2010年11月23日(火) 新嘗祭(外宮)奉幣の儀 (車、徒歩)
神宮の最新情報に新嘗祭の情報が掲載されていた。
天皇陛下が皇居内の神嘉殿(しんかでん)において五穀の豊穣を神々に感謝される新嘗祭を執り行われるに際し、神宮においても皇室の弥栄、国家の隆昌、国民の平安をお祈りします。
祭典は、まず大御神にお食事をお供えする大御饌(おおみけ)の儀が行われ、続いて天皇陛下のお使いである勅使(ちょくし)が陛下からのお供えである幣帛(へいはく)を奉る奉幣(ほうへい)の儀が行われます。・外宮 奉幣の儀 11月23日(火) 7:00
・内宮 大御饌の儀 11月23日(火) 11:00
・内宮 奉幣の儀 11月23日(火) 14:00※以上の祭儀は参道から拝観することができます。なお、外宮の大御饌の儀は夜間参拝停止時間中につき拝観できません。
伊勢神宮トップページ > 最新情報一覧 > 最新情報詳細 より抜粋
新嘗祭は1日で両宮の儀式が終えられる。勤労感謝の日で休日であるため、早朝から夕方までどっぷりと神宮に浸ろうと思い、朝6時過ぎに自宅を出発した。自宅を出ることは暗かった空も外宮へ着く頃にはほんのりと明るくなってきた。
御酒殿を遥拝(この時、忌火屋殿の屋根から煙が出ていた、この様子は別の記録で紹介予定)した後、御正宮を参拝した。参進の開始まで20分ほどあったが、三石の近くにある木の陰で待機していた。
定刻前になると太鼓が鳴らされた。参進が始まる。
第二鳥居を過ぎた辺りで修祓を終え、参進が近づいてきた。
目の前を通り過ぎた。
幣帛が入った辛櫃。勅使(木に隠れて見えない)。
祭主である池田厚子さん。
大宮司、少宮司ほか。(ここには大宮司、少宮司は見えない)
全員が御垣内へ入られてしばらくすると規制が解かれ、御正宮へと入れるようになった。今回の私のテーマは外宮および内宮の奉幣の儀を体感することとしたので、儀式の最初から最後までを拝観した。
雨はあがったものの寒い風が吹く中の儀式で、石の上に筵が敷かれその上で正座しての進行である。単調な動作の繰り返しで、知らない間に時間が過ぎて行ったが、それぞれの動作に意味があるのだろう。その意味を知ると、この儀の重要性がより理解できるようになるのだろう。
確か一時間程度で儀式が終わったと思う(時間感覚が無くなってしまっていた)が、終わる頃には拝観している私もかなり足が疲れていた。寒い中、石の上に長時間正座している大変さは想像できないほどだ。
神嘗祭の時は御正宮の正面で多賀宮への参進を待ったので、風宮の前で待機した。
しばらくすると、
遠くに、御正宮から多賀宮へ向かう参進の列が見え始めた。
目の前を
過ぎ、
石段を登って行った。儀式で手を使わずに履きやすく脱ぎやすい浅沓だが、階段の上り下りには熟練が必要だろう。
しばらくは規制が掛かったが、参進との距離を確保してから規制が解除された。
多賀宮でも儀式が始まった。
始まってすぐに辛櫃のみが返されて行った。
しばらく拝観していたが、拝観者は儀式が終了する前には石段の下へ降りるように指示が出るはずなので、早めに降った。
下御井神社、
土宮、風宮へ参拝したが、参進が降ってくる気配がなかったため、表参道へと戻った。
すると、板垣の東御門で作業が進められていた。先ほど御垣内に積まれていた新穀の袋が運び出されている様子だった。
そろそろ・・・
四至神の前で待機していたところ、衛士に場所を移動するように指示されたので、神札授与所の角まで移動してしばらくすると斎館への退下が現れた。
滞りなく、
退下が完了し、外宮での新嘗祭が終了した。
その後、表参道の第一鳥居にて紅葉を撮影したがそれは別の記録で紹介予定。
火除橋を渡ると、
ビデオ撮影クルーが。
今日は北御門参道から入ったので、この掲示には気づかなかった。
この後、所用を済ませ、内宮へと向かい大御饌の儀を拝観した。
【新嘗祭の記録】