2011年07月14日(木) 二見大祭 しめなわ曳 (車、徒歩)
本日は「二見大祭 しめなわ曳」が実施された。「二見大祭 しめなわ曳」とは、二見興玉神社の夫婦岩に掛け替えられる大注連縄を奉曳車でJR二見浦駅前から夫婦岩表参道を経由して二見興玉神社へ奉納する行事だ。
期日固定のため今日は平日。仕事の関係でJR二見浦駅へ到着したため、出発式は終了した直後で、
奉曳車にはすでに大注連縄が積まれていた。
そして、ここから「しめなわ曳」が始まった。
先導車に続き、
曳き手であるチビッ子達が後に続いた。
夫婦岩表参道を進み、旭家酒素饅頭から二見生涯学習センターあたりまで来ると
大注連縄を載せた奉曳車から延ばされる綱を待つため整列を始めた。
しばらくすると「しめなわ曳き」の綱が赤い幟に先導されて
軽トラックで運ばれてきた。2本の綱は曳き手の手の中へと納まっていった。
「誰か早くここを持って!」
そして、 この辺が「しめなわ曳」の先頭だ。
どうもチビッ子達は曳く気まんまんの状態だった。
準備が整うと、
先導車が動き始めた。私は御福餅の前に三脚を据え、定点での撮影を開始した。
先導車が通り過ぎてから「しめなわ曳」が開始されるまでしばらく・・・
自転車が走り去り、外国人2名が悠々と通り過ぎてから
しばらくすると、幟と太鼓に先導されたチビッ子達が綱を曳きながら近づいてきた。
幟はかなり重そうで、振り回すのは大変な作業だろう。
太鼓の演奏が一段落すると、
チビッ子の綱がやってきた。
これぐらいの年齢の子供たちの曳き方はかわいいものだが、
一生懸命だ。
そして、チビッ子の後は続いたのは小学校の高学年だろうか? 少し、いやかなり激しく練っていた。
2本の綱はそれぞれ道路の両側から接近し、
それらが一体化するといずれかの方向へと押されていった。こんな感じ。かなりの激しい動きである。小学生もやるものだ。(頑張った!)
さらに、その後は大人の番だった。「練り」は大人が一番楽しんでいた。けが人は出ない程度の楽しい練りだった。
ここから一気に
綱が合わされ押し、引き・・・。
大人達が練りながら進むと、最後に奉曳車が現れた。先ほどの喧騒とはことなり、ゆったりと進んでいった。
大注連縄を見送ると、私は裏道を通り、しめなわ曳の先頭へと向かった。
二見旅館街へ出るとすでに人人人・・・。今日はどれくらいの人手だったのだろう?
しめなわ曳は休憩に入りそうだったので、奉曳車が停まっている方向をパチリ。
観客は芋洗い状態で、二見浦方面に花火が上がった。
私は人の流れとは逆行するように奉曳車へと近づいていった。
しめなわ曳のための綱は「綱を地面に置くな!」と注意されていたが、こちらには綱を休ませるための足が整然と列んでいた。思わず、パチリ。
休憩が長そうだったので、旅館街から路地を抜けて二見浦の海岸へと向かった。
花火の打ち上げは断続的に続いた。
西の空も暮れていった。
しばらく、花火と海岸の色の変化を楽しんでから二見旅館街へ戻ると、「女太鼓」と称して女性のみの太鼓演奏が披露されていた。
激しい動きの演奏だった。
太鼓の演奏が終わったので、勢語庵の前まで来るとここでも花火が見えた。パチリ。
まだまだ時間があったので、周囲を徘徊していたらこの看板が。 時間指定なしのかなり強力な規制看板だ。「とにかく、通行止」
そして、私は、旅館街を抜け、賓日館の前まで進んだ。なかなか奉曳車は現れないので、花火を見でいたが、打ち上げる場所が近くにあることが分かった。花火の打ち上げ現場をカメラで覗くと、画質は粗いが打ち上げの瞬間を撮影することに成功した。初めての経験で、今日の私の一押しの出来事になってしまった。
