忌火屋殿(外宮)では大御饌の準備中

忌火屋殿(外宮)では大御饌の準備中

先日、2010年11月23日に新嘗祭の奉幣の儀を拝観しようと外宮を訪れた。朝7時からの祭儀であったので、6時半頃に北御門を入り、御酒殿神を遥拝しようとしたところこの光景が。

外宮 忌火屋殿

外宮 忌火屋殿

忌火屋殿の屋根から煙が出ていた。

外宮 忌火屋殿

外宮 忌火屋殿

外宮では毎日朝夕の二度、天照大御神をはじめ豊受大御神、各相殿神(あいどのかみ)等に大御饌を奉る日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうのおおみけさい)が斎行されている。その大御饌を準備する場所が忌火屋殿で、ここでは古来からの方式(木と木を擦りあわせる「舞錐式発火法(まいきりしきはっかほう)」)で火を起こしている。

なお、新嘗祭でも奉幣の儀に先立ち大御饌の儀が斎行されるが、外宮では午前4時に斎行されたそうなので、時間的に考えると、この煙は日別朝夕大御饌祭のためのものだろう。

【日別朝夕大御饌祭および火鑚について(神宮のサイト)】

【新嘗祭(外宮)奉幣の儀 の記録(神宮巡々)】

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