2012年02月19日(日) 三重県立博物館 移動展示「くらしの道具 いま・むかし」小俣町図書館 (車、徒歩)
現行の三重県立博物館は耐震の問題で休館。そして新しい建物が三重県総合文化センターの向かいに新築中だ。
【参考】 三重県立博物館
三重県立博物館 移動展示「くらしの道具 いま・むかし」が、2012年02月26日まで伊勢市小俣町図書館にて開催されているので訪問した。
小俣町図書館の建物へ入り、右手の階段を上がると
通路の突き当たりに次の案内があり、この左手が
展示会場となっている。
かなり天井が高いホールにテーマ単位で「くらしの道具」が配置されている。
私を引きつけた道具は、まずは「かまど」。
次は、桝。
これは「一斗桝」で、「一升桝」の10倍の容積だ。
そして、桝の上面を平らにするための「すりきり棒」。この棒で気になったのは大の文字の周囲に数字が彫られていること。これらの数字は何を意味しているのだろう?
もう一つは、木工挽き物である伊勢玩具を作るための「ろくろ」。
そしてこちらがさまざまな刃先を持つ工具(ろくろ鉋)類。
最後は「道具から学ぶ先人の技術とデザイン」について、桶作りを例として、修理しながら長く使える道具の良さ、使い手の意識、職人の高い技術力・技能やその伝承について問題提起されていた。
木桶の素材はシンプルでも、桶を作る工程、技術、技能は奥深い物があり、
加工に使用される道具の豊富さには職人のこだわりが感じられる。シンプルさと高い技能が道具の半永久性を確保してくれる。
他にも次のテーマで分類されて多数の生活道具が展示されていた。
1.道具は時代とともに ~プロローグ~
(1)材質を変えた道具
(2)形を変えた道具
2.食事にまつわる道具
(1)台所や食卓の道具
(2)お菓子づくりの道具
3.着物にまつわる道具
4.くらしを支える道具
(1)明るさと暖かさをもたらす道具
(2)「はかる」道具
(3)トイレの道具
(4)おもちゃと楽しみ
(5)これはなに?
5.学校の道具
6.道具に学ぶ先人の技術とデザイン ~エピローグ~
最後に、今回の会場が伊勢市だったためか、次の2種類のポスターが貼られていた。
【参考】 伊勢まるごと博物館 (伊勢市のホームページ)
【参考】 伊勢まちかど博物館
伊勢の町でもまだまだ知らないことが多い。これからもさまざまな場所を訪れさまざま事物や行事を見聞、(五感で)体感したい。