2013年11月16日(土) 待望の高見山トレッキング (車、徒歩)
ずっと登りたいと思っていた高見山、今回歩くチャンスを作ることができた。高見山は三重県と奈良県の県境にあり標高は1,219m、近畿のマッターホルンと呼ぶ人もいるそうだ。本来なら里から登りたいところだが、今日は出発も遅かったので国道166号の旧道にある大峠の登山口から登ることにした。(後で分かったことだが、これが幸いした。大峠から小峠方向へは旧道も登山道も立入禁止となっていた。これから入山されるされる方は注意が必要だ。私は結果オーライだったが、事前に入念な調査をしておくべきだった。反省)
いきなり反省から入ったが山に入るには細心の注意が必要だ。
国道166号を西へ走り、高見トンネルと手前を左へ入ると旧道へ入った。旧道は国道166号をくぐると山を巻ながら高度を上げていった。
その途中、こんな風景でストップ。左手の視界が完全に開けていた。パチリ。
高見トンネルの手前から20分ほどは走っただろうか、右手に近畿自然歩道の道標が現れると100m先が大峠だ。
大峠に到着後、車を駐めてから県境標をパチリ。奈良県の看板を撮るのを忘れた。
靴を履き替え、トイレを借りてから身体をほぐした。
「さあ、登るぞ!」さすが霊峰だけあり登山口には鳥居が建てられている。この鳥居は高見山関の寄進とのこと。高見山だけに・・・。
鳥居をくぐると急な階段をゆっくりを登った。
ここから山頂までは40〜50分の行程だ。今日は非常に天気がよく心身が熱くなりそうなので、風景を楽しみながらとにかくゆっくり、ゆっくりと進んだ。
まず最初の道標。
さらに高度を稼いだ・・・、
しばらくすると休憩広場の道標。
ここでは休憩せずに一気に山頂を目指すことにした。見上げると前方には山頂だ。近いようで遠い。
また、後ろを振り返るとこの風景・・・。
さらに進むと山頂がよく見える。
すでに半分位は登ってきただろう。
風景の変化を楽しみながらゆっくりと進むと
道標。数字が「8」に見えるが多分「3」だろう。
この付近からだと周囲の山々がさらに下に見えた。里はかなり遠くだ。
ズームでパチリ。霞んではいるが紅葉もかなり進んでいることがよくわかる。高い所は視点の変化が楽しい。
さらに進むと山頂から下ってくる男性とすれ違った。「こんちは!今日は良い天気ですね!」お互いの声が弾んでいた。男性を見送ってパチリ。
見上げるとすぐそこには山頂にある高角神社が見えていた。
この岩場を登ると
なだらかな斜面の先に山頂がある。
ここが山頂だ。念願の高見山山頂へ到着!
ここはこの周囲では最も高いので360°のパノラマを楽しめる。
まずは神社の裏にある「宇陀・曽爾の山々の案内板」の前でパチリ。
パノラマでパ〜〜チリ。
神社の横を通り過ぎるとお参りは後にして
避難小屋の上にある展望台へ向かった。
展望台の隅には「台高・大峯の山々と案内板」。
その前からパ〜〜チリ。
また、案内板の横に双眼鏡が設置されていたので
覗いてみると・・・?。「見えない?」どうもレンズの内部に水滴が付き、曇っているようだった。残念!
双眼鏡の脇からまだ撮っていない方向をパ〜〜チリ。
そこで視界に入ったのがこちらの木々。
高見山は冬の霧氷で有名だ。これらの木々の枝には氷が付き陽光に照らされるとキラキラと輝くのだろう。見てみたいが冬山の技術や装備がない私は・・・。
そして、実はここで私の心は迷っていた。昼食後どのルートを取るべきか?次の写真にある平野登山口方向へ下り途中で小峠へ向かい、小峠から大峠へ戻るか、それとも先ほど登ってきた山道をピストンするか?
結局は、今後の紅葉ハンティングの時間確保を考えてピストンすることにした。(先にも説明したが、小峠から大峠へは登山道も旧道(車道)立入禁止となっていた。結果オーライだったが、選択を誤っていたらと思うとぞっとする。下ったルートを山頂まで引き返し、さらに大峠まで下ることになったのだから・・・)
山頂からピストンすることに決めた渡した避難小屋へ戻ると
その内部をパチリ。
さらに、高角神社へと向かった。
やっとお参りすることに・・・、
少し高い段を上がり、小社の前でお参りした。
あとは来た道を下るだけだ。足元に気を付けながら急ぎ足で下った。
とは言え、所々で立ち止まってはパチリ、を繰り返して・・・
道標「山頂まで300m」、つまり山頂から300m。
道標「山頂まで600m」、このあたりで中間点辺りだろうか。
次は休憩広場。
この後は落ち葉と所々の紅葉を楽しみながら・・・
そして大峠の登山口の階段の上付近にたどり着くと右手に石柱が見えた。近づくと
そこには八百萬之神が祀られていた。
さらにその奥へ進むと山道が続いていた。
その先には石柱があったが、何と刻されているのかは分からなかった。
すると隣には説明版。おや、さらにその奥には「警 告」の文字。
近づくとこちらだ。
小峠〜大峠は立ち入り禁止。「ああ、よかった。ピストンで下って来て・・・」
無駄足を踏むことなく大峠へ戻って来れたことに安堵しながら駐車場を見下ろした。
さらに階段の上からもパチリ。
階段を下り鳥居をくぐりかえすとこんな看板にも・・・。
さらに、登る前に気づいていた旧道の立入禁止の警告もパチリ。
先ほどの規制案内板によると昨年の夏から立入禁止が続いているから一年以上立ち入れないことになる。いつまで続くのだろう。
クールダウンのため駐車場付近をウロウロしていてパチリ。
本居宣長歌碑と説明版があった。
「白雲に峯はかくれて高見山見えぬもみちの色そゆかしき のりなが」
そして高見山をあとにするため、トイレを借りてからパチリ。雨水を利用した手洗用水だった。山の上では水は貴重なのでありがたい。
その後、大峠を後にして高見トンネルの入口まで旧道を下った。
その途中で左手に開けた場所でパ〜チリ。
ズームでもパチリ。おっかない場所だ。
さらに、パチリ。
こちらは木梶三滝への分岐。木梶三滝も興味深いが、今日は飯高町の紅葉ハンティングが待っているので次回に・・・。
そろそろ終盤、眼下には国道166号のループ橋が見えてきた。
ズームでパチリ。
【参考】
後はこの分岐を右へ折れ曲がり下りきるだけだった。
坂道を下りきり国道166号の下をくぐってからトンネル入口付近を見上げてパチリ。
続いて、駐車場に車を駐めてからパチリ。
駐車場にはこんな案内版、
こんな案内板もあった。
以上で念願の高見山トレッキングは終了、続いては国道166号を東方向へと戻り紅葉ハンティング。
【 20131116 の記録 】
- 高見山へ向かう途中で見かけた沈下橋と紅葉(飯高町粟野)
- 待望の高見山トレッキング
- 国道166号のループ橋
- 紅葉の波瀬神社と波瀬本陣跡(松阪市飯高町波瀬)
- 紅葉の天開山 泰運寺(飯高町波瀬)
- 黒瀧神社(松阪市飯高町森)
- 乳峯神社(松阪市飯高町七日市)
- 本遷宮の準備が進められる水屋神社(松阪市飯高町赤桶)