2011年04月03日(日) 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第4回 鴨6社) (徒歩、バス、徒歩)
前回(第3回 大湊・神社5社)は延期となったので、久しぶりの近鉄お伊勢さん125社めぐりだ。今回は第4回 鴨6社。
近鉄宇治山田駅から玉城町積良の幸神社までバスで移動することになっていた。宇治山田駅まで歩いて行くと駅前のバスターミナルの片隅には臨時切符売場が設営されていたので、125社めぐりの受付を済ませる前に切符を買った。
今回は路線が無いルートだったので、次の特別なバス整理券(往復切符)だった。失くさないように財布に入れておいた。
受付時間は9時半からだったがいつものように9時過ぎには列ができていた。しばらくすると受付が始まり、踏破証明書に判子を受けると、次のコースマップが渡された。
受付を終えて、振り返るとこんなに長い列が続いていた。今日も参加者は多そうだ。
予めバスの切符を買っておいたので、切符売り場には列ぶことなく始発バスに乗車できた。
満席になると私が乗ったバスは出発し、順調に幸神社へと到着した。
幸神社の駐車場でバスを降りるとめぐりが開始された。せっかくなのでまずは幸神社に参拝した。いくつもの鳥居をくぐり石段下まで来ると左手には「幸神社(さいのかみ)」の立て札がある。なお、三重県神社庁のホームページ を見るとここは「こうじんじゃ」と書かれていた。
石段を駆け上がり、境内を清掃されている方々に挨拶してから参拝した。
幸神社での参拝を終えると、石段を下り多くの鳥居が建つ参道を戻ると十字路に出る。ここを右手に進むと前方左手には津布良神社の社叢が見える。今日は三重テレビが取材に来ていた。二人のクルーがクルマから機材を運び出して津布良神社の方へ向かっていた。
「積良」の地名板の左手に見える社叢を目指して私も急ぎ足になった。
社叢を目指せば迷うことはない。左手の民家が途切れた路地を左折すると右手にこの坂道がある。
後は道なりに社叢へ向かうと竹林の脇を上り、左へ巻いて行くとこの石段にたどり着く。
石段を上ると境内は広く、木々の背は高い。
参拝を終え、先ほどの坂道を下ってくると右手の角にはしめ縄が掛けられた石がある。正面には文字が刻されていたがしっかりとは読めなかった。
先ほどの道を幸神社の近くまで戻ってくるとこの風景だ。幸神社をパチリ。
幸神社の前の交差点をまっすぐ進み、コースマップの(1880)を目指した。右前方には田乃家神社の社叢が見える。
コースマップ(1880)を右折した。
その先でアスファルトの舗装道から竹林へと入ると、
左手に田乃家神社が御座す。
まっすぐの参道を進むと多くの人とすれ違った。一人で巡っている時にはなかなか体験できないことだ。
何も考えずに無心で田乃家神社(田乃家御前神社を同座)に参拝した。最近は神社に参拝することが多いため、先日実施した 被災地早期復興祈念巡拝 を除いては参拝時にお願いをしないことに決めた。
田乃家神社を出ると目指すは鴨神社だ。鴨神社は二見めぐりの神前神社以上に山歩き体験ができ、私にとっては楽しみな神社だ。コースマップに従って進むと、ここは(2850)地点だ。ここから幸神社方面をパチリ。
この丁字路を左折すると坂の上には共同墓地があり、石柱には左積良、右山神と刻されている。これから山神地区へと向かうのだ。いつ来ても「山神」の地名には重みを感じる。この地に生活する方々は神とともに日常を送る意識が強いのだろうか。
墓地から坂道を下ると
広い道路と斜交いに交差する。ここにも「山神」の地名板がある。
広い道路(片側1車線)を横断し、民家の間を進むとコースマップ(3360)の常夜燈の前にこのお堂がある。
お堂の先で右折すると、
