2013年05月12日(日) 鳥羽のおいしいハイキング 小浜コース (電車、徒歩)
鳥羽市観光協会と鳥羽ガイドボランティアの会が主催する鳥羽のおいしいハイキング、今回は小浜コースだった。鳥羽の小浜といえば、以前三ツ島に昇る朝陽を拝み、土宮神社にお参りしたことがある。その際、時間がなくて大日和山に登ることができなかったので、今日は大日和山に登ることを目的として「鳥羽のおいしいハイキング」に参加した。
【参考】
鳥羽のおいしいハイキング 参加の前にを終えて、鳥羽駅の近鉄側階段を下るとその先では多くの参加者が出発を待っていた。
幟が立つ受付で資料を受け取り、私も待機。
いただいた資料は次の通り、但し、最終ページの地図は省略。
定刻になると「鳥羽のおいしいハイキング」開始の挨拶と
小浜半島を巡る小浜コースの概要とスケジュールが説明された。
準備運動で身体をほぐした後、出発。
このハイキングは参加者が自由に歩くタイプではなく、参加者全員が先導者に付き従って長い列をなすタイプだった。鳥羽おいしいハイキングに参加するのが初めての私は最後尾から続くことにした。
浜辺橋の手前までは線路に沿って・・・。
この辺だと目線と線路が同じレベルになっている。
浜辺橋の手前で右方向には海が開けている。帰りはこの路地を入って主水山へ向かうとのこと。
浜辺橋を過ぎるとホテル街を進んだ。かもめバスの中里バス停を通過、
かもめバスが追い越して行った。
黙々と歩き進めるとかもめバス 広畑バス停。
この辺から三ツ島が見える。
小浜漁港にある小浜漁協まで来るとこの前にある路地へ左折となった。
こちらだ。民家の間を進み、坂道を進むと
そこは旧小浜小学校。旧小浜小学校の前には甍の波が広がり、・・・ 「あっ、祠?」
今日は単独行動ではないので、昼食時(昼食の予定場所がここだったので)に詳しく確認することにした。
この場所で、大日和山へ向かうグループと町内を巡るグループに分かれた。大日和山コースへの参加者は圧倒的に多く、もちろん私も大日和山へ向かった。
大日和山へのルートは非常に分かり難い。旧小浜小学校のグラウンドから
右手へと進み、
遊具を右手に見ながら細い路地へ入った。
道なりに進むと突き当たりを右折した。その先が次の写真。
民家が切れるとその先は山道になる。このルートを探すのは大変だ。
山道へ入ると押し倒された草?の上を歩いた。踏まれていない道、山を歩く人はほとんどいないんだろうか?
木陰が多くなり涼しい風が吹くなか順調に進むと切り通しが現れた。
続いて、分岐が現れ左手にはお地蔵さん。ここから大日和山への上りだ。
左の谷に落ちそうな場所や
今にも折れそうな木の下をくぐったり・・・
そして突然左側に視界が開けると三ツ島が見えた。
ズームでパチリ。
この近くには「三つ島絶景展望台」の案内板が木に巻き付けてあった。
多くの参加者がこの絶景に見入っていた。
絶景ポイントを過ぎると木漏れ日を受けながらの上りとなり、ロープが張られた場所もあった。(岩場ではないが、足元が滑りやすいため)
さらに登ると
一瞬、視界が・・・
するとアッと言う間に山頂へ到着。
この山頂標には「大日和山 97m」、
大きな石へ近づくと
石の上には「大日和山 93.1m」
「日和山」の名前からは想像できないほど山頂付近の視界は悪い。かろうじて左手に見えたのは
池の浦のマコンデ美術館。
そして右手にはホテル、
さらに、イルカ島めぐりの観光船。
眺望を期待せずに下り始めた。
しばらく下ると分岐があり、先頭が左から戻ってきた。
池の浦湾展望台があるそうだ。
矢印に従い先へ進むと
その先には・・・、
ズーム、
ズーム。どうやら、あそこに見えるのは二見の神前海岸から続く神前岬のようだ。
するとあの先に潜島があるはず。
【参考】
そんなことを想像しながら足元をみるとコントラストが強烈な自分の影に驚いた。パチリ。
この先にもロープが張られた急な下りがあった。足元に気を付けながら滑らないように・・・
下り切ると十字の分岐となっていた。今回は右手(済渡院)へ向かうが、
前方の木の幹に巻かれた案内図が気になり近づいてパチリ。
左は「池の浦浜辺へ」、直進は「丸山へ」。あとでガイドの方に尋ねたところ丸山へのルートも歩く人が少なくなっているのでほとんど踏まれていないのではないか。とのこと。興味深い。
今日は団体行動なので、流れに従い、棚田跡、墓地を過ぎて済渡院へ到着した。
お地蔵さんに挨拶してから済渡院の境内へ入り、
本堂にお参りしてから
山門を確認してから
昼食ポイントである旧小浜小学校(小浜公民館)への階段を上った。
階段の上から振り返って、済渡院の境内をパチリ。
そしてこちらが昼食ポイントである旧小浜小学校(小浜公民館)だ。
そうそう、先ほど確認できなかった祠を確認しようと・・・
祠を見かけた方向へ進むと次の掲示を発見。「里地蔵」の文字が見えた。
