2010年05月02日(日) 磯部、鳥羽めぐり(自転車)
先週に引き続き、今日も磯部、鳥羽めぐりである。今回は本来の予定であった自転車(MTB)でのめぐりとなった。伊勢からの往復で60Km超なので完走できるかが心配であった。とにかく、パンクしても大丈夫なように小型の空気入れとパンク修理キットは忘れずに携帯したので、自分自身がパンクしないようにゆっくりと走ることを決意した。
まず、伊勢から二見を抜け、鳥羽へと向かった。鳥羽に着いた頃には身体全体が汗ばんでいた。佐田浜東公園で休憩し、磯部へと向かった。
海は穏やかで、朝日がまぶしかった。
ゴールデンウィークであるので、観光船も朝は早くからおお忙しだ。
鳥羽水族館を横目に見ながら磯部を目指した。ゆっくり走ろうと思って出発したが、いままで自転車では走ったことがない距離なので、寄り道はせずにまっすぐ目的地である佐美長神社を目指した。
R167号線をひた走り、緩やかな坂をこれでもかこれでもかと上り続けると、五知峠に到着した。こちらが鳥羽市で、向こうが志摩市である。
志摩市に入って振り返ると、鳥羽市の看板だ。
さらに、R167号線を進み、伊雑宮を過ぎてしばらく走り、T字路の交差点を直進し、橋を渡ると町並みの右手に佐美長神社(伊雑宮の所管社)がある。
全景写真は先週撮影したので、今日は社名の立札と社殿の向きをデジカメで撮った。
佐美長神社はほぼ東向きである。ゆえに、佐美長御前神社四社は南向きとなる。
本日の最遠地まで到着したので、あとは戻りだけである。気分的に余裕ができたのでいつもの癖である寄り道を始めた。
まず、最初の巡りで気になっていた磯部神社へ参った。磯部神社は来た道を戻り、橋を渡る手前の左手にある。
立派に石垣が積まれている。看板の前の土地には土俵らしきものにブルーシートが掛けられていた。
参道を進むと右手に社務所があり、左手には小さな社があり、その奥に磯部神社の社殿がある。
社域の奥には遥拝所があるが、皇大神宮だけではなく、
神武天皇遥拝所まである。神武天皇の遥拝所は初めて見た。
磯部神社を後にして、R167号線をさらに戻り、伊雑宮の案内板(柱)で左折すると、左手に御料田が広がる。6月24日には御田植式が執り行われるが、木曜日なので来れない。祭は期日指定で実施されるので、サラリーマンには酷である。
次は伊雑宮だ。今日の目的は参拝と社殿の向きを調べること。
社殿は完璧に南向きだ。さすが伊雑宮だ。
あとは、鳥羽めぐりの赤崎神社を目指すだけなのだが、行きの五知峠までの上りの途中で目に入った石神神社に寄り道した。こじんまりした社殿があり、さらに奥には山から流れる沢に小ーさな鳥居が置かれていた。どちらに神様は御座すのだろうか?
さらに鳥羽方面へと戻った。ここでも寄り道だ。
実際はこの写真の奥から走ってきて横断歩道を渡ってから、振り向いて撮影した。
青峯山??? 聞いたことがなかったが、興味をそそられたので道標に従い、先へと進んだ。
松尾駅の踏切を渡り、その先を右折し、左側は小川、右側は田の小路をしばらく走ったが、かなり遠くに思えたので引き返した。家に返ってから地図を見たらどうも道を間違えていたようだった。さらに青峯山はかなり遠かったので、今日の判断は懸命であった。機会があれは上ってみよう。
R167号線に戻り、鳥羽方面へ急いだ。今度は加茂で目を付けていた社叢に足を止めた。この丘は九鬼氏の田城城跡であり、九鬼嘉隆に暗殺された九鬼澄隆の怨霊を鎮めるため九鬼岩倉神社が祀られているそうだ。
急な石段を上ると参道の正面奥に社殿がある。
九鬼岩倉神社を後にし、橋を渡る途中、清らかな流れが目に止まった。
国道沿にはまだまだ里山のような風景が散見される。
各所で道草をしていたが、やっと本日の最終目的地である赤崎神社に到着した。
赤崎神社の社殿はほぼ南向きである。
鳥羽から二見までひた走り、前回の二見めぐりで気になっていた潜島を訪れることにした。運良く潮は引いているし、海はとても穏やかであった。チャンスは今日しかない。空腹を堪えても先に潜島だと思い、堤防にMTBをおいて、神前岬の方へ歩きだした。
遠方に鳥居のようなものが見える。
近づいてみると本当に鳥居だった。
鳥居をくぐって、
その先には潜島らしき穴が見えた。(これが本当に潜島かは?だが、わたしのなかではもう正真正銘の潜島となっている。)
潮が引いているこのタイミング。潮が引いているとはいえ岩の表面は滑りやすく注意が必要だ。一度だけ倒れそうになった。注意!注意!
くぐるとこの風景が見えた。
しばらくこの雰囲気を楽しんだ後、くぐり返して砂浜へと戻ってきた。
浜辺で昼食(いつものおにぎり)をとり、知らぬ間に20〜30分眠ってしまった。日差しが強かったので、かなり焼けただろう。
後は帰宅するだけだ。R42号線を伊勢へと向かった。五十鈴川の汐合大橋を渡り、川を見ると水がない。いつもなら満たされている水がなく、潮干狩りをする人影が見える。潜島に行けたのもこれほど潮が引いていたからなのだろう。
思わず、橋を渡り、五十鈴川の左岸を海へと走った。右手には御塩浜の森が見える。川にはほとんど水がない。
道路の右側が五十鈴川である。
この先にある神社港でもかなり潮が引いている。
今まで見たことがなかった風景に満足して、軽快に帰宅した。