すぐ左手には山神公民館がある。
いつもならこの前の道をまっすぐ進み、竹林から林道へ入るのだが、今回のコースは今までに通ったことが無いコースだった。山神公民館を過ぎると左折し、
道なりに「くね」
「くね」と進み、
この光景だ。
坂道を上り切ると
右手にガードパイプが見える。
ガードパイプに従って坂道を上ると山道へ導かれる。これからはしばらく山歩きだ。
しばらく土の道を歩いているとコンクリート舗装された場所が現れた。その先は、
山が切られており、さらに進むと
伊勢自動車道が現れた。いままでは自動車道の下をトンネルでくぐっていたので、橋で越えるのは新鮮だった。
ここがコースマップ(4210)で山神橋。
橋からは的山公園の第一駐車場が見えた。今日この後で通過する場所だ。
コンクリート舗装から再び山道へ入るとしばらくこの雰囲気が続いた。
その先には右手から山道が合流していた。いままではこの坂道を登ってきていたのだ。これで、この分岐と登り口の位置関係が100%理解できた。(解決、解決)
この先はいつも歩いている道なので、足早に鴨神社を目指した。左手の沢を離れ右手に斜面を巻き始めると社殿の一部が見えてきた。
社標と立て札の前までたどり着いたが、以前ブロクに問い合わせをいただいた件(鴨神社の近くに石垣があり・・・)を思いだし、参道へは向かわずに参道を左手に見てさらに山を登り始めた。鴨神社を左手に見ながら高度を上げて行くが石垣等は見当たらなかった。とにかく行けるところまで行こうと決断し、先へ先へ進むと坂を登りきったところで水平道へと出た。水平道を左へ進むと的山公園に出てしまった。石垣はこのルートには無かったため、石垣を探すことは諦めて的山公園の東屋でUターンしてこの場所まで戻ってきた。
※ 的山公園については以前に報告しているので今日は省略
【参考】 的山公園
改めて、鴨神社の参道を進むと、
石段の先には、人、人、人・・・
多くの人が休憩していた。すでに11時半頃だったので、なかには早めの昼食をとっている人もいた。
私は鴨神社に参拝してから、ここでは昼食をとらずに鴨下神社を目指すことにした。
とは言っても、「鴨神社の近くの石垣」のことが頭の片隅から離れなかった。「氷室洞くつ」があることを思いだし、少し寄り道することにした。私が氷室洞くつへ向かうと先行者がいた。山道には前回と同じ場所に2本の倒木があり、それらを越えると、
沢筋にはこんなに大きな倒木があった。これは越えられないので、下をくぐり先へ進んだ。
足元が悪いので気をつけながら歩くと、
眼前に石垣が現れた。これが、「鴨神社の近くの石垣」だ。 これなら以前に氷室洞くつを訪れたときに見たはずだ。が、記憶に無かった。
【参考】 前回氷室洞窟を訪問した記録 外城田めぐり
石垣の左手を上ると、
その先には「氷室洞くつ」の看板が見える。
これが洞窟だ。入口の直径は1mもない。
氷室洞くつを後にすると、的山公園へ向かうコンクリート舗装の道路へと出た。急な坂を一気に下ると、
伊勢自動車道が見えてきた。
ここが登り口だ。コースマップの(5120)。
先ほど自動車道を越える山神橋から見た駐車場の前を通過し、今度は自動車道の下をくぐった。
左手の水路に沿ってしばらく進むと、
見たことがある風景が左手に現れた。山神公民館の先にあったガードパイプがある坂道だ。つまり、行きの登り口だ。これで鴨神社を往復してきたことになる。
さらに先へ進み左後方を振り返ってパチリ。
しばらく歩くと道路の片側に駐車スペースを確保した的山公園 第2駐車場がある。
コースマップ(6000)付近を過ぎ、さらに先へ進むと
右側には美和ロック玉城工場があり、敷地の道路側には多数の桜が植えられている。ところどころで蕾が膨らんでいたが、開花まではあと一週間程か?
