2011年01月15日(土) 織殿神社 (車)
以前、お伊勢さん125社の斎宮めぐりで織殿神社に立ち寄ったとき近々御造営があることを知ったが、半年以上前のことだったためすっかり忘れていた。ところが、昨年末にいつきのみや歴史体験館で実施された追儺(ついな)のまつりを見学するために織殿神社の近くを通り、社殿が新しくなっていることに気づいた。
【参考】
- 斎宮めぐりで織殿神社については、 斎宮、小俣めぐり
- 追儺(ついな)のまつりについては、 追儺(ついな)のまつり
今日は斎宮の中町公民館で実施される「第三回 斎宮跡の史跡整備を語るつどい」に参加する前に、織殿神社に立ち寄った。
国道23号線を松阪方面へ走り、イオン明和ショッピングセンターの交差点を左折し、祓川を渡ると右手に織殿神社が見える。細い路地へ右折すると社域の右手に駐車スペースがあったので、そこに駐車した。
確かに社殿、御垣、鳥居等が新しくなっている。
由緒の案内板も新調されており、これによると昨年(平成22年)の12月に遷座されたようだ。また、禰宜道の跡が残っているそうなので、今度調べて歩いてみよう。
今気づいたが、石の鳥居と木の鳥居では形状が異なる。
また、新たに建てられた鳥居の笠木は左右で厚みが異なるようだ。
鳥居をくぐり抜けて振り返ると石の鳥居には平成三年十二月、木の鳥居には平成二十二年十二月と記されていた。ということは、その差は19年、20年ではないのか?
続いて社殿へ近づくと、
この掲示、
これが目に入った。
この左右の丸柱は、旧本殿の棟持柱を再利用したものです。これは、昭和四十七年の式年遷宮に際し、伊勢神宮より譲り受けた記念すべき柱であり。このような形で残しました。
平成二十二年十二月 吉日 織殿神社造営委員会
左側はこの丸柱、説明が無ければまったく分からないほど、違和感は全くない。(ちなみに以前は角柱だった。)
ただし、この社名額は以前のものを引き継いでいるようだ。文字の金箔が剥がれている感じは時代の変遷を感じさせる。
せっかくなので、社殿のまわりをぐるりと回ってみた。
左手から
後ろへ。空を見上げて
社殿を。
右側へ。
こちら側には祓戸がある。(所ではなく、戸が使用されていた。)
さらに、その隣には遥拝所が。
さらに、右隣にはこの方角石が据えられていた。
じっくりと見学した後で、「第三回 斎宮跡の史跡整備を語るつどい」へ向かった。
【20110115の記録】