2012年05月27日(日) 伊雑宮、御神田 (車、徒歩)
図録「幕末の異国船騒動」を求めて の帰途、伊雑宮にお参りした後、来月6月24日「伊雑宮御田植祭」が斎行される御神田に立ち寄った。
まずは、古くから皇大神宮(内宮)の遙宮(とおのみや)と称されて尊ばれている伊雑宮へ。
鳥居をくぐり、左手の衛士見張所を過ぎた手水舎にて心身を清めた。
手水舎の前で先ほどくぐった鳥居を振り返ると左手(衛士見張所の向かい)には宿衛屋が建っている。こちらでは神札や御朱印を受けることができる。
そして、手水舎の前から奥へと続く参道を進むと
右手に太陽の日差しが蘇ってきた。こちらは参道の右手に建つ忌火屋殿だ。
板葺きの屋根の縁は20年近い歳月でかなり痛んでいる。
また、忌火屋殿の屋根には、煙を抜くための穴が空けられている。
これは外宮の忌火屋殿と同様の構造だが、最近別の場所でも目にした構造だ。そうだ、奈良で・・・
【参考】
外宮の忌火屋殿
奈良で見かけた越屋根(うだつ)
まあ、煙は高い所へ向かうから構造的には行き着く形なのだろう。
さらに参道を進み、
一度、忌火屋殿を振り返ってパチリ。
視線を戻すと、右手には伊雑宮。
お参りしてから、左手からもパチリ、次の写真の右側の奥には先ほどくぐった鳥居が小さく、小さく見える。つまり、伊雑宮の参道は一直線だ。
その後、宮域を散策して
御池もパチリ、
さらに、宿衛屋の隣に立つ楠(形状からきんちゃく楠と呼ばれているとも聞いた)をパチリ。
この後、伊雑宮の駐車場へ戻ると、その奥には御神田が広がっている。
こちらだ。
中央には、「磯部の御神田」の案内板とその奥に黒木鳥居が建つ。
「磯部の御神田」の案内板には【伊雑宮御田植祭式次第】が記されている。
式日は六月二十四日、祭典は午前八時頃から午後五時頃まで続けられるようだ。朝から夕方まで。今まで一度も拝観したことがないので一度は・・・。今年は日曜日だが、地区の公園清掃があるため拝観できるか?
伊雑宮御田植祭を想像しながら、パチリ、パチリ・・・
以上で伊雑宮を後にすると、おうむ岩へ向かった。
【 20120527 午後の記録 】