2010年09月23日(木) 強まる宇治橋への思い (車、徒歩)
秋季皇霊祭遥拝 を見学した帰り、宇治橋を渡り返そうとした瞬間、次のことが頭をよぎった。
「宇治橋東詰の鳥居は、式年遷宮の際に内宮御正殿の棟持柱が再利用される。と言うことはこの柱は御垣内にあり、しかも御正殿と共にあった。」 (※ 宇治橋西詰の鳥居には、外宮の御正殿の棟持柱を再利用)
なんとも感慨深くなり、しばらく寄り添いながら撫でていた。
ふと見上げると、何かが付いている? いや、
補修に使われた小材が浮き出している。風雨に晒されながら長年耐え忍んできた結果だ。
しばらく東詰で自分の世界を楽しんだ後、宇治橋への思いを一層強めながらゆっくりと渡った。
西詰めに近づくと、万度幣が納められている擬宝珠を撫で、渡り終えた。
渡り終えると思わず、宇治橋の全貌を見たくなった。宇治橋の上流側へは入れないので、下流の烏帽子岩近くまで歩いて行った。
川岸から宇治橋を眺めたが実に美しい。
しばらく見ていると、もっと真ん中に宇治橋を写したい思いが高まり、さらに川の中心へと入って行った。今日は水位が低く川の中央近くには水を被っていない小さな中洲があり、誰かがその中洲まで飛び石を置いていた。不安定な石にフラつきながらもそこまで数歩でたどり着いた。
これで何とか宇治橋を真ん中に写すことができた。