2010年12月19日(日) 二見 夫婦岩の大注連縄張神事 (車、徒歩)
二見興玉神社において夫婦岩の大注連縄張神事が斎行された。ここでは大注連縄張神事の様子を報告する。
なお、二見興玉神社へ来るまでと、神事が終了してから帰宅するまでは、こちら。
【参考】 二見浦周辺
二見興玉神社の鳥居をくぐり参道を進むと「かえる」、そしてその先に夫婦岩が・・・。
夫婦岩を見ると、大注連縄は取り外されていた。
まずは現状を確認するため、二見興玉神社の社殿を通り過ぎて側面へ。
さらには背面へと回った。女岩の背面には脚立が準備されていた。
社殿の前に戻ってくると、
太鼓の演奏が始まった。9時40分頃だった。
しばらく演奏を聞いてから、夫婦岩の正面に位置する場所へ移動した。そこから夫婦岩の横に立ち並ぶ見物客をパチリ。
注連縄の紙垂と夫婦岩。
すぐ隣には名古屋テレビ(メ~テレ)のアンテナ(?)と軽自動車が置かれていた。
富士見橋の端に陣取り、神事が始まるのを待っていた。
一人の男性が女岩に登り、周囲を見渡してから戻っていった。
しばらくすると、社殿の前に大注連縄が運び出されてきた。今までは社殿にて祭典が斎行されていたのだろう。これから大注連縄張神事のメインイベントだ。
大注連縄張神事を担当する氏子が順次、夫婦岩の持ち場へと向かった。
男岩へは海水に脚を着けないとたどり着けない。
全員の配置が整うと、
まず、一本目の大注連縄が送り出された。大注連縄は参道にいる見学者の手の上を順送りされながら夫婦岩へとたどり着いている。
大注連縄を男岩へ引き上げるために、男岩から引綱が投げられた。
その引綱が大注連縄の先端に取り付けられると、
大注連縄は宙に浮きながら上がり始めた。手品のようだ。
これでまず1本目が男岩に渡ったが、さらに大注連縄は引き続けられた。
やっと男岩に巻ける長さまで引き上げられると、大注連縄の移動は停まった。しばらくは大注連縄を岩に固定する作業が続けられた。寒風が吹き荒ぶ海上で、かつ不安定な足場では大変な作業だ。
一本目の張りが終了し、
二本目が引き込まれた。
要領は一本目と同様だ。
撮影するビューを変えるために場所を移動したら、この間に三本目が引き込まれていた。側面からパチリ。
直径10cm の縄を固定するのは大変だ。どうも、巻いて固定した縄をさらに細い縄で束ねて固定するようだ。
男岩の斜面にはわらじが・・・
さらに、四本目が。
最後に、五本目が引き込まれた。
これで五本の大注連縄が揃えば元の状態に戻るので、正面から撮影しようと最初にいた場所へ戻った。
木遣り歌が続く中、
大注連縄は丁寧に固定されていく。
富士見橋にはメ~テレのカメラが。
私も負けじとパチリ。(何の勝負にもならん。)
しばらくすると、すべての大注連縄が締め上がったかに見えた。
氏子は順次、夫婦岩から引き上げて行った。
しかし、男岩の頂上には一名が残っていた。
一升瓶が逆さに・・ お神酒だ。
一方、見学者には餅まきが始まった。
お神酒で終了では無かった。まだ、大変な作業が残っていたのだ。海水の中に脚立が立てられた。
垂れている縄を束ねているようだった。
脚立での作業が数ヶ所。これらが終了するとついに大注連縄張神事が完了した。(お見事)
【2010年12月19日の記録】
- 二見浦周辺
- 二見 夫婦岩の大注連縄張神事