2010年10月16日(土) 神嘗祭 由貴大御饌(内宮)準備ほか (自転車、徒歩)
神嘗祭 奉幣の儀(外宮)、初穂曳(内宮領川曳)の見学に引き続き、内宮を散策していたところ、神嘗祭全般、由貴大御饌に関わる発見があった。
【参考】
初穂曳の初穂が五丈殿で奉納されるのを見学するため、参道を進んだ。
斎館の前には、提灯が掛けられていた。
滝祭神へ参拝しようとすると、
見慣れないものが置かれていた。
これは外宮で衛士さんに教えてもらった松明(しょうみょう)に間違いないだろう。細く割られた竹が束ねられているようだ。長さも2m近い。
さらに、四至神に参拝すると、目の前に先ほど見かけた松明(しょうみょう)と同じものが準備されている。忌火屋殿の前の祓所は由貴大御饌で重要な場所だろう。
真っ暗なこの場所で、松明(しょうみょう)が焚かれ厳かなお祓いがなされる場面を想像してみた。一度は拝観してみたいものだ。なんとかできないのかな?
松明(しょうみょう)はこの様に準備されていた。
順次火が燃え移るためにか?松明(しょうみょう)の先端はあえて揃えられていない。
今回は御正宮へは回らずに、荒祭宮へ向かった。参道の途中にある御稲御倉に参拝した後、忌火屋殿の方を見ると、
忌火屋殿の裏手には案(机)などが準備されていた。
外幣殿を越え、荒祭宮へ向かった。
荒祭宮へ下る石段にも提灯が掛けられていた。
荒祭宮でも松明(しょうみょう)が準備されていた。
神嘗祭とはまったく関係ないが、社殿手前右手の木には太いワイヤーが固定され、一方が地中に、もう一方はへ天へと伸びている。
荒祭宮への参拝を終え、忌火屋殿の近くまで来ると、ちょうど初穂の奉納で使われた案が片付けられるところだった。
御酒殿、由貴御倉、もう一度四至神に参拝し、風日祈宮へと向かった。
最近掛け替えられた風日祈宮橋を渡ると、太陽が風日祈宮の天頂にあった。
【参考】 風日祈宮橋渡始式
風日祈宮ではすぐ近くに御垣を見えるので、奉納されている稲穂をパチリ。
この後はおとなしく帰路についたが、御厩の近くにある火除橋のところで、次の光景に出会いパチリ。
今日は、神嘗祭 由貴大御饌に望む準備万端の状況を見ることができた。さすがに神嘗祭は神宮の最重儀だけある。