近づくとルートが二手に分かれていた。
なぜか、私は瞬時に往路は北道、帰路は南道と選択した。誰かいるのか? そして、足は北道へ・・・。すぐ、目の前から岩場だ。手を使わないと登り難い場所もある。
北(来た)道を振り返ってパチリ。
さらに登ると・・・・「おおおっ・・・」
巨大な岩。あれが山頂の巨石だ。
山道は巨石の脇へと進み、
頂上へ到着した。祠にお参りしてから
巨石に設置された鉄の梯子を登った。
巨石の下と上では別世界だ。
クリックすると360°のパノラマ画像。
こちらは180°だったか?
天狗倉山の山頂にある巨石から梯子で降りると
南側にある木製の梯子を登った。
その先、眼下には尾鷲の町並みが・・・
右手方向に見えるのは、
ズームで分かった。方位盤だ。ただし、単独行だ。危険は犯したくない。方位盤への接近は諦めた。
とにかく安全そうな場所から絶景を楽しんだ。
ここでもパノラマ。(クリックで拡大)
山頂南側の岩から恐る恐る直下を覗くと山道が見えた。岩の左手にある切れ目へ進むと次の道標があった。こちらは南側、南道だ。
さすがに南側は視界が開けていた。
注意しながら駆け下りると
すぐに南道と北道の合流(分岐)点に到着した。
後は馬越峠まで下るのみ。細心の注意を払いながら駆け下りた。
結局、下りは13分くらいだった。よくよく考えると山頂での滞在時間がかなり長かった(15分)ようだ。
往路では気づかなかった「馬越峠~天狗倉山 1/7」の道標をパチリ。
【 20130609 の記録 】
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(出発点であるJR紀伊長島駅へ)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(JR紀伊長島駅から一石峠を越えて古里、佐甫道展望台まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(古里、佐甫道展望台から三浦峠を越えて始神峠登り口まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(登り口から始神峠を越えて馬瀬まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(馬瀬から上里まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(上里から相賀まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(相賀から馬越峠まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3 オプション(馬越峠~天狗倉山 往復)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3(馬越峠からJR尾鷲駅まで)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3 オプション(尾鷲神社)
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#3 (JR尾鷲駅からの帰途)