2013年10月13日(日) 川原祓い 八幡神社(鳥羽市船津町) (車、徒歩)
先日の伊勢・二見・鳥羽・磯部ウォーク にて近鉄 船津駅を越えた辺りで八幡神社が御遷座されることを知った。
【参考】
地元以外の神社の御遷座に立ち会える機会などなかなかない。呼び寄せられたのだと感じた。午前8時から斎行される川原祓えに間に合うように出発した。
7時40分頃に八幡神社へ到着すると石階の前には幟が立ち、
(八)(幡)(神)(社)(御)(祭)(禮)の提灯が飾られていた。
石階を上り、左手にある社務所を覗くと社務所内には威儀物が準備され川原祓えの開始を待つだけであった。
また、社務所前には威儀物を受け取り所役が控えていた。
しばらくすると奉祝歳で舞を奉納する舞姫も川原祓えに参加するために登場した。
その姿を目で追いかける少女。
定刻の8時になると威儀物の召立が開始された。
名前が呼ばれると順次担当の物を受け取った。
棟札?
御太刀、
御菅笠など・・・
各所役が威儀物を奉持すると順次石階を下り、石垣脇に列んだ。
そして、宮司、神職が石階を下ると
先頭は加茂川の右岸にある祓所へと参進を開始した。
八幡神社から祓所へは近鉄船津駅脇にある踏切を渡り、さらには加茂川に架かる浜橋を渡る。
私は別のルートで浜橋へと急いだ。
近鉄の線路を渡る列をパチリ。遮断機が降りることはなく踏切を通り過ぎると
加茂川に架かる浜橋を渡った。橋を渡り終えると左へ折れ右岸を進んだ。
橋の北詰から数十m先の右側に
祓所があった。
鳥居と小社の間には横長の台が準備してあり
御旗以外の威儀物はその台の上に並べられた。御旗は鳥居の両脇にて奉持された。
祓詞の後、
大麻と塩湯にて威儀物と奉仕員の修祓が執り行われた。
その後、宮司による祝詞奏上。
以上で川原祓えが終了すると威儀物を神社へ持ち帰り、本殿へと奉納するために召立が開始された。
神社を出発した時と同様に、名を呼ばれた所役が担当する威儀物を奉持し
列立した。
準備が整うと改めて参進が開始され、
先ほど渡った浜橋を渡り返した。
今回は列が渡りきるまでに遮断機が二回降ろされた。さすがに電車のダイヤを変えることはできない。遮断機が上がるのを全員が待っていた。
踏切を渡ると神社までは上り坂だ。
白滝大明神の幟が立っている付近を通過する姿をパチリ。
重そうな威儀物も多いのでこれだけの移動は大変そうだ。着実に歩みを進めて八幡神社へ戻ってきた。
先頭の前導神職、塩湯、大麻・・と順に石階を上がると
参道を奥へと進み拝殿、本殿へと向かった。
宮司も到着した。
すべての威儀物が本殿へ向かい、
御旗が瑞垣の御扉の脇へ立て掛けられると
本殿の御扉が開かれる音がした。
【動画】 本殿の御扉が開かれる音、 八幡神社(鳥羽市船津町)
(11秒 728KByte)
その後、威儀物は順次本殿へと納められた。
【動画】 川原祓い後、威儀物の本殿への奉納 八幡神社(鳥羽市船津町)
(28秒 2.0MByte)
全ての威儀物の奉納が終了すると本殿の御扉が閉じられて川原祓いは終了した。
その後、拝殿の下では御遷座の最大神事である遷座祭のために御饌が準備されていた。
その間も宮司は参拝者の対応に忙しかった。
【 20131013 の記録 】
- 川原祓い 八幡神社(鳥羽市船津町)
- 遷座祭 八幡神社(鳥羽市船津町)
- 奉祝祭 八幡神社(鳥羽市船津町)
【追加】
八幡神社の御遷座に関するすべての神事、行事の拝観、白滝大明神のお参りを終えてから帰宅前に八幡神社の川原祓所を確認した。
近鉄船津駅横の踏切の先にある
浜橋(加茂川)にはまだ注連縄が張られていた。
対岸、右岸の下流側を望むと川原祓いが執り行われた場所の鳥居が見えた。
橋を渡り、川原祓所へむかった。
鳥居の奥には小さな祠が設けられ、
その前には小さな鳥居が建ち、その中には白布に包まれた石(?)が祀られていた。
川原祓所の見学を終えて戻ろうとすると賢島方向から走ってきた近鉄 観光特急「しまかぜ」を発見。パチリ!