こちらが「里地蔵」だ。高台から町を見下ろしている。住民を見守っているのだろう。
これで疑問も解消されスッキリと昼食を食べられる。
本ハイキングは「おいしい」と銘打っているだけあり「おもてなし」があり、今日のメニューは「アジの干物」。油がのっていて美味しかった。(ごちそうさま)
おにぎりにはベストマッチだった。いつも単独で歩いていると昼食は「歩きながらのおにぎり三個」なので、久しぶりに腰かけておにぎりを食べた。
お昼からのハイキングの開始は12時40分。まだ時間があったので済渡院へ戻った。まず最初は地蔵堂、
お参りしてから見上げると小ぶりな鰐口は年季が入っていそうだった。(帰宅後に写真を確認すると宝永二年(1705)と刻されていた。)
続いて本堂に正対する高い場所に建てられた御堂への石段を上ると
御堂には「慈眼堂」の陽刻が施された扁額が掲げられていた。
また、石段の上り口には巨大は鬼瓦が展示されていた。
説明文は次の通りで、
説明通り、大屋根の鬼瓦には明和の文字が確認できる。
次に井戸と鐘楼。
最後に山門の正面へ下ってパチリ。こちらが正面だろう。
この後、旧小浜小学校へ戻ると午後のハイキングがスタートとなった。
午後は済渡院の見学から開始された。ボラの供養碑についての説明が遠くから聞こえたが、一体どこにあるのだろう? 境内での説明が終了すると裏手にある土宮神社へと向かった。本殿に向かって右手方向へ進むと
井戸の近くから境内を出ると土塀に沿って先へ進んだ。
左へと巻くとその先は見覚えがある土宮神社へと続いていた。
階段の下には石で組まれた井戸があり、覆屋が掛けられていた。さらに前面にはしめ縄、たぶんこれは御井だろう。
石段を登ると右手に庚申堂、
その隣には円形に削られた石の碑がある。清掃されている方が「まるいさん」と言っていたような?、記憶は定かではないが・・・
そして、こちらが土宮神社の拝殿、お参りした。
ここでガイドボランティアの方に鳥居の隣に立つ木についてお話を伺った。この木はナギ、葉の繊維が複雑で簡単には切れない。その性質から「財布に入れるとお金が切れず、お金に困らない。」とのこと。
土宮神社については前回の訪問でじっくり見学したので、ハイキングの境内を通り抜けるペースにも不満を感じることはなかった。急いで石段を下り、ハイキングの最後尾を追った。
参道を進み、詩人 伊良子清白居住屋敷跡である理髪店の角を左へ曲がると
その先に見えるこんもりとした杜のような城山を目指した。城山には八幡神社が祭られておりまさに社叢である。
坂道の途中で、小浜漁港方向をパチリ。
右方向へ大きく湾曲する坂道を進むと湯快リゾート「鳥羽 彩朝楽」の入口へ到着する。湯快リゾートの建物の右端付近には常夜燈があり、その間の階段を登るとその上には伊良子清白の詩碑がある。(さらにこの上には八幡神社が祭られている。)
今日のコースでは詩碑での折り返しとなり、八幡神社へはお参りしなかった。詩碑を後にすると来た道を戻り、
伊良子清白居住屋敷跡の前、さらには小浜漁港の前を通過するとかもめバス 小浜バス停に到着した。ここでガイドボランティアの方から説明があった。
小浜半島と日向(イルカ)島の間には海峡があり船が通り抜けられるとの説明があったので、堤防に立ち上がってパチリ、
さらに、ズームでパチリ。確かに・・・
説明が終わると最終目的地である主水山にあるチャペル(鳥羽国際ホテル)を目指して歩き始めた。そのまえに三ツ島をパチリ。
広畑バス停付近から微かに見えるチャペルをパチリ。どこだ!
さらに進み、鳥羽グランドホテル入口付近からもパチリ。
そして、浜辺橋へ戻るとその先を左折。
左折するとナンバープレートが外されたクレーン車が置かれていた。荷物の上げ降ろし専用に使用されているのだろうか?
みしまや海産店の先を右折すると
突き当たりの丁字路を右折すると鳥羽駅へ帰れる。
ここでは左折した。
左手に海を見ながら進むと
坂道となった。
坂道をさらに上ると左手に階段があるので車道を離れ、階段を上がった。
そして、階段を上がりきると前方には鳥羽国際ホテルが見えた。
鳥羽国際ホテルへ近づくと途中左手に階段、さらにその先にはチャペルの鐘楼が見えた。
階段の先にあるのはこちら。
鳥羽のおいしいハイキングはチャペル前にて解散となり、この後は自由行動となった。
予定より早い時刻の終了だったので、扉が開かれていたチャペルの中を見学してから鳥羽駅へ戻ることにした。
チャペルを出ると
先ほどの丁字路まで戻りると線路沿いに鳥羽駅へ戻った。
鳥羽駅へ戻ると近鉄の観光特急「しまかぜ」が停車しているのに気づいた。その件は別途記事を掲載する。
最後になったが、 鳥羽のおいしいハイキング春の部は五回の予定で残すはあと二回。誰でも参加できるので、興味がある方は参加してみれば・・・
【参考】
鳥羽 2013年イベント・行事情報 (鳥羽市観光協会)