とにかく、花火の打ち上げの瞬間については、別の記録とした。
【参考】 花火打ち上げの瞬間(二見浦)
花火打上げの瞬間の見学を終えるてから、まずは賓日館前より旅館街をパチリ。
しばらくすると先導車が現れ、
太鼓隊が続いて
やってきた。
かなりの早打ちを技を見せていた。
さらにその後ゆっくり、ゆっくりと木遣りに先導された奉曳車が近づいてきた。
ついにここまで。
ここから直線は「エンヤ曳」。「エンヤ、エンヤ・・・」の掛け声とともに奉曳車が一気に駆け抜ける。石碑の前のちょっとした空間に三脚を立てたところ、後方で花火が開いたので思わず、振り向いてパチリ。
賓日館の前では、「エンヤ曳き」の準備が進められ、
力強い木遣り歌に続いて、
突然に、一気に駈け始めた。何だこれは。中央にいるのは女性だ。
おっ、どんどん奉曳車が近づいて来た。
来た。
来た。
来た。
これだ。
目の前は一瞬にして・・・。
そして、走り去って行った。
私も走りながら後を追った。
奉曳車は大石屋の前で停まると
今まで奉曳車を曳いていた綱が丁寧に巻き込まれていった。
丁寧に、丁寧に・・・
この作業に見惚れていたら、今日の主役のことを忘れていた。
今日の主役はこちらの大注連縄だ。大注連縄には丸太が通され、籠のように担がれていた。
先頭の幟が二見興玉神社の鳥居まで近づいたので、
私は先回りして、天の岩屋付近で待っていた。しばらくすると大注連縄がやってきて、勢いよく通りすぎて行った。一瞬だ。
そして、これらの注連縄は二見興玉神社の拝殿へと運び込まれた。
右の奥だ。
手前だ。
しばらくすると、本行事の立役者の皆さんが拝殿へと集合し、
溢れるほどの人が・・・
中の様子はよく分からなかったが、「頭をお下げください。」とのフレーズが聞こえてきたので、修祓が執り行われていると思われた。その後玉串奉奠等神事が執り行われたのだろう。
木遣り歌が聞こえ、三本締め、宮司の挨拶等(順番はうる覚え)で 祭典が終了すると
拝殿には、
大注連縄が。 思わずパチリ。 今日の最初で最後の大注連縄のパチリだ。
私と同じ思いの人たちをもパチリ。
拝殿を後にし、参道を戻ろうとすると仮設のテントにはまだ人が集まっていた。
そして私の横を軽トラックが通り過ぎ、拝殿へお尻から突っ込んだ。大注連縄を移動させるのだろう。
と思いながら夫婦岩とともに拝殿をパチリ。
参道をさらに戻っていると先ほどの軽トラックがやってきた。
やはり荷台には大注連縄が乗っていた。
二見興玉神社の鳥居をくぐると、
右手の駐車場には先ほどの先導車が、 去って行った。
先ほど「エンヤ曳き」で喧騒の真っ只中となった表参道は静かなものだった。ほとんど人ははけていなかった。
奉曳車が目に入ったので近づき、前方へ回ると取り付けられていた提灯が綺麗に外されていた。(お勤めご苦労様、だ。)
ここから国道42号線へ抜ける道路の先にも交通規制「通行止」の看板があった。
これで、二見大祭 しめなわ曳の見学は終了となった。
その後、車を駐めておいた二見総合駐車場へ向かったが、途中で満月と灯籠、そして右方向からの光、三種類の光に照らされた菊一文字則宗本店が私にパチリを要求してきたので、身体が自然にパチリ。
以上で、終了。
【 20110714の記録 】
- 二見大祭 しめなわ曳
- 花火打ち上げの瞬間(二見浦)