桜に名残りを感じつつ先へ進むと、「玉城苑」の地名板を見ながら道を渡った。
さらに農道を歩くとこの光景だ。水路が複雑に流れている。ここはコースマップ(6970)で、ここを右折すると左手には宮川用水の田宮寺操作所がある。
道なりに進み、坂道を上ると
その先にはこのカーブミラーが。「田宮寺」だ。
ここを右折すると、左側には田宮寺、右側には田宮寺神社がある。
まずは、田宮寺神社に参拝し、
続いて、田宮寺にお参りした。
ここでも今までとは違うコースへと向かうことになった。
いままでは田宮寺を出ると直進していたが、今日は田宮寺のすぐ先を左折した。ここだ。
左手には田宮寺が見える。
道なりに進み、突き当たりを右折、
さらに右折した。
目の前に見える丁字路を左折すると、
右側へ下る細い道へと入った。
左へ湾曲しながら進むと、
この小屋があるので、ここで右側へ折り返し、
坂道を上り、左へとカーブした。
その先には道路の下をくぐる小さなトンネルがある。
トンネルをくぐると左手には「旬菜 野の花亭」がある。その左側の細い路地を進むと
葡萄畑の先に鴨下神社の社叢が見える。
社叢を目指してさらに進むと、
ここだ。鴨下神社。
ここでも三重テレビのクルーとすれ違った。
短い参道をゆっくりと社殿へ向かい、ゆったりと参拝した。
さぁ、残すは奈良波良神社。空腹も忘れて先へ急いだ。葡萄畑を抜け、
さらに直進すると
前方には視界が開けた。右の先にはいちごのハウスが林立している。
ここでは、近鉄ハイキングの案内シールが地面に挿した割り箸に貼られていた。近鉄の担当者も工夫しているものだ。割り箸など小道具も必需品なんだろう。
いちごハウスを過ぎ、
玉城ふれあい農園の看板を後ろに見ながら、
先へ進むとこの交差点だ。ここでもいままでと異なるコース取りだ。今までならここを左折して広瀬精工の玉城工場前まで歩いたが、今日は直進だった。
横断歩道を渡ると右手に橋が見えた。
興味を覚え近づくと、大池の畔だった。
ここで昼食をとることを即決し、暫しの休息となった。昼食は恒例のおにぎり3個だ。池から吹いてくる風は少し冷たかったが、おにぎりでパワー全開。
早々に食事を終えると元のコースへ戻った。先ほどの交差点からガードレールが切れたあたりに林への入り口がある。
この林を進むと、突き当たるので右折し、
しばらく歩いてこの地点で左折する。この辺は、矢印が無ければ、初めて来た人は行き先を決めかねるだろう。一度通ったので次回は大丈夫だと思うが・・・
左折すると後は前へ進むだけだ。
視界が開けるとその先には奈良波良神社の社叢が見える。
ここが奈良波良神社だ。ここでも多くの人とすれ違った。
この神社の参道は社殿に向かい下がっている。いつ来ても参道を下るのは妙な感覚だ。
ここにも三重テレビのクルーがいた。カメラが回る中で参拝。
カメラマンが先に・・・
奈良波良神社を出ると田丸城址に向かうだけだ。社域を出て左手へ進み、
広瀬精工 玉城工場の前を通り過ぎ、養豚場の前で振り返ってパチリ。すると三重テレビのクルマがこちらに。
豚舎の間を歩くと所々に関係者意外立入禁止の掲示があった。
さらに進むと遮るものがなくなった。道なりに進み、その先を右折すると
さらに直進だ。
ここがコースマップの(10310)地点。ここを左折した。後は直進だ。
早咲きの桜を右手に見ながら、
住宅街を歩いた。
住宅街が終わるとその先に広がる田園地帯を進んだ。
風が強く遮るものが無く吹き飛ばされそうになったが、左前方に見える田丸城址が我々を呼んでいた。力強く歩き、
コースマップ(11670)にたどり着いた。
交差点を渡り、
田丸大橋で外城田川を越えると
左手に祠がある。
祠の左脇を進むと、途中でこの路地へ入った。ここへの矢印は道路のマンホール上に貼られていたので、先行者がいなければ見落とすところだった。
勝田町公民館を左手に、
村山龍平翁生誕之地(公園)を右手に見ながら、先へ進むと
ここだ。右手に城址が見えるので、その方向へ進んだ。
さらに右手のJRのガードをくぐると
その左手がここだ。ここは田丸城址だ。
坂を進むとトイレの右手にこの立札があった。一文字目が読めなかったが、
しばらく歩くと解説があった。「からめ(て)」だった。
さらに城址を上へと登ると地上が低くなっていく。
さらにさらに登った。
おっと、ここにも三重テレビのクルーが先回りしていた。どうも同じようなペースで回っていたようだった。
本丸跡まで進み、
天守閣へと上った。天守閣には大きな切り株がある。こんな太い木が生えていたのだろうか?
天守閣で今日歩いた経路をなんとなく辿りながらながめてから反対側(玉城中学校側)へと下りてきた。
城壁を見上げて、桜とともにパチリ。
さらに下ると左手の玉石の塀の上に小さな石柱が見えた。
思わず、階段を駆け上がり、パチリ。石柱の左側にある石には遥拝所と刻されていた。
今日の桜まつりイベントは中止されたが、残されていたぼんぼりが雰囲気を盛り上げていた。
この後、田丸神社に参拝し、村山龍平記念館で千手観音を特別拝観した。その後玉城町役場前から臨時バスで宇治山田駅まで戻り、歩いて帰宅した。
【参考】
- 近鉄 お伊勢さん125社めぐり(第4回 鴨6社)
- 田丸神社