2012年11月04日(日) 久志本社ほか(伊勢市神久) (徒歩)
今日は第44回全日本大学駅伝対校選手権大会の日、しかも倭姫宮ではご鎮座九十周年記念奉祝行事が実施されていた。奉祝行事も拝観したいし、全日本大学駅伝も生で応援したい。
となると応援ポイントは倭姫宮参道の入口にあたる倭姫前交差点だ。
と言うことで、早めに家を出て歩きで倭姫宮を目指した。
その途中には最近お参りしていない神社があるので立ち寄ってみた。それは伊勢市神久にある久志本社。この神社は一度通町の栄通神社に合祀されたのち、復祀されている。
【参考】 栄通神社(伊勢市通町)
河崎の北新橋を渡り、路地を抜けてしばらく歩くとこの風景。久志本社の社叢とホテルキャッスルイン伊勢が見える。
裏手から神社の境内へ入り、表へ回ると
「平成二十四年久志本社御造営寄附御芳名」が掲示されていた。
今年に御造営が実施されたのだ。
手水石を横目に見ながら鳥居へ向かうと
鳥居が新しく雰囲気だった。
以前、訪れた時の写真を探していたら、次のものを見つけた。
(2011年03月13日時点)
【参考】 被災地早期復興祈念巡拝
確かに鳥居が新しくなっていて「平成二十四年二月吉日」と書かれている。
鳥居をくぐると突き当たりには
山の神が祭られ、
その左手は遥拝所、
さらに、右手、遥拝所の背面が久志本社となっている。
前回、訪れたときの社殿の写真もあったので参考に。
(2011年03月13日時点)
由来記があったので、
パチリ。
久志本社
所在地 伊勢市神久三丁目二四八番
祭神 天牟羅雲命(あまのむらくものみこと)
例祭日 神事 二月第一日曜日由来記
天牟羅雲命は神皇産霊尊の六世孫。度会神主の遠祖である。(外宮神官家の系図に見る久志本家の遠祖でもある。)
天牟羅雲命は天孫(天の神の子孫・天照大神の孫とされる「ににぎの命」)の命を受けて高天原に赴き天忍石の水を持ち帰り食國の水に混じて、良水に変えたということである。
いわば、治水の功績のあった神である。(この水は、のちに豊受大神宮の御井戸に移され、その水を用い、天照大神の御饌が調進される慣わしとなった。)
久志本村には、永久年間(1113)の頃よりその子孫が住みつづけた。
久志本社は、神宮の一族がその祖天牟羅雲命を氏神として祭ったものである。
明治八年(1875)久志本村は社地を久志本家から譲り受け、久志本・新出の氏神として祭られている。
久志本社にお参り。
久志本社の左手には参道が続き、そこには赤い鳥居、
鳥居をくぐると社があり、
次の扁額が掛かっていた。
左に「甘露花壽稲荷神社」、右に「秋葉神社」、そして中央には「仮殿 久志本社」とある。御遷宮のために常に準備されているのだろうか?
次の通り久志本社仮殿の御扉が最も大きい。
甘露花壽稲荷神社と秋葉神社にもお参りして
参道を戻ると樹木の間隙からホテルキャッスルイン伊勢が見えた。
社殿の右側を巻く別の参道へ進むと次のように御垣への向かい入れるような光景となっている。
思わず吸い寄せられ、本殿をパチリ。コンクリート製のようだが御扉等一部は木製である。
鳥居をくぐり、久志本社を後にすると
しばらく時簡に余裕があるため近くにある神田社へ寄り道。途中、振り返って久志本社の社叢をパチリ。
【 20121104 の記録 】
- 久志本社ほか(伊勢市神久)
- 神田社およびその近くの社(伊勢市神久)
- 倭姫宮ご鎮座九十周年記念奉祝行事
- 第44回全日本大学駅伝対校選手権大会