2010年12月04日(土) 松下社とボランティア (徒歩)
マコンデ美術館、125社(二見めぐり)ほか にて予告したように、ここでは松下社とボランティアの記録を。
125社(二見めぐり)の途中、粟皇子神社の参拝を終えて民話の駅 蘇民に寄った後、その隣にある松下社に立ち寄った。
鳥居をくぐり石段を上がると左手には蘇民祠(そみんのほこら)がある。
松下社の社殿まで来ると祭神として、素戔嗚尊、菅原道真公のほか、不詳一座とされている。名前が分からなくても祭られていることが明らかなのは不思議な感じがする。
不思議感を抱きつつも参拝していると、
後方から女性が現れ、「松下社の栞」を手渡してくれた。
さらに、その女性はパワースポットを教えてくれた。パワースポットに興味が無い私であったが、折角教えてくれたので言われるままに試してみた。
そこは社殿の右手にあり、幹が4本に分かれている木の前で手を叩くと周囲に響き渡るそうだ。私は何度も試してみたが思ったような結果は得られなかった。パワーを感じる人、パワーを得られる人は限られているのでは無いだろうか? 感受性が足りないのかも・・・
社殿の隣には、この萱葺屋根の小屋がある。
詳細に見ると、構造がよく分かる。萱の下には竹が組まれているようだ。
そして、落ち葉が清掃されて二袋。
さらに、パワースポットがあると。松下社には二ヶ所のパワースポットがあり、これらは天界に通じているとのこと。こちらは蘇民祠の正面の右手方向にある。
この木の前から蘇民祠を見るとこんな感じだ。ここでも手を叩いたが音は響かない。???
ただ、できる人はいるのだから、その人の特性、手を叩く場所(微妙な位置取り)など複数の要因が絡んでいるのかもしれない。
パワースポットではないが見慣れないものが置かれていた。これが社域の所々に置かれている。
松下社の栞によると
松下社の風習 榊巻(さかきまき)
松下社には正殿の床下をはじめ、境内の十四ヶ所に、榊の枝を束ねて重ね、こんもりとした榊巻というものがある。榊は毎年巻き重ねていき、社の正殿が二十年毎に建て替えられる時に、榊巻も新しくなる。榊巻神事は十二月三十一日に行われ、当地方でも珍しい習わしである。
【ボランティア(社域の整備)】
先ほどパンフレットを渡してくれた女性達が境内の端で作業されていたので、「何をしているの?」と声をかけた。いままでの清掃の際に境内の周囲へと掃き溜められた土砂などの山を崩し、境内を整備しているそうだ。土砂の中に張り巡らされた木の根を切り取り、砂利だけをふるい分けて再利用するのだが、大変な作業だ。
歴史がある松下社のこの状況を憂慮した方(伊勢市在住と聞いた)が発起人となり、今年(2010年)10月よりボランティアで社域の整備を始めたそうだが、現在のメンバーは7名、しかも伊勢市と松阪市等の方で地元の方はいない。週末には作業しているので、ボランティアを募集中とのこと。希望者は週末に松下社を訪問してみては・・・。
これがふるわれて再利用できる砂利の山だ。いままでは砂利が少なくなると追加で敷かれていた・・・。
(おつかれさま)
【マコンデ美術館、125社(二見めぐり)ほか の記録】
- マコンデ美術館までの道程
- マコンデ美術館
- 125社(二見めぐり)
- 松下社とボランティア
- 二見浦周辺
- 御塩殿神社から御塩浜まで
- 御塩浜
- 浜郷・栄通神社
今日 注連縄を買いに行きました。
先に見てから行くべきでした。
subwayさん
どんな注連縄を買われたのでしょうか?
もしかして、門符(または、桃符)のことですか?
ちなみに「笑門」と書かれたものは、「蘇民将来子孫家門」の「将」と「門」からきている説があると、榎村寛之さん(斎宮歴史博物館学芸普及課長 文学博士)が講演で話していました。
見当違いかもしれませんが小ネタです。
コメントありがとうございます。
地元の人から教えていただきましたが、
将門(まさかど たいら)になるので
笑門になったと聞きました。
伊勢は、いろいろ行事があって、
転勤族としては、楽しいです。