2011年09月10日(土) 的矢の日和山散策 (車、徒歩)
志摩市立磯部郷土資料館(再訪)にて的矢の日和山の方位石を確認したので、それらが設置されていた場所をこの身体で感じたくて、的矢を目指した。磯部郷土資料館から的矢へ向かう途中で、林道へ入ったり、脇道を歩き回って「山田にある道標(12)」を探しまくったが見つけられなかった。
そんなこんなで時間を浪費しながら、12時過ぎに的矢へとたどり着いた。
的矢についてはまったく初体験なので、伊勢志摩国立公園 横山ビジターセンター の伊勢志摩ウォーキング60にあるコースマップ(24)的矢湾をダウンロードしておいた。(今回はこの一部を回るだけだが。)
駐車場所を探していたら、こんな入江にたどり着いた。思わずパチリ。
来た道を引き返し、先ほどのコースマップに「P」と示されている場所へ戻った。
こちらには「有料駐車場」の看板があるが、管理人はいないし、車は一台も駐車されていなかった。有料の文字が気になり、躊躇したが、他に適当な場所がなかったので、この敷地の隅に駐車し、まずは例の昼食(おにぎり3個)をとった。
昼食後、コースマップに従い、的矢湾養蛎研究所の前を通り、
その先の坂道(いかだ荘の案内板の先)を上った。
坂の途中から的矢湾養蛎研究所をパチリ。
坂の途中で
このマンホール蓋を発見。現在は志摩市。蓋の町章は旧磯部町のもの。2004年10月01日に合併したようなので、それ以前のものだ。
コースマップの地図では、坂の上に小的矢の日和山があるように読めるが、その場所にはいかだ荘があり、日和山へのルートは見当たらない。
その先に墓地があるので、「もしかして」と思い墓地へ向かうとこの案内板に「小的矢の日和山」の文字があった。墓地を通り抜けるとその先にあるようだ。
墓地の進むとそ先には一段高いこの場所が。ここが小的矢の日和山だ。
階段を上る途中でパチリ。
これが小的矢の日和山の頂上。右側に方位石(レプリカ)がある。
これが小的矢の日和山からの眺望。
帰り際に方位石をチラリ。
墓地の中にも案内板があったので、思わず撮影してしまった。パチリ。青峰山 正福寺の山門を建設した大工棟梁・中村九造のお墓だそうだ。確かに墓石の側面には、俗名中村九造とある。
【参考】 青峰山 正福寺
墓地を出て、大的矢を目指そうとした瞬間、この道標に呼ばれた。墓地の敷地の片隅にポツンと立っている。道路から見るとちょうど視線の高さだろうか。これは、資料「磯部の道標と町石地蔵」に掲載されている道標(41)だ。
道標(41)確認し、気をよくした私は快調に、大的矢を目指した。
道なりに進むと左手に
大的矢の日和山の案内板が現れた。(コースマップの地図では直進では無かったが、道路が改良されたのだろうか?)
反対側に階段があったので、早速登った。
天にも届きそうだ。
ここが大的矢の日和山の頂上。方位石(レプリカ)も設置されている。
大的矢の日和山からの眺望はこれだ。(方位石を画面に入れると海はほとんど見えない。)
説明板によると、「申酉」の方向に小的矢の日和山が見えるそうだ。フェンス越しだが、あちら。
方位石を外してパチリ。
これで、小的矢も大的矢も体感できたので後は駐車場へ戻るだけだが、寄り道が大好きな私なので、このままでは終わらない。
先ほどの道路をさらに進むとサンベルラ志摩が見えるので、
その手前を右手に鋭角に戻りながら下る坂へ入った。
坂を下りきると的矢湾だ。
堤防に沿って歩いていると、右手の奥に鳥居が見えたので入って行った。
秋葉神社。
彫刻が印象的だった。これも中村九造の作なのだろうか?(それは定かではない。)
再び、堤防沿いへ戻ると水門が。かなり潮位は下がっていたのだろう。
そして、お地蔵さん。この堤防の切れ目から覗くと、
こちら。パチリ。
さらに進むと右手の奥に立派な石垣が見えた。
急な石段を登ると
境内を過ぎ、さらに上る道があったので、上へ上へ向かうとこれだ。先ほどのお寺がかなり小さく見える。
的矢湾も俯瞰する感じだ。
坂を下ると先ほどのお寺の境内へ戻ってきた。
禅法寺だ。
これは境内の先にある石段で、先ほどこの石段を上り、高台へと出た。
禅法寺を後にして、堤防沿いへ出ると、木の階段があった。
登ると、この風景だ。
風景を堪能したのち、さらに進むと今度は的矢村神社。
石段を登るとその先には境内が広がり、右手の奥に社殿がある。
今日は枯葉を清掃していて、ドラム缶で焼却していたので煙がもうもうと立ちこめていた。私は参拝後煙に追われるように別の階段を下った。この写真ではかなり煙っている。
この後は牡蠣の養殖いかだを眺めながら駐車場へと戻った。
こちらは的矢防潮扉24号。挟まれないように注意の掲示があった。
以上で、的矢の日和山散策は終了。
【 20110910 の記録 】
- 天の岩戸(志摩市磯部町恵利原)
- 志摩市立磯部郷土資料館(再訪)
- 的矢の日和山散策