滝原めぐり、宮川めぐり

2010年02月20日(土) 滝原めぐり、宮川めぐり(車)

今回は遙宮(とおのみや)とも呼ばれる瀧原宮を中心に沿線の神社を参った。まずは、多岐原神社へ向かった。

伊勢から度会町を抜け、R42号線を南下した。大台警察署を過ぎ、宮川にかかる船木大橋を渡り終えたすぐの信号を左折した。宮川の右岸に沿いながら暫く走った。この道路も熊野古道の一部らしい。一度民家が途絶てから再び左手に集落が現れてきた。

多岐原神社への入口が分からず、林道の入口まで行ってしまった。行き過ぎである。Uターンすると、左手には熊野古道への看板があり、その近くに右へ下る坂があった。ここだど判断し、幅の狭い道を下った。下りきった辺りには、車道とは別に2~3台を駐車できるスペースがあったので、ここ駐めさせていただき、さらに砂利道を下って行った。100mほど進むと左側に多岐原神社があった。

多くの方が清掃作業をされていた。挨拶を交わしたが、あまりにも集中されていたので会話は控えておいた。年齢的には家族3代だろうか? この様な方々のおかげもあり摂社や末社は成り立っているのだろう。ご苦労さま。

車に戻り、来た道とは反対側の方向へと走り出した。このルートでも元の道に戻ることができた。狭い道なので地元の方の迷惑にならないように注意したい。もし車で来るのなら坂の上の片側1車線の道路の路肩に駐車しておくのが懸命であろう。

多岐原神社をあとにして、再びR42号線を南下した。道の駅奥伊勢木つつ木館の駐車場に着いた。ここに駐車し、瀧原宮の参道を歩いて行った。山の中であり、回りは木ばかりである。

入口の鳥居の手前にたどり着いた。参拝客が多いためか、左側に立派な公衆トイレがある。参道を進み、右手に下りて行くと、川の流れを利用した御手洗場がある。澄んだ冷たい水が心身を清めてくれる。

参道へ戻ると社殿が見えてくる。その手前には参拝順序を示す立て札があった。この指示にしたがい、瀧原宮(別宮)、瀧原竝宮(別宮)、若宮神社(瀧原宮の所管社)、長由介神社(瀧原宮の所管社)、川島神社(瀧原宮の所管社)を参拝した。なお、川島神社は長由介神社に同座されている。

ここは木々の囁き、小鳥のさえずり、川のせせらぎなど100%の自然に囲まれた人工の世界である。直線を主体とした社殿など自然の造形との対比が面白い。

すこし芸術的な余韻を残しながら、瀧原宮を後にした。

駐車場にあった木つつ木館により御土産物を物色しながら現実世界へと戻って行った。

これでR42号線を引き返すことになった。帰路では宮川めぐりの2社を回る予定にしていたので、来た道を引き返し、度会小学校の手前右にある久具都比賣橋を渡った。橋を渡りきると、久具都比賣神社の看板があった。茶畑の中の細い道を道なりに行くと川に出る手前左側に久具都比賣神社(摂社)はある。昔は橋がなかったから宮川を船で渡ったんだろう。

ここを後に伊勢へと向かい、津村町にある園相神社(摂社)に着いた。石垣が組まれた社叢が道路に沿って長~く広がっている。実際、手水用の水盤から社殿まではかなり距離がある。また、参道に樹木が立っており、入口から直接社殿をみることはできない。

今日はこれで終了、帰路に。

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