2010年09月04日(土) 外宮めぐり(田上大水神社ほか) (車、徒歩)
「地産地消ネットワークみえ伊勢志摩」が主催する農村体験ツアーに参加するため、集合場所である伊勢庁舎に到着した。
最近は高向大社の造営状況を確認するのが週課(?)となっているため、ここに来る前に立ち寄ってきた(高向大社(その後6))が、遅刻しないように早めに自宅を出発したところ、庁舎には8時過ぎに着いてしまった。集合時刻の9時までは1時間近くもあったので、この周辺にある「お伊勢さん125社」へ次の順で参拝することにした。
- 田上大水神社、田上大水御前神社
- 山末神社
- 度会大国玉比賣神社
- 伊我理神社(井中神社を同座)
庁舎前の橋、横断歩道を渡り、川沿いに進むと田上大水神社の社叢が目の前に見える。こんもりとした丘の上にある。この丘は「丸山さん」とか「車塚」とも呼ばれ、古くから円墳だと言われているそうだ。
石段の下で呼吸を整えて、社域へと入った。
石段を上って行くと、ここは「円墳」だという意識がたかまり、不思議な感動を覚えた。
さらに、スポットライトを発見、標石が照らされていた。
ここの社殿の配置は珍しい。御垣の中に田上大水神社と田上大水御前神社の社殿が建てられている。特徴的なのは社殿の向きである。田上大水御前神社が90°回転しているのだ。
御垣を正面から見て、手前を向いているのが田上大水神社で、左手にあり右を向いているのが田上大水御前神社である。
近くにある山末神社へ向かう途中、振り返るとこんもりした形状が、一層古墳に見えてくる。
田上大水神社の隣には神宮の貯木場(?)がある。
このフェンス沿いに、右折、右折を繰り返すと、左手に神宮司庁の立札が見える。
この道路の反対側には住宅街が広がる。昔はこの辺にも外宮の御料田が広がっていたのだろうか? 唯一面影があるとすれば、この湿地帯くらいだろうか?
参道の中央には、巨木がある。
また、山末神社のおおきな特徴は、鳥居と石垣の隙間の狭さである。参拝するにも鳥居をくぐるのが大変だ。鳥居と社殿との距離は何かで定められているのだろうか? あと50cmでも社殿に近ければ・・・
先ほどの道路は狭いが、裏道としての利用で交通量は多い。しかし、数十mだけ社叢へ入ると、その騒音は気にならない。
山末神社を後にし、神宮の宮域沿いに度会大国玉比賣神社へ向かった。
旧豊宮崎文庫の門の斜め前に、度会大国玉比賣神社および伊我理神社の社域への入口がある。
一歩足を踏み入れると、一気に暗くなる。
この時間帯のためか、スポットライトが多かった。
右手にある石段を上ると、度会大国玉比賣神社がある。
ここにもスポットが、
社殿には、木々の影が揺れている。
御垣の内側には強力な光が射していた。
石段を戻り、参道を奥へと進むと、さらに石段がある。こちらは伊我理神社(井中神社を同座)である。
自然(神様)が影遊びをしているようだった。
太陽の恩恵を再認識した。
この後、伊勢郷土資料館の脇の細い道を通り、庁舎へと向かった。この細い道には、「マムシ注意」の立看板が乱立していた。誰か噛まれたのだろうか?
庁舎に戻った頃には、他の参加者が集まっており丁度いい時刻になっていた。